トランスフォーマーシージ SG-14ショックウェーブ & ギャラクティックマンショックウェーブ レビュー

過去良品を振り返るシリーズ。今回は先日米Amazon限定で議員ショックウェーブがリリースされたつながりで、シージ版ショックウェーブを紹介したいと思います。リカラーのギャラクティックマンショックウェーブもついでにいっちゃいましょう。

TRANSFORMERS SIEGE – HASBRO
　ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2019年から始まったサブタイトル。ここから3シリーズをまとめて大きく”WAR FOR CYBERTRON TRILOGY”と銘打ち、その第1弾としてスタートした。NETFLIXオリジナルアニメーションと連動した商品展開が図られ、今作ではサイバトロン星での戦いと脱出が描かれた。トイライン全体のギミックは激しい戦いを意識したダメージ塗装、ウェポナイザーやバトルマスターなど5ミリジョイントを活用した武器換装、ディスプレイを装飾するエフェクトパーツなど。

・販売	2019年
・英名	#Transformers Siege SHOCKWAVE/ GALACTIC MAN SHOCKWAVE

【ロボットモード】まずはショックウェーブです。和名レーザーウェーブ。言わずと知れた初代アニメのディセプティコンの幹部の1人。オートボットを追って旅立ったメガトロンの命を受けてサイバトロン星に留まり、実に400万年の間指揮をとっていました。出番はサイバトロン星のシーンに限られますが、その独特で無機質な見た目が印象的でファンの間でも人気キャラになっています。近年ではマッドサイエンティストのキャラも付加され、ますます活躍中。
ただリメイクには意外と恵まれず、納得のいくものは今回のシージが初と言っても良いくらい。そんなシージ版はディテールの多さが気になるものの、プロポーションやデザインはほぼ完璧な出来となっております。

【ロボットモード】続いてギャラクティックマンショックウェーブ。こちらはショックウェーブの玩具の歴史に関係のあるリカラーです。
ショックウェーブの元となった玩具はミクロマンやダイアクロンではなく、トイコーが販売していた「アストロマグナム」という電子玩具でした。ハズブロがその権利を得てショックウェーブとして転生させたのですが、同時期にラジオシャックという量販店もライセンスを得て「米国版アストロマグナム」として発売したのが「ギャラクティックマン」なのです。
ギャラクティックマン=アストロマグナムなので、このアイテムは先祖返りリカラーだと言うこともできますね。ちなみにファンの間では、販売店の名前をもじって「シャックウェーブ」と呼ばれたりもするみたいですw
そんなシージ版シャックウェーブは特に仕様変更のない完全リカラー商品。米ハズブロパルス限定のジェネレーションセレクト枠で発売されました。グレーのショックというのはなかなか馴染みのないカラーなので、なんだか新鮮です。

【アップ】シージはサイバトロン星での戦いをテーマにしたシリーズなので、若干ディテール過多にデザインされているのが特徴。サイバトロン星を防衛していたショックウェーブにはそれが合っています。六角形の顔、モノアイ、大きく張り出した胸部などいずれも良い造形だと思います。

シージショックウェーブは目の集光ギミックが異常に高性能。ちょっと光を当ててやるだけで滅茶苦茶光ります！

ギャラクティックマンの方にはちょっとしたペイントによる模様と、燦然と輝く”Galactic Man”の文字が。これはオリジナルトイにもあったのかな？

【可動】あまりクネクネ動くイメージのないキャラですが、ちゃんと動きます。細くて手足の長いデザインなので何かと映えますね。

ショックウェーブの武器といえばもちろん左手のレーザーガン。

無機質な顔なのにどこか狂気を感じる佇まいがカッコいい。

レーザーガンはもちろんファイヤーエフェクト対応。ただボイジャークラス相当の大きめサイズなので、迫力を出すのは難しい…。

【付属品】ボイジャークラスサイズのショックウェーブですが、実は商品としてはリーダークラス。その差は何なのかというと、こんなにたくさんのパーツが付属しているためなのです。そしてこれらはショックウェーブ本体をパワーアップさせるアーマーパーツとなっています。

