スピンマスターバットマン4インチ 2020WAVE1 レビュー

スピンマスター 4インチ
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 さて今回は趣向を変えて、スピンマスター4インチバットマンシリーズの2020年WAVE1商品をまとめて紹介していこうと思います。
 初めにこのシリーズが発表された頃はマーベルも6インチに移行してしまい、DCも3.75インチが長続きしなくて完全にこのサイズが冬の時代を迎えておりました(今も決して良くなったわけではありませんが…)。そんな中、新たにDCの商品化権をゲットしたスピンマスター社が必要最低限の可動と少し対象年齢を下げたデザインでコストを抑えた新18分の1ラインを立ち上げると聞いた時は嬉しかったですね。まさに「そうそう、こういうのでいいんだよ」という感じ。ちなみにシリーズ初期のラインナップは国内でも並行輸入販売されたので手にとった方もいるのではないでしょうか。
 というわけで以下長い記事になりますがお付き合いくださいませ。

BATMAN 4” – SPIN MASTER
 カナダのスピンマスターが2020年から展開している4インチライン。新たにライセンスを獲得した同社は、バットマン・DCヒーローズそれぞれに4インチ・12インチのラインを立ち上げ、商品展開を開始した(ただし、DCヒーローズのラインは2020年で止まっている状況)。

・販売日2020年

 WAVE1の商品に同梱されているカタログをスキャンしてみました。アメトイではパッケージの裏にラインナップが書いてあることも多いですが、やっぱりこういうものがあるとコレクションするのに役立ちますよね。コレクトゼモー!の世界ですから。
 なおフィギュアの種類は色違いを含めて8種類で、それぞれ付属のアクセサリが2パターン用意されており、商品としては合計16種類あることになります。アクセサリは開けてみるまでどちらのパターンかわからない仕様となっており、米国でこの頃爆発的に流行っていたサプライズトイの要素を取り入れたんでしょうね。

■バットマン
 シリーズで最もスタンダードなバットマンです。限定品やらカラバリやらセット品やらでものすごい種類が出ているバットマンですが、これが最初。グレー基調のコミック風ですね。細マッチョな造形もなかなか良く、顔もかっこいいと思います。マントは布製です。

 入っていたアクセサリはこれでした。左からバットラング、ビューンと伸びて壁とかにひっかける銃(?)、分割して刃物になる何か(?)です。

 もう一人のバットマンに手伝ってもらって。銃はこんな感じで天井に登ったりするやつでしょうかね。分割される物体は、こんな感じでぱかっと割れて2本の剣?になります。なおアクセサリの色がオモチャオモチャしているのはこのシリーズの特徴なので大目に見てあげてください。

 バットラング、ロングスロー!!バットマンの武器といえばやっぱりこれですよね。

■タクティカルバットマン
 WAVE1のもう一人のバットマン。こちらはより強固なアーマーを纏った感じのデザインで、マスクにアゴがあるのも大きな特徴。その名のとおり、より実戦向けの装備ということなんでしょうか。こちらの素体もこの商品が基本で、いろいろとカラバリが出ています。

 アクセサリ。左から銃、バックパック、なんだか面白そうな銃。元ネタがあるのかわかりませんでした。

 ブンドドに生かしてみました。バックパックは背中に付けて飛ぶための飛行ユニットという感じでしょうか。グリーンの銃は色も形もジョーカーに似合いそうだったので、持たせてあげました。

■ロビン
 バットマンの相棒、またの名をボーイワンダー。バットマンから学んだ戦闘術でヴィランと戦います。ロビンといえばディック・グレイソン、ジェイソン・トッド、ティム・ドレイク、ステファニー・ブラウン、ダミアン・ウェインの5人がおり、初代ディックはナイトウイング、2代目ジェイソンはレッドフード、3代目ティムはレッドロビンになりました。

 ちょっとtoo youngでヤンチャな雰囲気が出ています。ボディアーマーのモールドなんかも意外と細かい。またもともとカラーの多いキャラですが成型色や塗装でうまく再現されています。

 アクセサリ。バットマンのとはまた違うフック銃、スティック、刀。いずれもロビン用ですかね。

 刀装備。バットマンほどではありませんが似合いますね。

 マンバットで切れ味確認!

 スティック装備。こちらの方がロビンらしいですかね。

 ジョーカーで叩き心地チェック!ぴし!

