トランスフォーマーレガシー TL-11 タランチュラス レビュー

TFジェネレーションズ系
スポンサーリンク

 さて今回紹介するのはレガシータランチュラス(和名:タランス)。前作のキングダムで本格的にリメイクが始まったビーストウォーズ勢ですが、そこでは拾いきれなかったメインキャラもこうしてシリーズをまたいで補完的にリリースしてくれました。こういう痒い所に手が届くラインナップっていつからかだったかな…?とにかく出ることを安心して待っていられるというのは精神衛生上もとても良いことだと思います。
 さてタランチュラスといえばビーストウォーズトイの中でも最初に設計された1体で、他の商品と比べると若干見劣りするというか、劇中との乖離度が高めのアイテムでした。ジェネレーションズ系やMPでもリリースされたことが無く、今回が待望のリメイクと言えます。さてどんなもんか、見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。

・販売2022年
・英名TRANSFORMERS LEGACY TARANTULAS

【パッケージ】サイケなイラストに複雑な断面のレガシーパッケージ。ぽっかり空いた穴から直接商品がコンニチワしております。

【フロント&リア(ロボ)】タ、タランス!!会いたかったよ~w!!もう取り出した瞬間からため息が出るような劇中似のタランスです。ちょっと頭が大きめだったりテカテカした素材だったりで当時のトイの雰囲気を損なわずに最新の構造にアップデートされたという感じ。

【アップ】顔なんかもうまんまだし、色分けも丁寧で嬉しいところ。今にもチョーさんの声が聞こえてきそうですね。

【可動】ヒーロー着地!は腕が長すぎていまいち決まらないですが、足回りの可動は良好。ただヒジがほぼ手首のところにあって違和感があるのと、ワシャワシャ脚が動きの邪魔をすることも多いです。

 ファイティングポーズ。クモ脚がフィギュアの重心を乱す上にこんなに細くて小さい足なんですが、妙に自立性が高い不思議な構造です。

 クモ脚づかみ~!全ての足に1か所ずつボールジョイントがついているので、かなり自由に表情をつけることが可能です。

 手足を全部畳んで、タランチュラスお休みモード。

【付属品】武器はふたつ付属。ひとつ目はこのクロスボウ。ヴィンテージトイではミサイル発射ギミック付きの武器でしたが、今回は一体成型なので特にギミックは無し。それでも持たせるだけで雰囲気出ますね。

 もうひとつはこちらのバズソー。これはメタルス版の武器というイメージがあるのですが、無印でも使ってましたっけ?ちなみにタランチュラスにはレガシーのシリーズギミックであるエナジョンウェポンは付属しません。ますますエナジョンウェポンというものがわからん…(そういうところも含めてTFらしいですけどw)。

 武器はふたつつなげてなんだか凶悪な武器に組み上げることが可能。この辺はなんとなくエナジョンウェポンぽいギミックですね。ちなみにこれを持たせるとヒジが曲げられなくなります。

 タランチュラスもといタランスの劇中武器と言えばやっぱりこれですよねー。意図されたギミックかどうかはわかりませんが、とりあえずエフェクトをクモの脚の先にとりつけることができます。ちょっとキツめでエフェクトの穴が広がっちゃいそうな感じなので、やるときは自己責任で…。

【ビーストモード】ひぇ~!!色こそ明るめの紫でオモチャっぽいですが、フォルムはかなりリアルなタランチュラ。体の毛のモールドがいやらしい他、何といってもその脚の付き方が気持ち悪いです。これダメな人は本気でダメだろうなぁ。

 前方から。クモの目も綺麗な部分塗装で再現。タランチュラってなんでこんなイヤな目の付き方してるんでしょうね。

 クロスボウはおしりのところに取り付けておくのがデフォルト。ヴィンテージトイではこのアンカーにヒモがついていて、どこかに引っかけて本物のクモよろしくぶら下げておくことが可能でした。

 バズソーもボディの底面に取り付けておくことができます。

 こんな風に壁を這っていたら…ギャー!!

 死骸モード。ゾワっ!!やって後悔しましたw。

【変形】ロボット時の触り心地もそうなのですが、変形させるときの感触もすごく当時品を思い起こさせてくれて好感が持てます。ヴィンテージトイを丁寧に再構築している印象といいますか。
 一か所だけ、クモの腹パーツを胸パーツにはめ込むのが力技なのですが(製品化したときに想定のクリアランスが得られなかったみたいな感じ。僕は少し削りました)、それ以外は簡単だしカッチリ決まります。

変形途中に現れる謎のゆるキャラ。

 もとはただの色変えだったタランチュラスとブラックアラクニア。こうして見事に別物として商品化されました。どちらもとても良い出来のアイテムです。ところでこんなに別物なのですが、見比べているともともと同じ型だった名残が随所に見られて興味深いです。

 メタルスと並べてみました。この辺まで来ると現在でも十分通用する出来になってきますね。こんな2ショットが見られるなんて夢のようじゃありません?

メタル「ウヒャヒャヒャ…タイムワープして自分と共闘するだなんて、アタチって天才!?」
生「(この気色悪いヤツってホントにアタチっスか?)」

恐怖の絵面。

クモつながりで、アメイジング!!

ウェブシュートっス!!

 というわけでタランチュラスの紹介でした。本文中でも述べましたが、当時品を彷彿とさせる感触がなんとも心地良い快作。このまま少しいじればMPでも通用しそうな勢いです。デラックスクラスでもここまでできるもんなんですねー。無印ビーストウォーズのプレダコン(デストロン)もインフェルノを残すのみとなりましたので、メンバーを揃えて待とうではありませんか!というわけで皆様のレビューやご感想もお待ちしております。

【国内ショップで探す(スポンサーリンク)】

みんなのアメトイレビュー