トランスフォーマーシージ SG-23プロール & ブルーストリーク & スモークスクリーン レビュー

過去良品を振り返るシリーズ。今回はレガシー版プロールからの連想でシージプロールとフェアレディ組を引っ張り出してみました。早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS SIEGE – HASBRO
　ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2019年から始まったサブタイトル。ここから3シリーズをまとめて大きく”WAR FOR CYBERTRON TRILOGY”と銘打ち、その第1弾としてスタートした。NETFLIXオリジナルアニメーションと連動した商品展開が図られ、今作ではサイバトロン星での戦いと脱出が描かれた。トイライン全体のギミックは激しい戦いを意識したダメージ塗装、ウェポナイザーやバトルマスターなど5ミリジョイントを活用した武器換装、ディスプレイを装飾するエフェクトパーツなど。

・販売	2019年
・英名	TRANSFORMERS SIEGE PROWL / BLUESTREAK / SMOKESCREEN

【プロール】ダイアクロンからの転生組でG1最初期からいるメインメンバーの1人であるプロール。一応副官としてのポジションでいつも画面にはいるんですが、いまいちこれといった活躍が無いという存在です。キャラクターとしては有名で人気なので、シージでもWAVE2にて早々にリリースされました。
ロボットモードでは一部SFっぽいアレンジはありますが比較的G1に近いデザイン。ただ、全体的にプラの量が少ないような見た目で、胴体の薄さや脚裏の肉抜きが目立ちます。

【ブルーストリーク】和名ストリーク。射撃の名手でアニメでも何度かその腕前を披露していますが、やはりなんだか目立たない地味な存在。フェアレディ組の冷遇は何なんでしょうw
なおブルーストリークとは「早口で延々と語る」という慣用句なのですが、色が入っているため(しかもボディ色と違う)ややこしいことになっており、商品によってブルーストリークだったりシルバーストリークだったり。さらに別キャラで「青い」フェアレディ型も存在するので余計にカオスだったりします。
シージでは当然プロールのリデコで登場。米ウォルマート限定35thシリーズでのリリースで、国内では未導入となりました。

【スモークスクリーン】ダイアクロンフェアレディZ/スポーツタイプが元ネタのG1戦士。その名のとおり煙幕を張る特技があり、ちょっとヤンチャな性格でアニメでも結構活躍。主役回もあって、不遇のフェアレディ組の希望を一身に背負った存在です。
シージではハズブロパルス等複数店舗で取り扱いのあるジェネレーションセレクトで登場。国内でもタカラトミーモール限定で導入されました。

【アップ】頭部はプロールとブルーストリークが同じ型。非常にキリッとしたイケメンにできあがっています。スモークスクリーンはアニメでも差別化されていたように、チンガードがついたようなデザインに。

【可動】可動はなかなか優秀。特にスカスカ感のある脚部は、その分深く曲げることができるので、動かしていると楽しいです。まさにモアザンミーツジアイ、触ってみないとわからないこの感触。

【付属品】手持ち武器としてブラスターが付属。ブルーストリークとスモークスクリーンのは塗装されています。

プロールのみ警察車両なのでパトランプが背中についているのですが、5ミリジョイントで接続されています。なので、はずして他の所に付けることも可能。これはブラスターと合体させた状態で、「W-45アシッドペレット・ストライクブラスター」という中2な名称が付いています。酸の弾？

ブルーストリークとスモークスクリーンにはパトランプは付いていませんが、その代わり２つの肩キャノン「W-50ボルトビームキャノン」が付属。G1クラシックトイでもおなじみの装備で、付けるととてもしっくりきます。プロールではオミットされていたので、これは嬉しい付属品。

2丁のキャノンは合体させてダブルバレルの武器に。5ミリジョイント対応で、前腕部なんかに付けるといい感じ。

さらにブラスターと組み合わせて全合体武器を作ることもできます。

各武器はもちろんファイヤーエフェクト対応。

プロールのパトランプもいろんなところに付けられますね。なんとなく腕に付けて通信装置みたいな雰囲気で…。

【ビークルモード】ビークルモードがアースモードなのかサイバトロンモードなのかどっちつかずのアイテムが多かったシージシリーズの中では、かなりSF寄りのビークルに仕上がっているフェアレディ組。流線型の未来的なフォルムも美しいですし、クリアパーツのタイヤも特徴的です。またボディにペイントされる「POLICE」や「38」といった文字がサイバトロン文字（のようなもの？）に置き換えられています。

武器類はルーフやボンネットに取り付け可能で、いろいろパターンあり。プロールにもちゃんとキャノン用のジョイントがありますね。

背面もSF感。排気グリル？はプロールとブルーストリークが塗装されています。

ルーフはクリアパーツになっていて、中のメカモールドが見えるようになっています。特にプロールは透明度が高くてよく目立ちますね。このくらい思い切ったサイバトロンモードだと、アースモードとは別腹で楽しめます。ちなみにこの型は全体的に小ぶりでボリューム不足なのが気になるのですが、このクリアパーツ多用がコストになってるのかな？

繰り返しになりますがタイヤのクリアパーツもアースモードではあり得ないのでカッコいい。TFではギャラクシーフォースの惑星スピーディア出身キャラがクリアタイヤでしたね。ちなみにブルーストリークとスモークスクリーンも、ちゃんと濃いグレーのクリアパーツになっています。

スモークスクリーンの煙幕放出（ショボいけどw）！

【変形】シンプルなカーロボ変形。腕を収納するところとか脚部を縮めるところとか、TFユーザーならおなじみの動きが凝縮されています。パーツ同士のクリアランスは十分に保たれており、ストレスを感じるところはほとんどありません。

「…誰が地味なやつらだってぇ？」

「あのね、これは排気口から出てるだけだから安心して！」

「…こ、こうですか？」
「ウ～ム、まだまだであるな…」

ニンジャと警官という全く新しいバディ物！

トランスフォーマーシージからプロール、ブルーストリーク、スモークスクリーンでした。あまり良い評判を聞かないシージフェアレディ組ですが、思い切ったサイバトロン星仕様と動かしやすい構造で個人的には結構好きです。プロール以外は入手しずらいのが難点かな…？というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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