トランスフォーマースタジオシリーズ SS-19WWⅡバンブルビー & SS-44WWⅡホットロッド レビュー

過去良品を振り返るシリーズ。今回はSSの中でもちょっと変わり種、WWⅡのビー&ホットロッドを紹介です。

TRANSFORMERS STUDIO SERIES

TAKARATOMY / HASBRO

WWⅡ BUMBLEBEE WWⅡ AUTOBOT HOT ROD

2019 / 2020

SS-19 WWⅡバンブルビー(WWⅡ BUMBLEBEE)(2019)

【ロボットモード】映画5作目「最後の騎士王」過去の回想シーンにて登場したかつてのビーの姿。第二次世界大戦中、連合軍の「悪魔の旅団」に所属し大暴れしていた頃らしく、それまでの映画の辻褄を豪快にぶっ壊すトンデモ設定としてある意味ネタになっています。
ロボモードはレトロミリタリーに全振りした無骨なスタイルがなかなか素晴らしく、カーキ色のビーというのがそもそも珍しい逸品となっております。
ただ背面のビークルパーツはもう少したためても良かったのと、かかとが短いので後ろに倒れやすいのがマイナスポイント。

【アップ】顔の造形も良いですね。またボディはカマロビーのデザインを元に鉄板やリペットのようなものでアレンジされていて面白いです。

SS-44 WWⅡホットロッド(WWⅡAUTOBOT HOT ROD)(2020)

【ロボットモード】同じく最後の騎士王に登場した悪魔の旅団所属のホットロッド。ビーとはコンビを組んでいたようです。
アイテムとしては上記WWⅡバンブルビーのリデコ。良いところも悪いところも同じです。カラーリングは通常のホッドロッドと同じグレー。

【アップ】相変わらず頭部造形は良いですね。なお上半身は全体的にパーツ変更されています。

詳細レビュー

【可動】可動箇所は十分ですが可動範囲はあと一歩といったところ。脚部は動かしているうちにパーツがはずれてきたりするのでちょっとだけ遊びづらいです。

【付属品】手持ちの銃(ガトリング砲？)が付属。それぞれ形状は異なります。

バンブルビーのは手持ちのピストル風。エフェクトには対応していません。

ホッドロッドのは大きめで、映画本編のタイムガンをレトロ風にリデザインしたような形状。もしかしたらこの時代のタイムガンなのかもしれません。

銃は背中にマウントしておくことが可能。

さらにビーにはハンマーが付属。回想シーンの他、現代のビーもネメシスプライムとの戦いで使っていました。

両手持ちも可能。

ズドォーン！！

ハンマーも背中にマウント可能。ただし、銃をマウントしていたパネルをくるっとひっくり返して取り付けることになります。

【ビークルモード】ハンバー軽偵察車似の装甲車に変形。劇中ではそれぞれベンツとダイムラー車に変形していましたがそこは変更されてしまいました。
TFではたくさんありそうで実は少ない戦前風スタイルが素敵。そしてビークルはただのリカラーかと思ったら側面が一部リデコされていますね。
ちなみにビークルのガワ合わせが若干悪く、特にルーフのパネルがどうしてもピッタリ閉じずに浮いてしまいます。

フロントも良い顔をしているのですが、下部にパーツがはみ出ちゃってます。

それぞれ武器をルーフ下にセットしています。バンブルビーに関してはなんとハンマーの柄の部分を砲身として見立てており、アイデアが光ります。

大まかには同じビークルなので武器類の交換も可能です。

【変形】基本的にはガワ変形。背中に背負った大きなビークルパーツや脚部を合わせていきます。なおパーツ同士の噛み合わせ精度はイマイチ。胴体をスライドさせて頭部をしまうところなんかは面白いです。

騎士王版ビーとWWⅡビー。ベイバースでは最後の作品になってしまいましたが、とにかく整合性の取れない後付け設定が豪快なシリーズでしたね。

SS96ホットロッドと。傑作の96が出るまではWWⅡ版が唯一のSSホットロッドでした。並べてみると、WWⅡ版も頭部造形が良いのがわかります。

2コマ劇場「時の流れ」

THE END

悪魔の旅団をナメんじゃねーぞ！？

WWⅡバンブルビー&ホットロッドでした。ビークルの噛み合わせやロボの可動なんかがあと一歩ですが、造形はなかなか良いんですよね。特にビーは珍しいカラーのバリエーションなのでコレクションとして持っておいてもいいかもしれません。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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