TF1月末組からの2体目は、レガシースタンティコンシリーズの第4弾デッドエンドです。合体チームの中の1体ということもありあまり目立たない地味なキャラですが、出来はいかほどでしょうか。早速見ていきましょう。
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
・販売 | 2023年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY DEAD END |
【パッケージ】複雑な断面の独特な形状のボックスに、サイケなイラストが特徴のレガシーパッケージ。こちらの商品は15ステップのデラックスクラスです。なお販売順としてはスタンティコン4体目ですが、リーダーのモーターマスターが「5/5」の扱いなので、「3/5」という表記になっています。
【フロント&リア(ロボ)】いいですよ~これは。合体兵士の手足という地味な存在を体現したかのような絶妙なモブ感と、トランスフォーマーらしいビークルパーツの配置。G1アニメデザインをもとにしているのですごく既視感のある立ち姿となっています。あずき色も渋い。ちなみにG1トイ(TFWikiより)は全然デザインが異なるんですけどね。
【アップ】顔がすごくG1アニメです。バイザー&マスクなんですが全体的に丸みがあって、わざわざゆるい時の作画を再現したかのようなフォルム。ファンのツボをちゃんとわかってる感じw?
【可動】ヒーロー着地。実はちょっと苦しくて、ヒザの位置がやや高め。ドラッグストリップもそうだったので、もしかしたらメナソーの腕に合体する都合なのかもしれません。なお腕部は問題無くグリグリ動きます。
【付属品】ブラスターが2丁付属。レガシースタンティコンでは毎度おなじみですが、レガシー版の独自要素です。
デッドエンドは戦いにどこか虚無感を持っているニヒルなヤツみたいです。どおりでセリフが少ないわけだ(違う?)。武器はエフェクトパーツにももちろん対応。
本当は両手持ちで構えて「ヨーロッパ横断特急」のカッコいい射撃場面を再現したかったんですが無理でした。ところでこの簡素なつま先パーツがいい味を出してると思うんですがいかがでしょうか。
【ビークルモード】G1トイのポルシェ928にかなり近い形状のスポーツカー変形します。特にストライプ模様がちゃんと再現されたのがうれしい。ロボ時も述べましたが、とにかくあずき色が渋い。
ボケてますが、2丁のブラスターを車体後部にとりつけることが可能。G1トイでビークル専用のツインバレルブラスターがついていたものの再現でしょう。
ちなみにこのビークル、フロントのブタ鼻がかわいいですね。
【変形】簡単なカーロボ変形と思いきや、上半身がこんなことになっています。胸アーマーの横幅をこんなふうにかせいでいるんですね。これは面白い。初変形の時には思わず「おおっ!」と声が出ました。
なお「ビークル後部の合いが悪い」という話題がネット上で見られますが、実は頑張れば無改造でもピタッと合わせることができます(個体差もあるかもしれません)。僕もSNSで得た情報なのですが、矢印のあたりをグッと上から押し込みながら左右から合わせてやると隙間が無くはまります。時間が経つとプラの弾性でやっぱり開いちゃうんですけどね。
ユナイトウォリアーズ版と比較。それぞれに良さがあります。頭部デザインはほぼ同じ構成ですが、UWの方はバイザーのギザギザアレンジがカッコいいですね。
ビークルでも。オリジナルビークルの面影を残しているのは圧倒的に今回のレガシー版。UW版は今思うとアニメに合わせてストライプが省略されちゃってたんですね。
「メガトロンにやれと言われればやる。ただそれだけさ…」
ニヒルなデッドエンドを表現してみました。
次は4コマ劇場でーす。
「そう見えて仕方がない」
THE END
トランスフォーマーレガシーからデッドエンドでした。スタンティコン部隊も5人いるので出来の差がどうしても出てくるのですが、デッドエンドは見た目も渋いし変形も面白いしで良い方だと思います。これだけ単独で購入するという方はあまりいないでしょうが、それもアリなくらいには佳作ですよ。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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