トイライズ ジェネシックガオガイガー レビュー

その他フィギュア
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T-SPARK支援企画!タカラトミーが放つ新たな王道完成品トイプロダクトシリーズ、トイライズ。第3弾はタカラトミーのレガシー・勇者シリーズからジェネシックガオガイガーが登場です。記事長くなっちゃいました。

TOYRISE
TAKARATOMY
GENESIC GAO GAI GAR
2025
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はじめに

【パッケージ】トイライズはタカラトミーのおもちゃノウハウを注ぎ込んだ完成品リアルトイプロダクト。過去のアイテムの再現にとらわれず自由な発想で新しい遊び方を提供していくんだとか。普段購入しているアメトイは基本自由すぎる世界なので、このコンセプトは個人的に刺さります。
第3弾アイテムはタカラトミーロボといえば勇者→勇者といえばやっぱりガオガイガーというわけで、「ガオガイガーFINAL 」からジェネシックガオガイガーです。

これまでの3体の中で最もボックスにボリュームがあるガオガイガー。中身はハイエイジトイらしい豪華なブリスター仕様で、各種メカが並んでいます。

さらに小さめのアクセサリがブラスターとは別に袋梱包で封入されています。

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ジェネシックガイガー

【ロボットモード】まずはインナーロボのガイガーから。ガオガイガーのコアとなるロボで、主人公獅子王凱とフュージョンして戦います。ただ、話数8話のOVAである「FINAL」作中ではあまり活躍が描かれませんでした。
さてプロダクトとしては、今回はTFとリブートダイアクロンの中間のような雰囲気。第1弾のエクスカイザーに近いかもしれません。5ミリジョイントが各所にあったり、関節には細かいクリックが使われていたりします。

【アップ】ガイガーの顔は、サイズの制限もあるでしょうが少しイメージより野暮ったいでしょうか。胸のライオンは素晴らしい造形。

【可動】肩まわりはよく動くように工夫はされておりますが、接続位置がやや下寄りでポーズによっては違和感が。脚部は変形の都合もあってヒザが二重関節になっており、非常に優秀です。
ただそれよりも首回転の範囲が非常に狭いのが難点。写真の位置が回転の限界です。

一部欠点はあるものの、総じてアクションは良い方かと思います。

サイズはこのくらい。ボイジャーとデラックスの間でしょうか。もちろんハイエイジトイらしく密度感は高めです。

付属武器は無いのですが、手が5ミリなのでタカラトミーユーザーなら困ることは無いでしょう。

【ジェネシックギャレオン】ライオン型メカに変形。というかこの形態では(ジェネシック)ギャレオンと呼ばれます。勇者シリーズの集大成として王道のモチーフで、背中にくっついた余剰パーツもブースターユニットなどに見えるので問題なし。すらっとしたスタイルもカッコいいです。ガイガーのスタイルがそもそもギャレオンから逆算されたようなバランスなんですよね。

たぶんガオガイガーの立体化時に一番気を使うであろうライオンヘッド。造形もキャンディ塗装も文句なしじゃないでしょうか。

口は開閉が可能。

四肢はよく動きますし、頭部も少しだけですがグリグリ動かせます。

タカトミライオンメカが急激にそろい始めている…!?

【変形】ロボの四肢がそのままライオンの四肢になるオーソドックスなパーツ配置で、TFに慣れていれば簡単。

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ジェネシックマシン

次はガオガイガーのボディを構成する支援メカ、ジェネシックマシンたちを見ていきましょう。ジェネシックガオガイガーのマシンは全部で5体。無印ガオガイガーやガオファイガーのガオーマシンと大きく異なる点は、各マシンが動物モチーフとなっているところです。

【スパイラルガオー・ストレイトガオー】無印で言うところのドリルガオーにあたるメカ。モチーフは世にも珍しいモグラです。地中を掘って進むことができ、それぞれガオガイガーの両脚になります。

左がスパイラルガオー、右がストレイトガオー。違いは目とドリルの形状で、スパイラルは粉砕、ストレイトは貫通が得意なんだとか。またそれぞれ雌、雄という性別もあるようです。

可動は前脚がちょっと動くのと、ドリルが回転できるくらい。

ドリルは5ミリでつながっているので、TFのエフェクトなんかも使えます。ただドリル側が凹になっていて、どちらかというとマイナーなパターンかな?