■ナイトウイング
 本名ディック・グレイソン。初代ロビン。バットマンから独立するために彼の元を去り、新たな姿となりました。バットマン譲りの戦闘スキルとガジェット、サーカスで鍛えた生来の運動能力が武器です。実写ではドラマ「タイタンズ」がこの辺のオリジンを丁寧に描いていて面白いです。

 ロビンより大人っぽさがある雰囲気。黒スーツに青のラインが入っていますが、よく見ると鳥のモチーフがデザインされているのがわかります。

 アクセサリ。スティック付きガントレット、アクアラング、バットラング。クリアブルーが綺麗です。

 ガントレットとアクアラングを装備。ガントレットは何やら持っていますが…ナイトウイングといえば2本のエスクリマ・スティックがメイン武器。それをこの様な形で表現しているということでしょうね。アクアラングは元ネタあるのかな?ガスマスクかな?

 マンバットとジョーカーで叩き心地チェック!

⬛︎ジョーカー
 本名不明。最初期からバットマンを苦しめ続ける言わずと知れた最大のライバル。特段能力があるわけではないのですが、狂気、狡猾、道化でバットマンを翻弄するサイコキラーです。最初はただのゴロツキでしたが、バットマンに追い詰められて化学薬品のタンクの中に落ち、この姿になりました。実写でも歴代様々な俳優さんの怪演がありますが、やはり映画「ダークナイト」のヒース・レジャーが金字塔ですかね。個人的にはドラマ「ゴッサム」のジョーカーも、長いシーズンをかけて散々視聴者をおちょくり続ける素晴らしいキャラクターで、イチオシです。

 エメラルドグリーンの髪、紫のスーツ、白い肌、ニヤリ顔でまさにジョーカーそのもの。ノーマンズランドの時のコスチュームかな?素体はバットマンたちに比べると細身になっていて、ちょっと頭でっかちに見えてしまいます。

 アクセサリは、パンチ銃、普通の銃、入れ歯爆弾(?)。ジョーカーらしい人をおちょくった武器類です。

 パンチ銃と爆弾を手にして。爆弾はゼンマイ仕掛けでカタカタ歩いて行ってドカーン!ってなりそうなやつ。

 そーれ!お返しだ!!実際にビョーンと伸びるギミックがあったら面白そうですね。

 バットマンからもいろいろと変なアイテムを奪って、ご機嫌なジョーカー。

⬛︎マンバット
 本名カーク・ラングストローム。自身の難聴を治すためコウモリを研究した血清を服用したところ、巨大なコウモリ人間に変化してしまいました。妻子も同じくマンバット。さらにはこの血清をリーグオブアサシンにも悪用されニンジャマンバット軍団なるものもあります。70年初出の比較的古いヴィランで、バットマンと共闘することもあるようです。

 他のキャラと比べてボリュームのある、このWAVEの特別枠です。他の大型キャラと同じように、ヒザに可動がありません。両腕が長いモンスター体型はいい感じ。

 翼は取り外しができ、これはこれでユニバーサルモンスター味が。

 マンバットがあらわれた!

 アクセサリ。鋭い爪のグローブと、何やらゴツい銃。コスト合わせのためか、爪は片腕分でアクセサリ1個分ということのようです。

 爪はマンバットが装備できます。ロビンに銃を持たせて、対マンバット用に開発されたレーザーガンみたいな雰囲気で。

「ギャオォォォ!」
マンバットが襲い掛かってきた今がチャンスだ!秘密兵器を構えるロビン!

 バッサー!!空中へ舞い上がり、鋭いツメで狙いを定める!
 もう少し引きつけて…!!

 今だロビン!ぶち込めぇぇぇぇ!!

 話は変わりますがマンバットの手は他のキャラの手足を持ったりするのにちょうどいい大きさ。ピンチのロビンを助けに入るナイトウイング。

■バットマン(レア)
 未保有。ノーマルの方のバットマンのカラバリで、ゴールドの成形色。このシリーズではゴールドバージョン(ゴールドチェイスという呼ばれ方がされています)がいくつか出ており、レア扱いです。

⬛︎ロビン(スーパーレア)
 メタリックカラーのロビン。ぱっと見あまり変わらないように見えますが、アソートの少ないスーパーレア枠です。未保有なのですがアクセサリのバットマンマスクがなんだか楽しそう。

 というわけでスピンマスター4インチバットマンのWAVE1を紹介しました。第1弾ということで比較的メインどころがそろっています。可動は必要最低限ですが、その分安価なのはスピンマスター社の意気込みを感じます。なおこのWAVEだけトイサピエンスさんで国内正規販売されており、手に入りやすいのが嬉しいところ。まだ在庫もあるようですので気になる方はお早めにどうぞ。

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