トランスフォーマーOVERGEAR【OG-01アイアンハイド】レビュー|ハードな世界観の新シリーズ!|ガッシリ丁寧な作りの良作

TFその他
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T-SPARKの要トランスフォーマーに、期待と不安の入り混じる新シリーズが始動!ハードな世界観でハイターゲットを狙うその名も「オーバーギア」です。第一弾の2体が届きましたので、今回はアイアンハイドを見ていきましょう。

2026年10月発売のオーバーギア第1弾は、アイアンハイドとブラックアウトの2体。オートボットとディセプティコン、車とヘリコプター、小と大という何かと対照的な商品になっております。

TRANSFORMERS OVERGEAR
TAKARATOMY
IRONHIDE
2026
  • 高額アイテムならではのミッチリとした密度感
  • 質感・プロポーションはもちろんのこと、可動や変形といった遊びやすさも高レベルでまとまっている
  • 良くも悪くもハイレベルなオーソドックスアイテム。ギミック面は物足りないかも

【パッケージ】「OVERGEAR」は、リアルメカとミリタリーテイストを取り入れた2026年トランスフォーマーの新シリーズ。従来のシリーズとは異なる独自のタクティカルな世界観や、武器・装備の組み替えによるカスタマイズ性を特徴としており、大人向けメカホビーとしての魅力を打ち出すというコンセプトのようです。本商品はその第1弾となるアイアンハイドで、6輪のピックアップトラックからロボットに変形。最初からオプメガに行かないところに妙な戦場リアリティを感じるラインナップですね。
そしてパッケージはシリーズコンセプトに則ったマットでシブい質感のデザイン。ミリタリー系のプラキットなんかを思わせる雰囲気となっております。

中身は嬉しい挟み込みブリスター。空白は多めですね。

紙類はなかなか凝ってますよ。戦場レポートを模したファイルフォルダの中に、キャラスペックが書かれた「ブループリント」、ストーリーが書かれた「ドキュメント」、説明書、ステッカーが挟まれています。ブループリントとドキュメントはまるで実在するかのような演出で作られており、一気にオーバーギアの世界観に入り込めるという仕掛けになっているわけです。

なおこちらはタカラトミーモールでの初回特典アクリルロゴブロック。めっちゃカッコいい!

ビークルモード:架空だけどリアルなミリタリービークル

【ビークルモード】まずはビークルモードから見ていきましよう。6輪仕様の大型ピックアップトラックに変形。全長が少し長すぎるような気もしますが、ミリタリーカスタムを施された無骨なスタイルが特徴です。ピックアップトラックのアイアンハイドというと、やっぱり実写版がイメージソースでしょうね。

パーツ分け・色分けももちろん、クリアパーツも使った贅沢な仕様で、質感はかなりのもの。架空の車種なのにリアリティ半端じゃないです。

荷台にはサブマシンガンやハンドガン、ククリナイフをセット可能。3ミリジョイントで固定します。小型アイテム以外のTFで3ミリジョイントが積極的に使われるのは珍しく、オーバーギアシリーズの大きな特長のひとつとなっています。

そしてこちらもTFにはわりと珍しいランナー付きアクセサリ。11個の細々としたパーツが付いております。SNSでも驚いたという声が見られました。

ランナーに付いているのは、オイルタンクやバッテリーみたいなディテールパーツ。主に荷台のサイドカバーに取り付けます。パーツによって5ミリと3ミリがあります。

ルーフトップにも2つセット。ここには4種類のうちふたつを選んで取り付けることになります。

最後にガトリングをルーフに、荷台に付けなかったナイフやハンドガンをサイドに付ければ…

ビークルモードでフル装備完成!モリモリ盛ることで、ガラッと雰囲気が変わりました。この完全武装状態を「OVERGEAR」と呼び、オラクルの力が解放されてスラスター推進力アップなどの神秘的なサイドエフェクトを発動することができるんだとか。

オーバーギア展開!スーパーダッシュだ!!

