さて今回はトランスフォーマースタジオシリーズからホットロッドです。映画バースのタイムラインでは今のところ一番最後となる最後の騎士王に登場したオートボット。由緒ある「ホットロッド」の名前を継いでいるだけあってなかなか良い役どころで、時間を遅らせるタイムガンの活躍は印象的でした。にもかかわらず、最後の騎士王当時品はなぜか以前の商品(ロストエイジのロックダウン)のリデコでお茶を濁された感じで終わってしまっており、SSでのリメイクはまさに待望。というわけで今回はそんなSSホットロッドとあわせて騎士王版も紹介していこうと思います。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売 | 2023年/2017年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES / THE LAST NIGHT HOT ROD |
スタジオシリーズ SS-96 ホットロッド
【パッケージ】映画5作目「最後の騎士王(The Last Night)」に登場した新キャラホットロッド。スタジオシリーズでもいよいよ本格的に4作目5作目のリメイクが始まったようでワクワクします。
【ロボットモード】これはもう渾身の出来と言わざるを得ません。シンプルな細身のシルエット!まさに劇中そのままのホットロッドが手の中に。TLK当時品はどういう事情かわかりませんが不完全燃焼なアイテムだったので、今度こそはという開発陣の気合が伝わってくるようなアイテムです。
【アップ】あーそうそう、ホットロッドってこんな顔だよねという記憶が蘇ってくるような愛嬌のある頭部。バンブルビーと旧友だったという設定だとか、フランス語なまりでしゃべるというコミカルな描写だとか、「次の人気キャラを作ろう」という意図が見え隠れするようなあざとさがいいんですよね。
【可動】ヒーロー着地。あまりでっぱり等の無いシンプルなシルエットなので、可動はバッチリ。首も若干上を向くことができて抜かりなし!
適当にアクション。ちょっと待って…何をやらせてもカッコいいぞコイツは…w。足を深く曲げるときはコツがあって、タイヤパーツが干渉するのを外側に逃がしてやる感じでやってみてください。
【付属品】銃がひとつ付属。劇中で大活躍したタイムガンです。撃つと球状の時空フィールド?が発生し、その中だけ時間の流れがゆっくりになるというものでした。時空系はチート武器になりがちですが、追手から逃げるときや落下するケイドたちを助けるときなど攻撃以外の使途が多かったですね。
TLK当時品は武器が付属しなかったので、付くのは当たり前なのにうれしい限り。ところで撃つときの原語のセリフ「I stop the time!!」がなんかカワイイんですよね。
シージ等の武器エフェクトに対応。
【ビークル】ランボルギーニ・チェンテナリオに変形。創設者生誕100周年を記念して40台だけ作られた超高級車らしいですね。もちろんライセンス有。ちょっと分割線が目立ちますが平べったいフォルムは最高にカッコいいです。
武器はビークル後部のウィングに取り付け可能。でもこんな分割線でもOKだなんてランボルギーニは太っ腹ですね。
ちょっとカッコよすぎるので反対側からももう一枚w。ダークなボディにオレンジラインちょい足しがたまりません。
【変形】変形がまたすごい。デラックスクラスってこんなにコスト余裕あったっけ?というくらい細かい変形をします。初めて触ったときは「うわーこれはチマチマしてて久々にめんどくさいヤツだなぁ」と思ったのですが、パーツ配置自体はシンプルなためか覚えやすく、なんかクセになる。「手ごたえがある変形」と言えば良いでしょうか。ただ、ビークルにするときのガワ合わせは最後の各所の調整が面倒かもしれません。
ところで背中の「羽」は下げておくのがデフォなのかな?こんな風に上げてやると色も相まってスズメバチっぽく見えます。バンブルビーのマルハナバチに対応する隠れモチーフだったりしますかね。
「I stop the time!!」
騎士王の場面を再現してみました。
イギリス編のカーロボチーム。記念撮影するんだけど…
目立ちたがり屋たちのセンター争いでこうなるw
ビークルでも。どれもいい車。
スタジオシリーズホットロッドでした。これは控えめに言って傑作と呼んでいいアイテムだと思います。ロボ・ビークルともに劇中再現度が高く、適度な手ごたえのある変形難度でアクションも完璧とくれば非の打ちどころがありません。早めの入手をオススメしますよー。
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最後の騎士王 TLK-20 ホットロッド
【ロボットモード】最後の騎士王当時のホットロッドはロストエイジロックダウン(TFWikiより)のリデコ。同じランボルギーニゆえのチョイスかと思われますが、もともとあまり評判の良くない型だったんですよね。しかも米国では店舗限定だったり武器が付属していなかったりととにかく商品化に関しては不遇さの目立つキャラでした。
そんなTLKホットロッドですが、やはりSSを見た後だと別人感がありますね。ただそんな逆境の中でも意外と多くの意匠をちゃんと拾って似せようとしていることがわかって面白いです。
【アップ】当時は特に感じませんでしたが、頭部も違いますね。赤い顔に青の隈取がどことなく京劇を思わせる雰囲気。あとボディの隙間からのぞくメカパーツが細かい仕事してます。
【可動】ヒーロー着地。この写真ではそんなに違和感が無いかもしれませんが、アクションは苦手です。ヒザは90度くらい・ヒジは45度くらいしか曲がりません。ところがクロスヘアーズの旧アイテムもそうだったのですが、大きな肩パーツや腕のタイヤなどが目立って動きの堅さを隠してくれるんですよね。
適当にアクション。上半身のゴツさが目立ちます。
付属品はありません。SS版のタイムガンを拝借して、ようやく完全版になれた!
上半身のゴツさに対して下半身の貧弱さが目立ちます。
【ビークルモード】SS版と同じくランボルギーニチェンテナリオに変形。ビークルモードはSSに負けず劣らずの完成度で、SS版よりも黒い成形色と簡単変形による分割線の少ないボディによりこちらの方が優っているとも言えます。
フロントビューもカッコいいですよ。薄さがいい感じです。
【変形】なんかすごい絵面になってますが、変形はこんな感じ。リデコ元であるロックダウンからは大幅にパーツ更新されているのですが、概ね同じで簡単かつ大胆な変形です。ロストエイジ~TLKのころは複雑・繊細になりすぎた実写TFの変形を簡単にしていこうという流れがあり、それに乗った形だと思われます。
TLKホットロッドでした。ほぼ完璧なSS版が出た後ではありますが、それまでは唯一のホットロッドメインライン商品でしたので愛着があります。不遇な点がいくつかあるのですが決して悪いアイテムではありませんよ。ビークルの美しさは際立っておりますので気になる方は是非触ってみてください。
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まとめ&おまけ
武器を他商品からお借りして、ダブルホットロッド!
ビークル比較。色はそれぞれ好みだと思いますが、SS版はやはり分割線が目立ちますね。写真はガタついちゃってるしw。変形を堪能するアイテムという感じ。
4コマ劇場
「時間を止めろ!」
THE END
スタジオシリーズと騎士王のホットロッドでした。これで本当にデラックスクラスかという驚きしかない会心の出来となったSSホットロッド。これからさらに人気キャラに…というところで実写本編は打ち止めとなってしましましたが、この先別の時間軸に出ないとも限りません。また活躍を見てみたいですよね。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしております。したっけねー。
みんなのアメトイレビュー
なんか上にクロスヘアーズって書いてありました
修正しました
ご指摘ありがとうございました