マスターズオブユニバース・オリジンズキングヒスレビュー

MOTUオリジンズ

2023.08.112023.08.07

マスターズオブユニバース・オリジンズ:ヒーマンのディープな世界。今回は2023年デラックスフィギュアのキングヒスを紹介します。ヒーマンの前に立ちはだかる第3の軍団「スネークマン」のボス。早速見ていくことにしましょう。

MASTERS OF THE UNIVERSE ORIGINS- MATTEL
　米マテル社が2020年から展開している、かつての大ヒットフィギュア・マスターズオブユニバース(MOTU)の本格リブートシリーズ。初代オリジナルフィギュアのデザインをほぼ忠実に再現した上で可動箇所を現在の標準的な仕様に変更。キャラクターのバージョン違いなども取り入れた正統アップデートラインと言える。

・販売	2023年
・英名	MASTERS OF THE UNIVERSE ORIGINS KING HISS

【パッケージ】MOTUオリジンズの展開の中で、付属品多めで大きいパッケージなのがデラックスフィギュア。そのカテゴリでのリリースとなったキングヒスは、スケルター、ホルダック(エビルホード軍)に続く3人目の大ボスキャラで、スネークマンというヘビモチーフ軍団を率います。
ビンテージトイが発売された1986年はすでにテレビアニメは終了していたためメディアでの活躍は限られていました。そのかわり2002年のリメイクアニメでは大々的にフィーチャーされ大暴れ。スケルターとは対ヒーマンという目的でビジネスライクな共闘関係でした。

【フロント＆リア】スネークマンの王ということで緑を基調にウロコのようなボディパターン。結構シンプルなシルエットになっているのが逆に強そうです。

【アップ】マスクの下からのぞかせる目は、まさにヘビのような不気味さ。不適な笑みをたたえた口元も怖いです。スケルターもホルダックもどちらもモンスター顔だったので、ヒューマノイドベースのヒスは対照的です。

【可動】可動はシリーズ標準で、下半身がいまいち。

【付属品】ヘビをあしらった杖が付属。なかなか凝った造形で、写真のとおり隙間をうまく使って手に持たせます。
ヒスは古の魔法の使い手で、かつてエターニアを脅かしましたが、古代のヒーローたちの手で封印されました。

暗黒の炎をくらえぃッ！！

赤いシールドも付属。やはりヘビのレリーフが特徴です。杖もシールドもビンテージトイからのお馴染みのアクセサリとなっております。

ギミック紹介の前に、今回はバトルシーンから始めましょう。ヒーマン(200x)とキングヒスの戦い！！

「いくぞォォォッ！！」

スパァァァァン！！

ボトボトっ！！なぜか両腕も胴体から落下。
「な、何だ…！？」

と、いうわけで頭部と両腕をはずし、胴体に着込んでいるアーマーも脱がせていきます。アーマーは軟質パーツ。

アーマーの下はいつものマッチョボディではなく、何やら黄色いウネウネボディが出てきました。

こちらは付属のヘビパーツ。これが実は頭部と腕パーツになっていて、これを取り付けると…

はい！キングヒス恐怖の正体があらわになりました！敵幹部に真の姿があるって仮面ライダーみたいな展開ですね。ちなみに頭と腕がヘビになっているヘビ怪人のように見えますが、実際はそれぞれ独立した長い3本のヘビが飛び出ているヒドラのような怪物です。

体をよーく見ると、首のところと脇の下にも小さなヘビの頭が。先ほど3本頭のヘビの怪物と述べましたが、実際は6本頭ということになります(ちなみにアニメでは5本)。

頭部のアップ。造形はなかなか良し。特に可動箇所はありません。ちなみにビンテージトイだと頭もカバーになっていて、アーマーと一緒にはがすと中からこのヘビ頭が出てくるという仕様でした。当然、ここまでボリュームはありませんでした。

腕のアップ。ビンテージトイでは腕もカバーになっていて、うでをはずすと中からこのヘビが出てきました。なのでかなり貧相な見た目だったのが今回は付け替えにすることで一気にボリュームアップ。
というわけでビンテージトイとは見た目がかなり進化しているのですが、遊び心地も別物に。楽しさで言えば昔の方が良かったかもしれませんね。