映画『ビースト覚醒』の公開が迫り、いよいよトイラインも盛り上がりを見せているさなか、スタジオシリーズのビースト覚醒版バンブルビーがリリースされました。映画公開が当初の予定より1年遅れたことで、映画のトイラインとスタジオシリーズが同時展開するという特殊な状況になっているビースト覚醒アイテム。どっちがどっちか混乱してきますが、早速見ていきましょう。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売 | 2023年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES BUMBLEBEE |
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【パッケージ】四六時中TFを追っているようなファンでなければもはや区別がつくのかどうか怪しいバンブルビーのバリエーション。今回は映画最新作『ビースト覚醒』(以下ROTB)に登場するバンブルビーがスタジオシリーズ化です。なお、ROTB版バンブルビーは4月に「デラックスクラスバンブルビー」がリリースされており、そこからわずか2か月後にスタジオシリーズが販売されたことになります。
実はこれは、映画公開が2022年から2023年に延期されたため。メインのデラックスクラスは映画に合わせて2022にリリースされる予定だったのが、やはり今年に延期されたようなのです。劇中デザインを緩めに再現しているキッズ向けデラックスクラスに対し、スタジオシリーズはじっくり時間をかけて再現度を上げたより高年齢層向けのアイテムという違いがあり、比べてみると面白いです。
【デラックスクラスバンブルビーのレビューはこちら】
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【ロボットモード】ずっと追いかけている方ならわかると思うのですが、同じように見えるバンブルビーのデザインは『バンブルビー』(以下TF6)から実はガラッと変化しております。頭部は猿顔がやや緩んでヘルメットが丸っこくなったり、足はスニーカーのようなデザインになったりして、全体的にかわいくスポーティーな雰囲気になったんですよね。今回はそんなTF6版ビーを踏襲しつつ、ビークル成分はTF1と同じ70sカマロというハイブリッドなロボットモードになっております。
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【アップ】丸い目がかなり大きく造形されていたり、TF6からの特徴である頭のツノ?もしっかり再現されていたりして、最新ビーの「可愛さ」がよく出ています。色は若干足りない感じがありますが、技術のある方は塗ってみればだいぶ変わるのではないでしょうか。
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【可動】アクションは十分及第点。接地用の足首可動もバッチリ。どちらかというと大人なファン向けのスタジオシリーズなので抜かりはありません。また後述しますがスタジオシリーズにしては簡素な作りになっているため、動かす時のストレスも少なめ。
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【付属品】付属品は2つ。まずはこちらイツモノブレード。腕が変形してチャキン!と出てきた風に取り付けます。
…で、誰もが「え?」と驚く塗装無しの成形色。もちろんコストカットのためなのはわかりますが、今までこんなのあったかな?最初エラー品かと思いましたよ。本体の塗装も少なめだし、この辺はかなりコストがキツくなっているのを感じます。
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ブレードアクション!ところでこのビーの成形色はかなり明るめの黄色が使われているんですが、ちょっと安っぽくなっちやってるかな。
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2つ目の付属品は、こちらも毎度おなじみスティンガーブラスター。手が変形したようにかぶせて使います。ややユルめなモールド。
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ブラスターはファイヤーエフェクトには未対応。
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武器はウィングの背面に取り付けておくことができます。
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両手に武器を装備して。スタジオシリーズ特有の背景台紙は予告編で大バトルが行われているフィールドかな?
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【ビークル】オフロード仕様の70sカマロに変形。GM社のライセンス有りです。時代設定的にTF1につながるため(ただし物語がつながるのかどうかは不明)、TF1で鮮烈デビューを果たしたカマロバンブルビーと同じモチーフなんですね。そして今回はTF1との差別化を図るためなのか車高が高かったりロールバーが追加されていたりして、ぱっと見で違いがわかるとても良いデザインだと思います。
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カマロのいかにもマッスル!な顔がいいですね。ロールバー追加でさらにイカつくなっております。
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ブラスターは車両後方に取り付け可能。
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ブレードは車体底面に。黄色すぎて完全に同化してるw
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【変形】スタジオシリーズのバンブルビーは、毎回小さめの体に複雑な変形機構が組み込まれていてどちらかというと「めんどくさい」というイメージがありました(僕だけかかもしれませんが)。これは人気キャラであるバンブルビーだけに設計陣も気合が入っているためだと思われるのですが、今回は肩の力がいい具合に抜けたような、程良い難易度にまとまっています。上半身はご覧のとおり素直なパーツ配置になっていますし、複雑になりがちだった下半身も少ないステップで綺麗に収納。一部パーツの噛み合いが硬すぎるところもあるんですが(これはサイズが小さくなりがちなスタジオシリーズ全体の特徴)、総合的にはとても好印象でした。
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ビークルをSS-01バンブルビーと比較。SS-103まで来て同じモチーフという感慨深い状況。
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こちらは4月発売のデラックスクラスバンブルビーと。豪快なはみ出しもあるデラックスクラスですが、ビークルの迫力はなかなかのものがあるんですよね。
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毎度のことですが、ROTBだけでこんなにバンブルビーが…。これでもクルッとチェンジがいないんですよw
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ロボットモードのデザインが大きく変わったTF6のSS-48オフロードバンブルビーと。SS-48の方が成形色に高級感がありますね。
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先ほども比べたデラックスクラスバンブルビーとロボットモードで。キッズ向けで作りに妥協点も見られるデラックスクラスですが、こうして比べると悪くないんですよね。ROTBは贅沢な商品展開ですわ。
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デラックスクラスから武器を拝借。このナイフ新しくて好き。
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覚醒ウェポンのチーターを装備。ラインが違っても、いくらでも組み合わせて遊べるのがTFの真骨頂!
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スタジオシリーズバンブルビー(ROTB)でした。本当は映画公開から間を開けて満を辞してリリースという流れだったんでしょうが、他のラインと重複しながらの登場となりました。これまでのSSバンブルビーには無い思い切った簡素化で(しかも一定のクオリティは維持)、これからのスタジオシリーズを予感させるようなアイテムです。「ノーモアバンブルビー」な方も、これは触ってみる価値あり!というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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