四肢を収納して、合体モード。

スパイラルガオォォォォォォッ!!

腕を入れて…合体!!

ストレイトガオーも合体して、装着モード完成です。

見た目のとおり可動はかなり窮屈で、ヒジはもちろんうごきません。が、ありあまるケレン味がたまりません!

ストレイトドリルゥゥゥゥッ!!

【ブロウクンガオー・プロテクトガオー】無印だとライナーガオーにあたるサメ・イルカ型メカ。ちゃんと新幹線っぽさも残っているのが芸コマですよね。

この2体は違いがわかりやすいです。左がサメのブロウクンで攻撃型、右がイルカのプロテクトで防御型。

可動はほとんどありませんが、一応オビレを動かすことができます。ちなみにちゃんとサメとイルカでオビレの向きも違っていたりします。

この2体は、そのままの形でガイガーの腕に合体!

両側に付けて、装着モード完成です!

このモードは推進力アップみたいなイメージでいいかな?マシンの後部にある5ミリ穴にTF用エフェクトも付けられました。

ブロウクンガオォォォォォォッ!!

【ガジェットガオー】鳥型支援メカ。無印だとステルスガオーに相当。ガオガイガーのボディ部を構成するため他のマシンに比べ大きくなっています。

鳥モチーフの頭部。

元デザインのステルス機をうまく鳥(黒鳥)に落とし込んでいます。

頭部は多関節構造になっており、ウネウネ動かせます。黒鳥というかワイバーンのような雰囲気も。

急げガイガー!仲間たちを救うために!!

ガジェットガオー合体モード。

ガイガー背中の5ミリジョイント×2で接続します。

装着モード完成!

長距離輸送形態みたいな感じでしょうか。

さらに全てのジェネシックマシンを装着したモードがこちら。理屈上ボリュームだけならガオガイガーと同じ!なのにガオガイガーっぽさは感じない完全別モードなのが上手いデザインですね。

上半身のアクションはさらに窮屈になります。背中のガジェットガオーは外れて落下しやすいので注意しましょう。

そのままだとプロテクトとブロウクンが前から見えないので、ちょっとアレンジ。接続は基本的に5ミリジョイントなので拡張性は高いです。

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合体シークエンス

いくぞォォォッ!!

ファイナルフュージョン!!

ガイガーは下半身を反転。スパイラルガオーとストレイトガオーを合体モードにして…

脚部を合体!!

次はガイガーの腕を後ろに回します。胴体にはちゃんと貫通した穴が。

ブロウクンガオーとプロテクトガオーを合体モードにして…

両腕として合体!アニメのようにちゃんと貫通して中で連結しています。

続けてガジェットガオーも合体モードにしまして…

背中に合体!!

前腕パーツはガジェットガオーからはずして、上腕に差し込みます。この時、連動して拳が中から飛び出すというにくい演出が。

タテガミ延長パーツをライオンヘッドに組み合わせ。ここはアニメとは違いますね(アニメだとヘッドの中から出てくる感じ)。

最後はガイガーのヘルメットをはずして…

ヘルメットを上からセット!!今回のガオガイガーヘッドはフルフェイスになっているので(目のところが空いていない)、わざわざガイガーの頭を残さなくても成立するところなんですが、少しでもアニメのシークエンスに近づけようという心意気を感じます。

ガオッ!!

ガイッ!!!

ガァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!