もちろんジョイントを使ったカスタムも推奨。ただ5ミリ穴は実質3ヶ所しかなくて(3ミリは豊富)、今までTFのみだったユーザーだと、3ミリ武器を調達しないとなりません。

【変形】ハイエンドモデルなので手順はそれなりに多いですが、ひとつひとつの動きはそれほど難しくなく、繊細そうな箇所もありません。ヒンジによるパーツ移動が多用されていて、位置決めに迷うことはあるかな。総じてオーソドックスかつ手応えのある変形といったところでしょうか。

ロボットモード:MPレベルの可動とガッチリ安定感

【ロボットモード】スラリとしたヒロイックな素体に、実車由来のボンネット肩がイカついシルエットを生んでいるロボットモード。カラーリングはハードな世界観に合う地味めのグレーで、細部のメカディテールにより密度感もなかなかです。ちなみに、脚部の各関節がグリグリ動くもんですから、まっすぐバランス良く素立ちさせるのに苦戦してしまいましたw

【アップ】頭部はG1をベースにディテールアップしたもので、意外と伝統的なアニメ顔。アンテナやカメラなどの意匠があって、こういうのをタクティカルっていうのかな。

個人的にひとつだけ気になるのが、上向きに開いた形の胸のフロントウインドーの配置。なんか醤油皿みたいで見栄えが悪い気がするなぁ。

【可動】特にグリングリン動いてびっくり!というほどではないですが、ハイエンドトイということで無難な可動域。足首なんかは変形機構も相まって、動きすぎて位置を定めずらいまであります。

指は人差し指・それ以外3本がそれぞれ可動。拳の穴は5ミリになっています。ちなみに、完全に握っても人差し指が少し浮くデザインになっているのですが、おそらく銃を持った時に自然な見栄えになるようにだと思われます。

肩は少し前方向に倒すこともでき、腕組みも可能です。

なお、デザイン的に腕まわりの取り回しが心配ですが、このように肩ブロックごと回転が可能です。

ヒザは完全に180度まではいかないのですが、正座っぽくはできます。

そして、腹はこのように引き出すことができ…

前後に倒すことが可能。前は少しだけですが、それでもあると全然違います。

【付属品】まずはククリナイフ。オーバーギアの世界観では武器に固有名詞があり、こちらは「LMW14ブレードボス」。

デュラビリウム鋼製のナイフで、TFの装甲も容易に引き裂くんだとか。デュラビリウムは、TFの世界でたまーに出てくる硬い金属です。

そういえば、ランナーパーツのミニアクセサリーを脚部や腰に取り付けましょう。

胸の下部はビークル時のルーフにあたりますが、4種のアクセサリのうち2つを選んで取り付けることになります。

射撃武器は、ハンドガン「トランスフューザー」と、サブマシンガン「AM-3ネイルダウン」。

TFとしてはかなりミリタリー寄りなデザイン。

残念ながらファイヤーエフェクトには未対応です。

最後は大型武器、ガトリングのLW-6サンダースティーラー!見てくださいこの迫力!

このように両手で持たせて使います。

フル装備完了!オーバーギア発動だ!!

武器類には5ミリの他3ミリペグも付いており、ボディ各所の5ミリ3ミリハードポイントにマウントしておけます。

付け方はいろいろ。なおアイアンハイドは3ミリがメインで、5ミリ穴は少なめです。

最後に集光ギミック。バッチリ光りますよー。

まとめ&おまけ:SSと比較など

デザインのベースになったであろう実写アイアンハイド(SS版)と。特にパーツ配置が明確にオマージュされています。OGハイドはリーダークラスくらいのサイズになるのかな。

ビークルでも。ロボットほど差が無いのが面白いところ。これについてはオーバーギアの開発者インタビュー記事で、「アイアンハイドは展開していくタイプの変形」と述べられていたのを見たことがあります。

拡張性がウリのシリーズではありますが、アイアンハイドはいいところに5ミリが無いという、TFのみのユーザーにはちょっともどかしい仕様。いつもどおりの感覚で使えそうなのは腕と背中くらいです。

…そのため、既存のTF用武器だと限界が。あとはオーバーギア同士の武器交換ということになりますが、それはまた次回ブラックアウトで紹介しましょう。

オーバーギアアイアンハイドでした。

期待と不安の入り混じる中、ついに始動したハイエンド新シリーズ。スタイリングや可動、醸し出す雰囲気などは申し分ないのですが、言うなれば「最高級なオーソドックス」。シリーズの遊びの核が「文芸設定」と「武器交換」に留まるのは、少し物足りなさも感じます。文芸設定は世界観を広げる要素として興味深い一方、武器交換による遊びは、シリーズが進むにつれてどんどん拡張性が高まっていくのでしょうか。

そして気になるのは、やはりお値段。昨今の世界情勢を考えればコスト面で仕方のない部分もあるので、急ぎすぎない程度のペースで長く続いてくれれば、というところです。

何はともあれ、これまでにないアプローチで新たな方向性を示してくれている良作。今後の展開から目が離せないシリーズですね。

というわけで皆様からのご感想やレビューなんかもお待ちしておりまーす。

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