マスターズオブユニバース・オリジンズのディープな世界。今回は悪の軍団からマーマンを紹介します。名前と見た目のとおり、水中での戦いを得意とする半魚人キャラで、スケルターの主要な部下の1人です。で、今回のマーマンはWAVE5収録のLOP版。LOPとは何ぞや?そこにはマーマンが辿ってきた複雑な変遷が隠されています。
MASTERS OF THE UNIVERSE ORIGINS- MATTEL
米マテル社が2020年から展開している、かつての大ヒットフィギュア・マスターズオブユニバース(MOTU)の本格リブートシリーズ。初代オリジナルフィギュアのデザインをほぼ忠実に再現した上で可動箇所を現在の標準的な仕様に変更。キャラクターのバージョン違いなども取り入れた正統アップデートラインと言える。
・販売日 | 2021年 |
パッケージ。オリジナルトイに沿ったレトロ仕様。裏面はイメージイラストによるキャラ紹介・遊び方・ラインナップが載っています。紹介は「ラカシュ海の主マーマンは、スケルターの命令でモンスターオブディープを使役する!」という感じ。
ちなみにパッケージ前面にあるLOPのロゴですが、これは”Lords of power”の略で、MOTUの企画段階で使われていた古い名称。マーマンというキャラクターは当初この姿でデザインされましたが、フィギュア化にあたって変更されました。しかし、なぜかパッケージなどのビジュアル資料では旧デザインがそのまま使われていたので、当時の子供たちは「ん?なんか絵とおもちゃが違うぞ?」という状態で遊んでいたのです。ちなみにアニメ化にあたってはさらにどちらとも微妙に異なるデザインになっています。まあこの頃だとよくある話ですよね。
というわけで、このLOP版はパッケージなどのビジュアルで使用されていた旧デザインを立体化したフィギュアということになるのです。
フロント&リア。全体的に青緑と2色の黄色が使われたなかなか派手で素敵な色合い。特にアーマーに使われている山吹がかった黄色が高級感があって好きです。ちなみにマーマンはこれまで何度かリメイクされましたが、その際はこのLOP版頭部が選ばれることの方が多く、ファンには馴染みのある姿です。
顔やボディアーマーには亀の甲のようなディテールがあり、なかなか凝ったデザイン。くりくりおメメがなんとも愛嬌があり、今でも通用するモダンなキャラクターだと思います。
手にはフィンが。頭部とアーマー以外は流用が多いシリーズですが、これは珍しく専用パーツかな?
下半身もディテールが多めで凝っています。ブーツも専用っぽいですね。
可動はいつも通り。もう少し深い可動がほしいところ。
付属の剣。オリジナルトイから続くおなじみの武器です。なにやらウロコのような甲羅のような模様が特徴で、その色も相まって「コーンみたい」に見えることでも有名w
「お腹が空いたら食べれるんだ★」
パッケージ裏にも載っている「モンスターオブディープ(またはデプス)」。ヒーマンをピンチに陥れた強敵ですが…なんかちょうどそれっぽいのがいましたよw
ご褒美はこれでw
というわけでオリジンズ・マーマン(LOP)の紹介でした。メディアによって姿が違うといういかにもこの頃のキャラクター産業あるあるなヤツですが、今になってみるとそれも含めて楽しめるからいいですよね。愛嬌のあるクリクリフェイスも魅力のマーマン。通常版もそのうち手に入れて紹介したいと思います。
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