トランスフォーマースタジオシリーズ SS-10ロックダウン & SS-13シャドウレイダー レビュー

過去良品を振り返るシリーズ。今回もスタジオシリーズ初期アイテムからロックダウンとそのリデコシャドウレイダーです。早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS STUDIO SERIES

TAKARATOMY / HASBRO

LOCKDOWN SHADOW RAIDER

2018

SS-10 ロックダウン(LOCKDOWN)(2018)

【ロボットモード】実写映画4作目「ロストエイジ」の実質上の敵ボスで宇宙を駆けるバウンティハンター。オートボットにもディセプティコンにも組せず、手に入れたお宝を船の中にコレクションしていました。人間の反TF組織「KSI」と取引をしており、一度はオプティマスを圧倒して捕獲。なかなかの強キャラぶりでしたが最後はそのオプティマスの残虐アタックwで散りました。
映画公開時の商品は会心の作とは言えないものだったので、開発側も心残りがあったんでしょうか。スタジオシリーズ1年目に早速リメイクの白羽の矢が立ちました。

【アップ】車の意匠がほとんど残らないヒューマノイド体型というもともとかなり無理のあるデザインなロックダウン。SS版も全体のスタイルや背負いものにしわ寄せが見られ、完璧とは言えません。ただ頭部や各所のディテールはさすがで、類人猿のような顔が映画そのままに再現されており、劇的に進化しております。

SS-13 シャドウレイダー(SHADOW RAIDER)(2018)

【ロボットモード】ロックダウンの船内にいた人間型兵士をイメージしたアイテム。上記SSロックダウンの頭部リデコによる商品化で、劇中そのままではありません。オレンジのビークルも映画未登場。ちなみにモバイルゲームでは様々な体型のシャドウレイダーが出てきたようです。

【アップ】ヘルメットというかバイザーというか、とにかくモブ顔。ロックダウンもマスクオンするとこれに近い見た目になります。クリアパーツが使われていて質感は良好です。

詳細レビュー

２体を並べて。造形的な違いは頭部のみ。プロポーションは今見るとあと一歩という感じですね。

【可動】特別良いというわけではありません。また腕など中途半端に大きく残ったビークルパーツが悪目立ちします。もともとのデザインに無理があるんですけどね。

【付属品】ロックダウンにはまずこのカギヅメが付属。手に被せて、腕が変形したように見せます。

ツメ部分は1カ所動かすことが可能。

もうひとつの付属品は剣。

「オートボットもディセプティコンもガキみたいなもんだ！！」

剣は手に持たせる以外に腕に接続することもできます。

シャドウレイダーにはロックダウンの武器は付かず、かわりにブラスターが付属。やはり腕に被せて左手が変形したようにします。

脱走者を始末しろ！！

もちろんロックダウンにブラスターを付けることも可能。バウンティハンターなのでもっとたくさんいろんな武器を付けてほしかったですね。

【ビークル】ランボルギーニ・アヴェンタドールに変形。超高級車！ライセンス有りでそのボディラインの美しさはさすが。ロボモードなスタイルがあと一歩なのはこのビークル優先だからと言われても違和感はありません。

この素晴らしい顔！パーツ配置的に分割線も少なめで、ガワは全体的にクリアパーツの上から塗装という仕様。ランボルギーニの勇姿をじっくりと堪能できます。

ロックダウンのガンメタはもちろん、シャドウレイダーのオレンジも良いんですよね。正直ロボモードだとオレンジが浮いてるんですが、このビークルのためだと思うと許せちゃいますw

武器類は側面に接続。

【変形】変形は単純そのもの。コストの関係かランボルギーニとの契約の関係かそれともたまたまか、とにかくビークルの分割が少なくなるように設計されています。

ロックダウン型の変形で必ず話題になる説明書に載っていない3つの変形。まずはカカト。後ろに大きく引き出すことができます。

２つ目は胸パーツ。後から押してやると前に飛び出て、胸板が厚くなります。

最後は上腕パーツ。後ろに押し込んでやるとパチンとスライドします。これは変形の時だけ使って(パーツ回転の干渉が無くなる)元に戻す説と、ロボの時はスライドさせておく説があります。まあ見栄えはどっちもどっちという感じです。

シャドウレイダーの頭部をロックダウンに無理矢理付け替え。マスクオン状態を擬似再現できる…かと思いましたが色が合ってないですね。最近の商品展開だとこういう隠れた遊び方も想定したものになってたりしそうですが、この頃はまだそんなことないか。

ロックダウン初登場の浮上シーン。

強キャラがやってきた…！！みたいなシーン。ロックダウンといえばあと顔面キャノン砲が印象的ですが、SS版には残念ながら無し。

映画公開時に特典配布されたスチールジョーと。

オプティマスプライム追撃戦！

「グォォォォォッ！！」

なんやかんやあってオプティマスもパワーアップしたぞ！

誇り高き戦いだ！！

オプティマスと比較。どうしてもロックダウンは小さくなってしまうので、ボスとしては物足りなさもありますね。

最後はチームロックダウン集結！！

SSロックダウン&シャドウレイダーでした。映画公開当時品より格段に進歩したまさにスタジオシリーズならではのアイテム。ただ、スタイルやプレイバリューにあと1歩なところが見られ、惜しいと言えば惜しいんですよね。特に顔面キャノンが無いのは心残りなので、それを追加したver.2か、アクセサリセットみたいなの出ないかなー。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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