さて今回はレガシー3月組からメガトロンです。メガトロンはメガトロンでも、いわゆるメタルスドラゴンメガトロン。ビーストリメイクも順調に進んできた昨今ですが、ちょっと間を飛ばした感のある唐突な参戦です。というわけで早速見ていきましょう。
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
・販売 | 2023年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY TRANSMETALⅡ MEGATRON |
【パッケージ】歪な形状にサイケなイラストが特徴のレガシーパッケージ。デカキャラということでリーダークラスでのリリースです。
こちらのメガトロンは、「ビーストウォーズ」最終シーズン(日本ではメタルス)にて(ビースト)メガトロンがG1メガトロンのスパークを取り込んでパワーアップした姿。同じくオプティマスプライム(G1コンボイ)のスパークを取り込んだオプティマルオプティマス(パワードコンボイ)をもしのぐ強さを誇っていました。
【フロント&リア(ロボ)】スラリとした体型が若干イメージと違うのですが、各所のビースト戦士らしい有機的なディテールが高級感を醸し出しています。半透明の翼が綺麗ですね。
【アップ】頭部はメガトロンの顔にクリアパーツやドラゴン皮をかぶせた複雑なデザインをしています。この頭部が旧玩具・アニメ劇中どちらとも似ていないことが時々ネット上でネガティブな話題に上がっているようですね。確かにオリジナル感が強めかな?
【可動】左上からサタデーナイト、ヒーロー着地、ジャンプキック、ダッシュ。可動はかなり良好で、スラッとしすぎの脚もかなり深く上げることができるし腰ロールもあるしで動かしていて楽しいです。
そしてメガトロン最大の特徴である左腕のドラゴン頭部ですが、ウネウネとまではいきませんがかなりフレキシブルに動かして表情をつけることができます。旧アイテムはここにギミックが仕込まれていたため、思うようなポーズがつけられませんでした。なので今回のアドバンテージのひとつですね。
あちょー!!
これも旧アイテムからの独特の構造で、頭の後ろにはドラゴンの尻尾がそのままくっついています。左腕同様ある程度自由に動かすことができますが、ロボモードでどんなふうに使うかセンスが問われますねw
【付属品】炎エフェクトが付属しているのですが、こうして手に持たせて棍棒に見立てろということになっています。TFではたまにあるタイプです。
「カーネルクリスピーは骨無しでーす!!」
炎エフェクトを追加して!
集光は頭上の丸いパーツがよく光りますが、目は塗装でつぶされていますね。
【ビーストモード】西洋風ドラゴンに変形。長い首や尻尾、大きく広がった翼がめちゃくちゃカッコいいです。全体的なスタイルのバランスも非常に良く、今回のリメイクの最大のアドバンテージポイント。
ドラゴンの口は開閉が可能。これがあるかないかで遊びの幅が変わってきます。
あれ…?今トランスフォーマーで遊んでるんだよね…?と錯覚してしまうほどドラゴンフィギュアとしての完成度高し。首を自由に動かせるのが最大のポイントで、旧玩具ではこれができませんでした。
尻尾の先はクロー状になっているので、これで攻撃して遊ぶこともできます。
ドラゴンの口の中には5ミリジョイントがあり、付属の炎エフェクトを取り付けることで炎を吐くのを再現できます。これがメインの使い方ですね。
エビチャーハン!!
【変形】胴体の中で軸をグルっと90度回転させる技あり変形。ぱっと見複雑そうに見えますが、パーツ位置を決めるガイドも要所要所についていてそれほど難しくはありません。逆に言うと雰囲気はガラッと変わるのに、ステップ数はこれだけでいいんだという感想でした。
飛び立つメガトロン様。
フェアリードラゴンモード!アバターに出てきそうな…w
ちなみに旧メタルス玩具には第3のビークルモードがついていましたが、今回はオミットです。
ファンタジー系フィギュアとの相性抜群!
ドラゴンバスター!!
何度も触れているので、旧アイテムとの比較。大きさというか全体的なボリューム感はやはり旧版が圧勝。トランスメタルアイテムならではのメタリック塗装やクリアパーツが超豪華です。また首や翼にギミックが付いていたり、ビークルモードになれたりしてオモチャとしてのプレイバリューも満載となっております。レガシー版はそのあたりはかないませんが、スタイリングが向上し、フィギュアとしての完成度は高まっていますね。
ロボットでも。宣材を見た時の違和感の正体はこのスタイルの差ですね。旧版は大きい・太い・短いのズッシリ体形なのに対し、レガシー版は全てがスッキリしています。最初はこれがどうかな…と思ったのですが、イメージと違うのは棒立ちの時だけ。ここまで見ていただけるとわかるとおり、ちょっとアクションをさせるだけで一気に「ドラゴンメガトロン」と化し、不安も杞憂に変わります。
トランスフォーマーレガシーからメガトロンでした。旧アイテムから大きくスタイリングが変わったことで違和感があり、手に取るまで若干不安があったのですが、ちょっと遊べば全て吹っ飛びました(TFあるあるw)。ロボモードはもとよりドラゴンモードのアクションフィギュアとしての完成度がとても高く、オモチャとしてのプレイバリュー優先だった旧アイテムと明確に差別化されています。この調子で、間を飛ばされちゃったメタルスメガトロンのリメイクも待ってますよ~!というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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