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ジェネシックガオガイガー

【フロント&リア】無印ガオガイガーをベースに、有機的な意匠を取り入れたジェネシックガオガイガー。ガオガイガーの真の姿であり、再生プログラムソール11遊星主に対抗する破壊神です。
トイライズ版は、その悪魔的な機体をハイエイジトイとボーイズトイの中間くらいの丁度良い塩梅で立体化した感じ。これまで色々なメーカーから発売されてきたガオガイガーが、ついにタカラトミーに戻ってきたという感慨深いアイテムでもあります。

ちなみにサイズ的な話をすると、もちろんボリューム感は全く異なりますが、TFのボイジャークラスくらいのスケール。細かいディテールを表現するには小さいですが、大人が手にとって遊びやすいサイズです。

【アップ】というわけで頭部は再現しきれていない部分があるものの、色分けも頑張ってますし、トゲトゲのこまかさもギリギリ繊細にならないくらいに収まっています。前回のバーンブレイバーンより気を使わないで遊べる感じ。

髪の毛?はクリアパーツによる表現。後ろから光らせると綺麗です。

【可動】さすがに制限は強まり、特に脚部の自由度は低め。また頭部の左右回転範囲の狭さもガイガー譲りです。

指は人差し指とその他3本がそれぞれ二重関節。指差しなんかもできちゃいます。

シッポもかなりフレキシブルにうごきますよ。

基本的な技を見ていきましょう。まずはやっぱり…

ブロウクンマグナムゥッ!!手首パーツがはずれます。接続は5ミリ。

スパイラルドリルッ!!ニーキックですね。左膝だとストレイトドリル。

プロテクトシェードォォォ!!外付けのエフェクトパーツを付けて再現します。

ガジェットガオーの羽を広げればガジェットフェザー展開。技というか機動性アップのギミックです。目のような禍々しい模様の造形も素晴らしい!

ボリューム超アップな上に悪魔的なシルエットも強調され、めちゃくちゃカッコよくて大満足!

続いてガジェットツールのウィルナイフ。本来だとガジェットガオーの頭や首がバラバラになって装着されるツールですが、まともにやろうとするとサイズが違いすぎるのでオミット。アクセサリ扱いで、カバーの中で手に持たせています。

空間をも引き裂く力があるらしいです。

そしてこちらはボルティングドライバー!ディバイディングドライバーのジェネシック版で、先端のボルトを交換できます。左はプロテクトボルト、右はブロウクンボルト。

そして劇中で使ったジェネシックボルト!ちょっとした違いでファン向けのギミックですね。

ボォォォルティング!!ドライバァァァァァァァァッ!!

そして最後はこれだ!!ヘルアンドヘブン用ハンドパーツをセット!!

ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォー!!

ウィータァァァァッ!!

光になれェェェェェェェェェェェェェェェェィッ!!!!
…ちなみに今回は黒ですが、限定品では劇中シーンをイメージしたカラーのハンドパーツが付くようですね。

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まとめ

Gガオガイガーvsコンボイ!!

ストレイトドリル!!ゼロ距離ブロウクンマグナム!!

ボルティングドライバー!!

光になれェェェェ!!

「なんでピンピンしてるのォッ!?」(ヒント:勇気10)

ちなみに今回のガオガイガーは5ミリジョイントが多用されているため、無理矢理ですがこんなこともできちゃいます。

危ないからやめなさーい!!

トイライズジェネシックガオガイガーでした。ハイエイジトイらしさもありながらそれほど神経を使わずに遊べる丁度良い塩梅の大人向けロボットフィギュア。オモチャとしての楽しさを大事にするタカラトミーイズムを感じました。タカラトミーによるガオガイガーリベンジというバリューもあって、これは傑作ですよ。メーカーも手応えがあったのか、この後ガオファイガーも控えておりますのでそろえるのも楽しみ。というわけで皆様からのご感想やレビューなんかもお待ちしておりまーす。

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