ごっつんこォ！！今回紹介するのは無印ビーストウォーズレギュラーメンバーリメイク最後の一人、ごっつんこアリさんことインフェルノです。プレダコン（デストロン）の追加メンバーで、巨体に見合った戦闘力を発揮しマクシマル（サイバトロン）を苦しめた強敵。アリらしくメガトロンに忠実だったのが印象的です。旧トイも劇中に比較的似ていて完成度が高かったのですが、待望のリメイクは果たしていかほどでしょうか？
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
| ・販売 | 2023年 |
| ・英名 | TRANSFORMERS LEGACY PREDACON INFERNO |
【パッケージ】いびつで独特な形状とサイケデリックなデザインのレガシーボックス。プラ削減のためにウィンドウは空洞になっています。なおインフェルノは他のプレダコン戦士に比べて大きいため、今回はボイジャークラスでのリメイクとなりました。
【フロント&リア（ロボ）】うわー！すげーわこれ。キングダム以降のビーストウォーズリメイクはどれもとんでもない劇中再現クオリティを誇っていますが、これまたCGから飛び出してきたと言わんばかりのインフェルノ。たたずまいも雰囲気出てるし、背後のプロペラ（？）のボリュームも満点です。
ついでにサイドも。アリの腹が開いたプロペラはこんな感じでくっついています。
【アップ】何といっても今回の大注目がこの頭部。ビックリするくらいイメージどおりの完璧な頭部ですよ。CGアニメが黎明期だったころの決してカッコよくないちょっとダサめの顔なんですが、今にも「ごっつんこ！」と聞こえてきそうです。
【可動】ヒーロー着地。可動は特に問題なくよく動くのですが、虫系ビースト戦士あるあるで虫の脚が干渉して動かしずらいことがあります。ちなみに今回虫の脚はやや太めにデザインされておりますが、おそらく破損防止のためと思われます。
適当にアクション。手足は細いですが不安定な感じは全くなく、設置性もいいし関節の渋みも問題なし。そしてどの角度から見てもほんとアニメのインフェルノなんですわ。
これまた大注目。口を開くことができまして、開けたら開けたでまたインフェルノらしさが溢れ出てきます。すごく嬉しい仕様です。
【付属品】手持ちの銃が付属。銃口が4つある物騒な武器です。
ドバー！！それぞれの銃口がエフェクトに対応。
「ごっつんこォォォ！！」
武器はおしりの5ミリ穴につけることで旧玩具のブースターを再現。というかこっちが本来の使い方ですね。
劇中ではプロペラをくるくる回して空を飛んでいました。ビーストウォーズは飛べるやつが少ないのでこの辺も強敵たる所以。
おしりのジョイントは5ミリ穴なんでなんならそのままエフェクトもつけられます。これはね、オナラじゃないよ。蟻酸とかを出してるんだよ。
旧玩具ではおしりのプロペラをギアでグルグル回転させる楽しいギミックが付いていたのですがさすがにそれは無し。その代わり手動で回転させることができるのですが、まあとりあえずできるようにしときましたという感じでしょうか。
後ろから光を当てて。モンスター顔に集光ギミックが映えます。
なおこの他アリの目にもブルーのクリアパーツが使われているんですが、クリアが2色も使われているなんて贅沢ですね。
【ビーストモード】リアルなヒアリに変形。キングダム以降のビースト戦士はアニメそのままのロボからリアルなビーストに変形するというコンセプトでリメイクされており、その流れでこうなってます。オリジナル版（TFWikiより）は平べったい形状のアリでしかも全身赤クリアパーツという特徴的な姿をしていたのですが、そこは若干おとなしめになったという感想。
ボディの上部の5ミリ穴に武器をジョイントすることが可能。オリジナル版だと「腹」の中にあるんですが、今回のリメイクでは変形方法が変わって体内に収納できなくなってしまいました。なので余剰にしないためにはこうしておくしかありません。
ボディの質感。全体の形状といい、6本の脚といい、このヌラヌラした質感といい、もしかしたらこの玩具に触れない人もいるんじゃないのかな。
スターシップトルーパーズを思い起こす絵面ですが…アリの外側のアゴは開閉ができ、これは開いた状態。
【変形】長い手足がアリの小さなシルエットの中に納まっていきます。動き自体は慣れればそれほど難しくはなく、パーツを固定するガイドがところどころにあって位置決めには迷わない感じ。総じて良好な変形だと思います。なお旧玩具ではロボ脚がそのままアリの後脚になっていたのですが、今回はアリの「腹」の中に足を収めるという大胆な変更もなされています。
きょうふのアリかいじんあらわる！
擬態モードでごっつんこ！
コラコラ、前からは見ちゃダメ！
これが滅茶苦茶ちょうどいいんですよw
「これがスタークと一緒に開発したアイアンアントだよ！」
…なんか面白いんで、以下マーベル×トランスフォーマーやってみたいと思います。
「ミクロでもマクロでもごっつんこ！！」
「あなたの親愛なる変人…なーんちゃって。
ウヒャヒャヒャ…」
「わ～い、かわい子ちゃんと一緒だぶ～ん」
「誰が弱そうなコンビだって？オラー！！」
「あら、私たち気が合いそうっシャねぇ」
…で、こんな格ゲーあったら面白そうじゃないですかw？
次は4コマ劇場始まりま～す。
「そんなのアリ？」
THE END
トランスフォーマーレガシーからインフェルノでした。ボイジャークラスのコストをふんだんに使った文句なしの逸品で、見事に無印ビーストの大トリを飾ってくれました。あまりリメイクの出番がまわってこないキャラだと思うので、今後のことを考えてもゲットしておいた方がいいのではないでしょうか。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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