トランスフォーマービースト覚醒 BV-02ボイジャークラスオプティマスプライマル レビュー

ビーストウォーズの始まりだ！映画『ビースト覚醒』アイテムもいよいよ佳境に入ってきました。6月末発売組はプライムとプライマルの両司令官という超豪華ラインナップ！今回は前回のプライムに続き、オプティマスプライマルを紹介します。もちろん当方まだ映画の内容は全く知りませんのでネタバレはありませんよ。ご安心くださいw

TRANSFORMERS RISE OF THE BEASTS – HASBRO
　トランスフォーマー実写映画『ビースト覚醒』のトイライン。映画公開に合わせて2023年から展開。本格的なフィギュアはスタジオシリーズがあるため、全体的に低年齢層を意識した設計となっている。スタンダードなコアフィギュア、ビーストが武器やアーマーに変形し連動遊びができるビーストアライアンスなどサブライン多数。

・販売	2023年
・英名	TRANSFORMERS RISE OF THE BEASTS CORE OPTIMUS PRIMAL

【パッケージ】ユーザー間では「メインライン」と呼ばれているシリーズ。先月まではデラックスクラス相当のアイテムがリリースされておりましたが、今月はボイジャークラス相当が登場です。スタンダードな変形と可動を楽しむメインとなるフィギュアラインで、海外では「コアフィギュア」と呼ばれているようです。
オプティマスプライマルは和名コンボイ。正義のマクシマル（和名：サイバトロン）の部隊リーダーで、プレダコン（和名：デストロン）を追ってタイムワープし、太古の地球に降り立って戦いを繰り広げました。当然、正義感にあふれた真面目な性格です。その性格が行き過ぎて、最後の『リターンズ』ではスピリチュアルな方向へ向かってしまうのですが…。

【ロボットモード】ほー！これが実写版オプティマスプライマルかぁ。予告にチラチラ写るのは見ていますが、こうしてじっくり眺めるのは初めてです。アニメ版を元に大きく逸脱するようなことはせず、ほどよいリアル感でまとまっていますね。「トランスフォーマー」の社会的認知度が上がった今だからこそできるデザインだと思います。

【アップ】頭部もわりとストレートなオプティマス顔ですね。マスクオンになっているのがアニメ版と異なるところですが、劇中では果たしてどうなるでしょうか。なおこのメインラインフィギュアはどちらかというとキッズ向けを意識したラインで、全体的なモールドはユルめになっています。

【可動】マッシブな体形に関わらずしっかり動いてくれます。前回紹介したオプティマスプライムがあまりにも優秀な可動だったのでそれには劣るのですが、十分トップレベルの可動域を誇っていますよ。なおプライマルの場合は腕が長めなので、ポーズをとると迫力が出ますね。

ちょっと苦しいのですがドラミングのポーズもなんとか。ゴリラはこれができないとね。

ゴリラというモチーフは、アメリカ人にとってはパワフルでありながら森の賢者というイメージが強いようで、オプティマスプライムに代わる司令官としてはピッタリな動物だったようですね。とうわけでこちらは格闘スタイル！

【付属品】2本の剣が付属。アニメ版に近いおなじみの曲刀です。

「セヤァァァ！！」

二刀流による怒涛のラッシュ攻撃だ！！

2本をひとつの手に持って、両剣っぽくできます。説明書にも有り。

初代ビーストウォーズのプライマル玩具は付属品も豊富でした。剣以外だと肩のビーム砲が印象深い装備でしたが、今回付属しているのはこの剣だけです。

背中に剣用のジョイントがあり、マウントしておくこともできます。

チャキーン！！

【ビーストモード】とりあえず素立ちゴリラ。プロポーションはロボ時とほぼ変わりません。ちょっとゴリラとしては苦しい体型かな？

【アップ】ゴリラでもアップ。メカゴリラ顔なんでしょうが、造形がユルめなのでちょっとわかりずらいです。目は塗装。

ドラミング。この姿だとよりしっくりきます。

さらに下半身をちょこちょこっと動かして、4足歩行モードに。こうすると全体の雰囲気がグッとゴリラに近づきますね。どうやらこちらのモードを優先した作りになっているようです。

ロボ時の脚部が、きれいにゴリラのヒップラインに沿って収まっているのがわかります。この商品の変形のみどころのひとつ。

ゴリラパーンチ！

基本的なパーツの位置はロボ時と同じなので、武器は背中にマウントしておくことが可能。

【変形】腕部はそのまま、下半身は伝統の180度回転を踏襲。頭部もご覧のように回転で入れ替える方式です。面白いのが胸部の変形。2枚重なった胸部パーツを、ひとつは手前に倒し、もうひとつは左右に割るという謎の作業があり、最初は何でこんなことするんだ？と思ったのですが、なんとロボとビーストで胸部パーツの重ね方を逆にするためなんです。例えばロボ→ビースト時は手前に倒したロボ胸を先に奥にしまって、左右に割ったビースト胸を上にかぶせることで胸部デザインを変更してるんですね。単純ながらも効果的で、動かすのも楽しいとても良い変形ギミックです。

いろいろ比較のコーナー。まずはキングダム版オプティマスプライマルと。アニメの姿に比較的忠実なキングダム版。実写版は似ているようで似ていない絶妙なアレンジであることがわかります。

覚醒チェンジ版と。短い間でしたが暫定司令官を務めていただきました。

「留守の間の宣伝活動ご苦労であった！」
「へい！」

覚醒チェンジ版の武器を拝借。大きくパーツを展開してできあがる武器なので、ボイジャークラスが持っても大きめ。

こちらはなんとなく3.75インチフィギュアと。

同じシリーズのオプティマスプライムと。プライマルの方が若干ボリュームがあるでしょうか。手に持った時のパーツの密度感はプライムの方が上です。

「ウッホー！！」自動車という文明に触れ興奮しているゴリラ。

夢のダブル司令官の誕生である！

ビースト覚醒大胆予想劇場。オプティマスプライムの前に突如現れた謎のゴリラ。
「プライムよ、地球に危機が迫っているぞ！」

ギゴガゴ…
「さあ、共にユニクロンと戦おうでは…」

「このゴリラめ！私の真似をするんじゃなーい！！」

「私の話を聞きなさーい！！」

チー「…あれ、おたくの司令官？」
ビー「☆◎×■…」

最後にメインラインのビースト戦士たちを並べて、ビースト覚醒よりボイジャークラスオプティマスプライマルでした。プライムほどの作りこみは無いやや大味なアイテムですが、動かしやすさや変形の楽しさはメインラインならではの触り心地。ビースト覚醒祭りの中心キャラということで是非手に取ってみてください。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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