過去良品を振り返るシリーズ。ビースト覚醒でブレイクしたキャラといえばミラージュですが、実写映画でミラージュといえば『ダークサイドムーン(DOTM)』に登場したディーノ。ミラージュなのかディーノなのか実写TFならではのモヤモヤっぷりで未だに謎ですが、このたびビースト覚醒のミラージュと同一人物なのか問題まで発生し、ますますカオスな状態にw。それはそうとして、SSのディーノはなかなかの傑作なんですよね。早速見ていきましょう。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売 | 2021年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES AUTOBOT DINO |
【ロボットモード】実写3作目DOTMから登場。メディアでは「ミラージュ」と発表されていましたが、劇中では「ディーノ」に。一応、披露はしていませんが透明化能力を持っているようです。いつの間にかオートボットのメインメンバーに入っており、比較的ずっとバンブルビーたちと行動を共にしていました。
ライセンスのハードルが高いフェラーリに変形するためか玩具化には恵まれず、DOTM公開の2011年には変形アイテムは無し。2014年、日本独自のムービーアドバンスドシリーズにてサイドウェイズのリデコでなんとか商品化(TFWikiより)されましたが、2021年のスタジオシリーズにてついに新規アイテムとしてリリースされました。
待たされた分、ロボットモードの佇まいはまさに映画の中から飛び出してきたような完成度の高さ。意外とコストが厳しいデラックスクラスですがクリアパーツの使用や塗装など十分満足できる出来だと思います。
【アップ】おそらく映画で使われたCGモデルを使用しているはずなので、これが間違いのないディーノの顔なんでしょうね。スタジオシリーズあるあるで、フィギュアの方が印象的だったりして脳内イメージと違っていることもあります。このディーノは少ししもぶくれに見えるんですが、CGと違って陰影がはっきりしていないせいかもしれません。
【可動】可動もなかなか良いんではないでしょうか。各パーツが比較的カッチリはまっているので、パカパカするようなこともなくいじりやすいです。何よりも「あのディーノを動かしている!」というちょっとした感動がたまりません。
【付属品】両腕に取り付けるブレードが付属。むしろこれを付けている状態がデフォルトですね。劇中でもディーノのシルエットを認識するのに重要な要素です。前向きに付けてみたり、後ろ向きに付けてみたり。
「ぺルファボーレ!!」
…ちょこちょこ画面に映っているディーノですが、実は印象的なシーンはこれだけ…w(あ、カーチェイスのシーンがあるか)。
赤黒のカラーリングと両腕のブレードから、どことなく悪魔的なイメージがあります。
ディーノスラーシュ!!
ブレードは5ミリジョイント接続なので、手に持たせることもできます。
バットラング的な使い方。
【ビークルモード】フェラーリ458イタリアっぽいスポーツカーに変形。ライセンスは無しです。架空の車ではありますが、カーモデルとしてもカッコいいフォルムですね。
このビークルの顔が好き。ライトの形は頑張って似せてますね。
武器のブレードは変形途中で車内に取り付けます。完全に中に取り込まれるのでパーツ紛失防止にも良し。
説明書には無いのですが、ルーフの穴はたぶんブレードを取り付けるためのものだと思われます。これまた悪魔っぽくなりますね。
【変形】頭部・胸部と脚部が下、腕部と背中が上に行くというパーツ配置的にはかなりの変態系。しかもビークルのガワパーツが幾重にも折りたたまれているのがおわかりでしょうか。一見複雑そうですが、慣れるとそれほどステップ数は多く感じません。パーツ同士の干渉も少なめ・位置決めのジョイントは多めでストレスも少なく、総じて良好な変形であると思います。
ビースト覚醒のミラージュ(覚醒チェンジ)と。果たしてこの2人は同一人物なのか?
ロボットモードでも。ミラージュのスタジオシリーズ早く発売されないかな~。
「ぺルファボーレ!」
「違う違う!もっとこう!!」
「ぺルファボーレ!」ともう一つの見せ場がハイウェイシーン。SSジョルトの武器がいい感じに使えましたw。
架空対決!ショックウェーブに突っ込むディーノ!
ドカーン!
ギゴガゴ…
「ぺルファボーレ!」
「ぺルファボーレッ!」
「ぺルファボーレェェェ!」
「ぺルファボーレ♪」
スタジオシリーズオートボットディーノでした。まさに満を持して商品化されたファン待望のアイテム。その期待を裏切らないスマッシュヒットな出来だったのが嬉しい限りです。是非とも皆様のオートボットの仲間に入れてあげて下さい。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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