トランスフォーマーレガシー TL-18 スカルグリン レビュー

TFジェネレーションズ系
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 さて今回はレガシー2月組3回目、スカルグリンを紹介します。リメイクがなかなか難しいプリテンダーキャラですが、レガシーではちょこちょこ選ばれていますね。今回も他の商品とは毛色の違う面白そうなアイテムになっているようですよ。早速見ていきましょう。

TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。

・販売2023年
・英名TRANSFORMERS LEGACY SKULLGRIN

【パッケージ】歪な形状にサイケなイラストが特徴のレガシーパッケージ。20ステップのデラックスクラスです。
 スカルグリンは日本で言うところのマスターフォース期のディセプティコンプリテンダーの1人。本体であるインナーロボ時は冷血で賢いヤツですが、シェルを着ると低脳な乱暴者になるという二重人格者です。日本ではデストロンプリテンダー3人衆の1人ダウロスとしてアニメ全般に登場し、当初は強敵でしたが後半は日本アニメではよくある現象で「3バカ化」してしまいました。

【フロント&リア(ロボ)】頭でっかちでややズングリ体形が愛嬌のあるロボモード。特殊なアイテムであるプリテンダーキャラをリメイクするのはなかなか難儀な作業だと思うのですが、レガシーではプリテンダーシェルとインナーロボを折衷させたようなデザイン(ただし、頭部はシェル)の単体ロボモードから、インナーロボのビークルに変形するというのが恒例。スカルグリンもそれに倣っています。プリテンダーのリメイクの方向性として決してベストな答えではないと思うのですが(個人的にはPOTPを発展させたようなものを期待)、これはこれで他のTFと絡めやすいので良いでしょう。

【アップ】悪魔っぽいドクロを模した頭部は有機的で、通常のTFと比べあきらかに異質。全体的に野暮ったかったプリテンダー当時品(TFWikiより)の雰囲気をうまく再現した造形は「あえて」でしょうね。シンプルな箱ロボボディとのミスマッチがまた面白いです。

【可動】ヒーロー着地。このシンプル箱ロボ体形は、もしかしてスーパーアクションフィギュアの予感が…したのですが、実際はまあまあですかね。足を横方向にひらくのに制限があって、とても似合いそうなガニ股が苦手。そのかわり頭部が上を向くことができるのはポイント高し。

 適当にアクション。相対的に短く見える手足ですが、動かせばコミカルさが加わって味が出ます。

【付属品】付属品というか、まずは背中のキャノン砲について。ハッタリの効いた大きなデザインで、もちろんエフェクトにも対応。左右の筒はそれぞれ独立して動かすこともでき、今回のスカルグリンを特徴づける印象的な武器となっております。
 そして頭部が上を向けることが、この装備で遊ぶのにとても効果的なんですよ。

 キャノン砲は5ミリジョイントでバックパックに接続されているので、はずせば手持ち武器としても利用可能。

 こんな付け方も悪くないですね。スカルグリンは5ミリジョイントが多めに設けられていて拡張性が高めです。

 武器その2はこちらの2本の剣。G1ビンテージ版も一応剣を持っていますが、デザインが違ったり1本だけだったりしたので、オリジナル度は高め。

 あちょ~!!幅広の刃がスカルグリンのキャラに合っています。

 お気づきかもしれませんが、この剣はジョイントを持ち替えるとライフルに見立てることもできます。なんという贅沢仕様!

 2×2の武器は、それぞれ5ミリジョイントがついているのでいろいろと付け替えして遊ぶことが可能。これは説明書に「ここに付けてみろ」と載っている付け方。ガラッと雰囲気が変わりますね。

「フルバーストウェポンじゃ~い!!」
 今回はこのくらいにしておきますが、とにかく無限の拡張性を秘めたブロック玩具的な武器になっており、ウェポナイザーなんかとからめればかなり遊べるんじゃないでしょうか。

【ビークルモード】謎SFタンクに変形。G1時もタンクだったようですが、今回は全体のフォルムが全く違う四角いビークル。手足を縮めればこうなるわなという姿ではあります。なおクローラーがついておりますが、コロ走行はできません。

 砲塔は左右自由に振ることができ、もちろんエフェクトを付けてもOK。

 剣はボディ左右の5ミリ穴に接続しておくことが可能で、この形態だと少しG1に近くなります。

 ロボ時と同じように、武器の付け方は工夫すればいろいろなバリエーションが考えられます。なんとなくスペースクルーザーっぽくも見えてきました。

【変形】一見単純そうですが、実はひとひねりある変形。特に上半身を縦にクルっと回転させて頭部を裏側にもってくるところが面白いです。脚部はヒンジの塊でちょっと気を使うかな。なお、ガイドとなるジョイントが各所に設けられており、変形自体はかなりカッチリ決まるのが良いところ。

きゃいん。
角の可動で表情を付けられるのが面白いw

 マスターフォースの3バカがついにそろったぞー(棒)。
 先述しましたがプリテンダーリメイクは方向性がなかなか定まらず、大きさやコンセプトがバラバラ。せめてこういうチームは同じようなサイズでそろってほしいですね(POTP版ではちゃんと3体そろってるんですけどね)。

 …とはいえ、なんだかこのデコボコトリオがかわいく見えてきたぞ…w

 以上、3バカトリオの日常風景でした。

「どりゃ~!!デストロンプリテンダー超必殺キャノン砲じゃ~!!」

 あえてバラバラなフォーマットの3人衆っていうのも面白いもんですね。

 トランスフォーマーレガシースカルグリンでした。いつも中途半端な立ち位置になってしまうプリテンダーなのですが、これはその存在感を逆手にとってやや実験的な試みが見られるアイテムでした。シンプル素体と武器の組み合わせが楽しく、時間を忘れてあれやこれやと試してしまいます。トータルで佳作だと思いますので、見た目に騙されず一度手に取ってお確かめくださいませ。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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