さて今回はビーストウォーズアゲインシリーズ第4弾『執念の対決』からタイガトロンを紹介しようと思います。KD版は以前紹介しましたが、記事が古くなったので再レビュー。さらにミュータントタイガトロンも一緒にどうぞ。それでは早速見ていくことにしましょう。
BEAST WARS AGAIN TRANSFORMERS KINGDOM |
TAKARATOMY / HASBRO |
TIGATRON / MUTANT TIGATRON |
2023 / 2021 /2022 |
ビーストウォーズアゲインBWVS-04 執念の対決(2023)
【パッケージ】タカラトミーの気合いがビシビシ伝わる豪華パッケージ。ダンボールボックスの上のスリーブにはシブイ感じのタイガトロンvsブラックウィドーのイラストが。
ダンボールのフタを開けるとまるで当時品のオモチャのような雰囲気のカバー台紙が。リバーシブル仕様になっていて、裏返すとちょっと大人な感じにできます。
紙の付属品としてカードも入っています。これもやはり裏表で懐かしい雰囲気の面と大人な雰囲気の面に。
【ロボットモード】サイバトロンの追加戦士。自然を愛する心優しい性格で、チームとは別行動が多かった印象。最後はエアラザーと心身ともに一緒になり、パワーアップしてタイガーファルコンになりましたが、激闘の最中あえなく戦死してしまいました。
キングダム版もカラーリングを含めなかなかの出来でしたが、アゲイン版はまぶしいくらい真っ白な成型色とCG感の強いメタリックグリーンが特徴。比較についてはさらに後述します。
【アップ】ちょっとアンバランスなくらい大きめな頭部は、もとのアニメを意識したもの。造形についてもそのままアニメから飛び出してきたような素晴らしさです。アゲイン版は額のサイバトロンマーク、ヒゲ、ほほの青い模様が補完されより完璧に。
キングダム KD-14タイガトロン(TIGATRON)(2021)
【パッケージ】パッケージ画像は以前のものを再利用で。キングダム後半にボイジャークラスで登場したタイガトロン。ビンテージの当時品はチーターのリデコだったため、劇中の体格差を再現できていませんでしたが、キングダムでは贅沢なことに全くの別商品としてリリース。待望のアイテムとなりました。
【ロボットモード】KD版の時点で大まかな再現はできていまして、それほど不満はありません。なお成型色はややくすんだオフホワイトが使われているほか、リアリティアップのための「汚し」も施されていて、KD版ならではの良さもあります。
【アップ】ヒゲやヘルメットの模様などディテールは劣りますが、メタリックな塗装はいい感じ。また写真ではわかりづらいかもしれませんが、ヘルメットなどには少しラメの入ったパール調の成型色が使われています。
キングダム ミュータントタイガトロン(MUTANT TIGATRON)(2022)
【ロボットモード】米Amazon限定ゴールデンディスクコレクションのひとつ。頭部を旧玩具のミュータントヘッドに変更し、カラーリングをオレンジ調のいわゆる普通の虎カラーにしたアイテムです。ちなみにこのカラーは未リリースとなった当時品のプロトタイプタイガトロンに基づいているんだとか。
なおゴールデンディスクコレクションは別ユニバースの物語。強烈なクォンタムサージをあびつつもなんとか生き残ったタイガトロンのなれの果ての姿で、凶暴で野生的になってしまったんだそうです。
【アップ】ミュータントヘッドの造形はシャープでカッコよし。ボディのオレンジに対して濃いめのエメラルドグリーンがとても綺麗です。口が開きそうですが特にギミックはありません。
詳細レビュー
【可動】可動は概ね良好なのですが、贅沢を言うとヒザが90度弱までしか曲がらないのがあと一歩かな。アクションキャラですからね。また、チーター型はできた頭部の上向きがこの型ではできなくなっています。
一番気になるアゲイン版とKD版の比較。アゲイン版の方が細かいところまで塗装が追加されているのと、成形色の色合いが若干違います。並べてみるとやっぱりアゲイン版の方が高級感がありますね。
ちなみにミュータントタイガトロンは野性的ファイトスタイルのイメージで…。仮面ライダーアマゾンみたいな。
【付属品】まずは手持ちのガットガン。KDチーター型では残念ながらオミットされてしまった劇中で印象的な武器ですが、タイガトロン型では見事に復活しました。これは素直に嬉しい。
アゲイン版(左)の方が塗装が多め。臓器の意匠がなかなかの気持ち悪さです。もちろん別売りのファイヤーエフェクトにも対応。
ミュータントタイガトロンはちょっと野性的な動きで…。
ビースト時のシッポがテールウィップに。旧アイテムではシッポはブラスターになっていましたが、今回はほぼそのままの形を活用。ガットガンがちゃんと付いているので、シッポが何になっても気になりませんw
アゲイン版とKD版では模様も違います。
ミュータントタイガトロンはやっぱり野性的な感じで。
【ビーストモード】トラに変形。上からアゲイン(ホワイトタイガー)、KD(ホワイト)、ミュータント(普通のトラ)です。後ろから見ると少しだけパーツがはみ出ていますが、逆に言うとそれだけ。全体的にはかなりよいスタイリングのトラとなっております。KD版は汚し塗装でよりリアリティが出ているのが特徴。
顔の雰囲気もそれぞれ特徴がありますね。特にアゲイン版はアニメを意識した赤くてクリンとした目。ちょっとコミカルです。また模様のパターンもアゲイン版だけ異なりますね。
KD版とアゲイン版。汚し塗装がリアルなKDと真っ白な成形色が美しいアゲイン版。これは完全にどっちもそれぞれ良いという悩ましいパターンです。
トラの口は開閉可能。アゲイン版はちゃんと口の中まで塗装済み。ミュータントも歯が白く塗装されています。
四肢をある程度自由に前後させることができるので、ネコっぽいポーズも。
ガットガンはお腹に付けることが可能。見栄えはちょっと悪いですね。旧アイテムだと体の中に内蔵できました。
お腹には5ミリ穴が2つあるので、ダブルガットガンもできるぞ!
【変形】かつてはリデコの関係だったチーター型とほぼ同じ変形方法。ただ、ボイジャークラスでコストに余裕があるためか、より洗練されて変形させやすくなっています。
アゲインチータスと。CGモデルは流用でありながら、差別化のために大きさが違っていた両者。今回はそれが再現されて嬉しい限りです。あとチータスにガットガン…(しつこいw)。
ビーストモードでも。本来は体格が大きく違うチーターとトラの違いがちゃんと出せました。
とうっ!!タイガーマン参上!!
毎度おなじみ化け猫の盆踊り。
見よ!トラの縄張り争いだ!
トラ怪人はこんな感じ。お腹が空くので、小さいフィギュアが乗り込めそうです。
「さあ誰を選ぶでござる?」
タイガトロン特集でした。ジェネ系タイガトロンとしてはほぼ文句無しの素晴らしい型。アゲイン版がもちろん一番良いのですが、KD版も負けてません。そしてミュータントはこのカラーリングが気に入れば、発色も美しくてオススメですよ。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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