ショックウェーブ、アーマーアーップ！！

左腕ガキン！！

右腕ガキン！！

左脚ガキン！！

右脚ガキン！！

バックパックも…

ガキーン！！

アーマードショックウェーブ！見参ッ！！

【アーマードモード】全パーツを装備した状態がこちら。リリース当時は全く元ネタの無いこの姿になんじゃこりゃ！？というツッコミも少なからずあった謎モード。ショックウェーブがショックウェーブのままストレートにパワーアップしたというデザインです。巨大バックパックや肩アーマー、腕4本というTFらしからぬケレン味たっぷりのシルエットがたまりません。なんというか、とっても「ガンダム」な文脈のデザインじゃないですか？

「どうだ、ショックだろぉ！？」
あまりのマッドゆえに自分を魔改造しちゃったみたいな妄想がはかどります。

ギャラクティックマンのアーマーパーツはこちら。ショックウェーブと違って、本体とは異なる黒のカラーリングになっています。

【アーマードモード】少しのカラーの違いですが、完全一体化だったショックと比べると若干アーマーを着込んだ感があります。

「どうだ、ギャラクティックだろぉ！？」

アーマードギャラクティックのオールレンジ攻撃だ！

ヘビーなシルエットですが、スラスターとかが増設されて逆に機敏な攻撃が可能になる…という俺設定。

この状態で並べると、もうとんでもない迫力です。

ところで何でわざわざリーダークラスの枠を使ってショックウェーブをパワーアップさせたんだろうという疑問。ファンの間では、これは前年のパワーオブザプライムの没ネタを拾ったんじゃないかと言われたりしております(プライマルが選ばれた商品化投票(TFwikiより)の中にショックウェーブがいたため)。

2体のアーマーを交換したらスゴイことに…なると思ったんですが、そこまで変わりませんでしたw

【ビークルモード】スペースシップに変形。これまたTFらしからぬモチーフですが、その秘密については後ほど。ところで、こうして見るとギャラクティックの方は2トーンカラーなんですね。

面白いことに艦橋にロボットの顔のモチーフが。集光ギミックまで付いています。

これって相当巨大なスケールの戦艦に見えますがどうなんでしょうね。変形で質量が変わるのはTFでは日常茶飯事ですが、さすがに大きすぎるような…。

ビークルモード最大の秘密。なんと！逆さにするとG1時代のレーザーガンになるのです！
…バレバレなんですけどねw。米国では銃タイプの玩具はセンシティブなので、時々こういう措置が取られます。持ち手がちょっと小さい気がしますがほぼオリジナルトイを再現できています。ショックウェーブがこんな風にリメイクされるなんて夢みたいですね。

付属のアーマーパーツは、ビークル時にも装備することができます。こんな位置関係で合体していくと…

アーマードビークルモード完成！かなりゴテゴテして戦艦度合いアップ。もとのビークルモードが寂しく感じるくらいハマってます。

このモードのいいところはこのさらにゴツくなった先端部分。スッゴイのが発射されそう。

波動砲！発射ァァァ！！

このモードで逆さにすると…アリかな？

アーマーを集めてさらにパワーアップ！！

【変形】G1トイでは一部付け替えだった変形が、驚きの完全変形化。MPからのフィードバックですね。ステップ数も少なくて遊びやすいです。

遊び方はまだ続きますよ。パワーアップ用のアーマーパーツは、組み合わせるとミニビークルになります。まとまり

ショックウェーブを乗せて遊ぶことが可能。

ヒャッホー！！

リメイク時に少しずつ新しいキャラ付けがされていくのって楽しいですよね。

ショックウェーブは本体もアーマーも5ミリジョイントが盛りだくさんで、異様に拡張性が高し。アーマーをいろんなところに付け替えるだけでもしばらく遊べちゃいます。

2体分のアーマーを集めてみました。

「さ～て、どんな改造をしてほしいのかな…？」

サウンド「カ、体ガ勝手ニ…？」
ショック「それを付けたら私の思うままさ…」

…ARE ALL DEAD!!

ボイジャークラス相当で揃ったディセプティコン幹部たち。2023年現在だとこのメンバーがベストでしょうか(異論は認めますw)。

続けてサイレント3コマ劇場「ディセプティコンそろい踏み」でーす。

THE END

トランスフォーマーシージよりショックウェーブとギャラクティックマンショックウェーブでした。ショックウェーブ単体としても完成度が高めなのに、プラス要素でプレイバリュー激上がり。今のところジェネレーション系では決定版と言っていいアイテムなので、まだの方は是非とも手に取ってみて下さい。というわけで皆様からの感想やレビューもお待ちしておりまーす。