今回はスタースクリーム新破壊大帝(海外名:コロネーションスタースクリーム)の紹介です。当ブログでは実はもう何度も4コマ劇場に登場してもらっているのですが(オチに便利なんですよw)、紹介しないままにしておくわけにはいかないでしょう。さてこちらスタジオシリーズの中でも「86シリーズ」と呼ばれるグループに属する商品です。86シリーズとは、映画は映画でもマイケル・ベイの実写シリーズではなく、1986年、初代アニメ絶頂期に公開されたアニメ映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」に題材を求めたシリーズ。もうみんな慣れっこだと思うのですが、もはやムービー商品なのかジェネレーション商品なのかわけのわからない展開になっていますw。そして今回のスタースクリームは、映画の中でもハイライトであるスタースクリームがメガトロンに代わって破壊大帝を(勝手に)襲名する戴冠式のシーンを再現できるファンアイテムとなっており、トランスフォーマー商品展開史の中でもなかなか特異な存在です。さてどんな感じでしょうか。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売日 | 2022年4月 |

パッケージ。なるべくプラの使用を少なくするため、窓を廃したブラインドボックス仕様。前面のイラストは映画のシーンを再現していてなかなか素敵な箱ですね。捨てずらいじゃないか…w。

ロボ。初めて箱から出したとき、「おぉー!スタースクリームだー!」と思わず声が出てしまいました。細かいディテールは当然違うんでしょうが、全体のたたずまいや色の感じがホントに頭の中のアニメ版スタースクリームそのまんま。実はジェットロンたちについては「ヘケヘケ版があるからいいや」と思ってたんですが、なめてました。アニメの印象に近いということがこんなにワクワクさせてくれるとは…。なお、商品自体はアースライズ版スタースクリームの微リデコ。そちらは未所持なので比較はできないのですが、残りのジェットロンも気になってきたぞ…。

アップで。意外と細かいディテールが彫り込まれており、アニメ完全再現よりも玩具としての見栄えを優先するTFらしい選択。変形の都合もあるんでしょうが胴体が少し膨らみすぎですかね。

可動は優秀な方ですが、腰ロールが無いのが唯一の欠点。これも変形の都合で、まあこの変形だと仕込むのは難しいだろうなという感じ。また腰のスカートパーツは、丸ごとパカっと前に開く仕様になっております。

武器であるナルビームを装備して。

なんとなくですがG1のOPっぽいポーズ。頭部はあまり上方向には動きません。

ビークルモード。いつものジェット機ですが、とても美しい仕上がりです。そういえばビークルのコックピットがそのままロボの胸部に収まるのが(ダミーじゃないのが)この型の最も素晴らしいところのひとつでしょうね。ちなみにその変形機構は名作ヘケヘケ版をほぼ踏襲し、アップデートしたもの。今までのTFなら「何か新しい変形を」となっていたんでしょうが、「良いものは良い」という姿勢はユーザーとして安心感もあるし、とても好感が持てます。

戴冠式モードにいっちゃいましょう。王冠、ショルダーパーツ、マントを付けるだけなのですが、大きくシルエットが変わるため印象も全く違いますね。マントは堅めの軟質プラでできており、ヒラヒラさせたりはできません。なお王冠は頭部にカチッとはまるようになっており、ショルダーとマントは5ミリでジョイントする形です。

アップで。TFのしかも一般アイテムでこういう劇中再現のアクセサリが付くのは珍しいですよね。日本的な感じがします。なお普通のナルビームは干渉してしまうため、このショルダーについているナルビームは戴冠式専用のナルビームになっています。わざわざそんなことまでするかw。

可動はマントがある分狭まりますが、特に問題なし。

マントはヒンジで広げることができ、バサッとキメることができます。この後まもなくガルバトロンにやられちゃうんですけどねw。

この商品のメインと言っても過言ではないw、王座です。なんとも言えない80年代のレトロ感がたまりません。裏は空洞になっているので、軽い感じで扱うことができます。

では座っていただきましょう。ホント、一瞬だったよね…w。

王座が似合いそうなキャラを探して引っ張り出してみました。サイズは悪くないですね。関係ないですが久々にさわったらやっぱり色々問題のあるコだこのメガトロン…。

似合いそうな人その2。年代的にも合ってるからいいですね。それにしてもこの椅子は長く遊べそうだぞ…w。

いろいろと言及してきたヘケヘケ版スタースクリームと比較。長いことみんなのスタースクリームを務めてきました。まさに正統アップデートという感じですね。胴体が引き締まっているところとかサイズがデラックスで保管しやすいところとか、優っているところもあります。

ビークルでも。ヘケヘケ版の方がシャープな造形で、今回のはアニメ作画っぽい(良い意味での)野暮ったさがあります。これは甲乙つけがたいですね。
次は4コマ劇場でーす。
「おめでたい男」




THE END

というわけでスタースクリーム新破壊大帝の紹介でした。最初はスルーする予定で、さんざん迷って購入した商品なのですが、はっきり言って買ってよかった。全体の機構は新しいだけのことはあるし、最近顕著になってきた「ファンが喜ぶものを提供する」というサービス精神が伝わってきて好感が持てます。これからもブンドドのオチ要因として長い付き合いになりそうな予感…w。あ、椅子も。
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