トランスフォーマーコラボレーティブ ドラキュラス レビュー

さて今回はトランスフォーマー コラボレーティブからユニバーサルモンスターズシリーズのドラキュラスです。まさかの方向からのコラボにちょっと戸惑った変わり種アイテム。果たしてどんなもんでしょうか。

TRANSFORMERS COLLABORATIVE

TAKARATOMY / HASBRO

DRACULUS

2021

【パッケージ】世にドラキュラ映画は数多くあれど、ユニバーサル最古のドラキュラ映画「魔人ドラキュラ(原題:Dracula」(1931年)から題材を得たアイテム。それまでのコラボレーティブといえばゴーストバスターズやバックトゥザフューチャーなどビークルが印象的な映画ばかりだったので、急にビークル無縁のモンスター映画とのコラボでビックリ！

パッケージはスライド式になっており…

中のインナーボックスはビデオテープを模したデザインになっています。ただの紙なんですが、写真に撮るとリアルですね。

ビデオテープにしてはぶっといw
なおこちらは「魔人ドラキュラ」90周年記念も兼ねております。「魔人ドラキュラ」はベラ・ルゴシの怪演がどハマりして当時大ヒット。後に一連のユニバーサルモンスターズ映画を生み出すきっかけになった作品です。

【ロボットモード】劇中に登場するビークルではなく、ドラキュラそのものがモチーフのキャラ。コウモリつながりでタイタンズリターンのマインドワイプのリデコです。背中のコウモリ羽もさることながら、胸のタキシード風デザインもドラキュラらしくて面白いですね。

このアイテムには布製のマントが付属しています。

マントは背中にあるペグと羽でうまく固定してやります。

【ロボットモード】というわけであらためてロボットモード。マントを付けてさらにヴァンパイア感！マントをデザインに取り入れたTFは他にもいますが、布マントがこれほど似合うヤツもそうそういないでしょう。

【アップ】顔はドラキュラそのものではなく、何か別のモチーフが入っていますね。サルっぽくも見えますが多分コウモリかな？

【可動】元は2016年タイタンズリターン期のアイテムなので今ほどの可動域はありません。下半身が若干窮屈です。

ドラキュラスは手に表情が付いているのが特徴。

吸っちゃうゾー！！

バサァッと舞い降りるイメージで。

【付属品】まずはブラスター。先端が赤くて血が着いているみたい。でもドラキュラに銃って合わないですよね。どちらかというとドラキュラ退治のヘルシング教授の武器？

こちらは腕につけるクロー状の武器。これはまあドラキュラでも違和感ないかな。

クローとしてはもちろん、銃口の意匠もあるので射撃武器としても使えます。

フル装備！要するに元になったマインドワイプの武器たちです。

【ビーストモード】メカコウモリに変形。ちゃんとマントも付けることができます。ちなみに映画の中でもドラキュラがコウモリに変身するシーンがあるので、とてもピッタリな型だったりするんですよね。

コウモリ頭部の造形はなかなか素晴らしい。口の開閉が可能です。

お腹の中は本来タイタンマスターのコクピットなのですが、内側にモールドが追加されているため中まで入れることができなくなっています。

飛んでいる風に。黒×赤のカラーリングがとてもコウモリらしいです。

逆さにぶら下がっている風に。

【変形】コウモリの翼がロボの脚になるなどかなり大胆なパーツ移動が楽しめます。タイタンズリターンの頃は簡単かつ面白い変形が模索されていた時期だと思います。

レジェンズ版ワイプと比較。思いのほか上半身を中心にいろいろとリデコされています。

コウモリモードはほぼ同じ。ところでこの型は翼やビースト頭部に軟質素材が使われており、将来の劣化が心配になるところ。

美女を狙うドラキュラス…！！

TFコラボレーティブからドラキュラスでした。なんといってもこのハマり具合が最大の魅力。そして単発商品のつもりでいたらその後フランケンシュタインもリリースされ、ユニバーサルモンスターシリーズ化の予感もしてきた要注目アイテムです。今のうちにいかがでしょうか。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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