トランスフォーマーレガシーユナイテッド TL-73 スタースクリーム(サイバトロンユニバース) レビュー

さて今回はTF9月組からサイバトロンスタースクリームの紹介です。当時品も一緒にどうぞ。

TRANSFORMERS LEGACY UNITED

TAKARATOMY / HASBRO

CYBERTRON UNIVERSE STARSCREAM

2024

レガシーユナイテッド スタースクリーム(サイバトロンユニバース)(CYBERTRON UNIVERSE STARSCREAM)(2024)

【パッケージ】2005年のアニメ”CYBERTRON”(和名:ギャラクシーフォース)に登場したスタースクリーム。歴代スタスクでも屈指の強さを誇り、ディセプティコンから離反して両軍を翻弄。サイバープラネットキーの力で巨大化し、最後までオプティマスたちを苦しめました。
ところで近年ユニクロン3部作のキャラクターは言語名そのままで呼ばれる機会が増えてきており、タイトル名を冠して区別されることも多いですね(アルマダオプティマスみたいに)。ただ「アルマダ◯◯」は便利で良いとしても、「エネルゴン◯◯」「サイバトロン◯◯」は別の意味とごっちゃになってしまうのでちょっと使いづらかったりします。

【ロボットモード】時代的に装飾モリモリSFデザインなサイバトロンTF。スタースクリームも「足し算」のデザインでかなり派手なシルエットをしております。そして今回のレガシー化にあたってはスタイルを中心に改善。スラリとした手足と小顔でかなりクールな見た目になりました。

【アップ】小顔でも造形はシャープでめちゃくちゃイケメン！少しだけニヤッとしてるかな？

【可動】サイバトロンスタスクは肩のナルレイキャノンや突起がどうしても可動の邪魔をします。当時品に比べ改善はされていますが、やはり肩まわりは窮屈。下半身可動は優秀です。

肩のナルレイキャノンは別売りエフェクトに対応。

ナルレイキャノンは5ミリ接続なので、キャノンだけ前向きにしたり腕に付けたりできます。旧アイテムからの大きな進化のひとつ。

ちなみにキャノンをとっぱらっちゃうと、シンプルでマッシブな素体が現れます。これはこれで良い！

【付属品】手持ち武器のブラスターも付属。紫クリアで成形されており、レガシー初期のエネルゴンウェポンを彷彿とさせます。

もちろんエフェクト対応。

ブラスターは背中にマウントしておけます。

サイバーキーも付属。当時品(右)と比べていただいてわかるように、サイズは極小。レプリカみたいな感覚です。

サイバーキーはブラスターに接続可能。特にギミックは無くて、レガシーエヴォリューションの時のエヴォフュージョンみたいな感じ。

首の後ろにには本来のサイバーキースロットがあり、差し込むことができます。当時品ならここでナルキャノンからブレードが飛び出すのですが、さすがにそのギミックはオミット。ブレードは手動で展開しましょう。スロットはただの飾りというわけです。

当時品はナルキャノンが固定だったため使い方が難しかったブレード。今回は自由に角度を付けて遊べます。サイバトロンスタスクを象徴する装備なのでこれは嬉しい！

とはいえ、やはり肩から伸びるブレードというのは遊び方にコツがいりますね。

キャノンを腕に付け替えれば少しいじりやすくなるかもしれません。

肩可動について補足。このアイテムの肩まわりは独特の構造をしておりまして、まずは肩を内側に入れることができます。

肩と腕のジョイントを外せば、肩を残したまま腕を後ろにひっこめることができます。これは擬似的に胸を張ったようなポーズになるんですよね。

肩アーマーにはヒンジが隠れていて、外側にアーマーを逃すことが可能。おそらくパーツ干渉を緩和するためと思われます。

それらの可動を駆使した状態。多少は見栄えが良くなったかな？

【ビークルモード】SFジェットに変形。劇中でスタースクリームは地球ビークルをスキャンしませんでした。いわゆるG1のテトラジェットを彷彿とさせるデザインで、後のWFCスタスクなどに影響を与えてそうです。

ビークルもディテール多めで2000年代のメカという感じ。

ブラスターは真ん中にセットされています。集中攻撃だー！！

後方のジョイントでバックファイアっぽく。

ブラスターは機体下部にセットするパターンも。

ビークルでもサイバーキーをセット。

ビークルでもブレード展開。いかにもマンガチックでアツい設定ですよね。

【変形】パーツ配置は当時品とほぼ同じ。ただ、カンタン・スッキリ・カッチリが当時品の良いところでしたが、なんか少し複雑になっちゃいました。

とにかくスタイルと可動改善に集中した感のある正統派リメイク。どちらも見事に形になっていて、「そうそう、こういうの待ってた！」という好感度抜群のアイテムです。

ギャラクシーフォース GD-03スタースクリーム(STARSCREAM)(2004)

【ロボットモード】ボイジャークラスのサイバトロン（ギャラクシーフォース）スタースクリームは、実は日本限定で発売されました（米国でも後に限定販売はあり）。米国では巨大サイズのスプリームクラススタースクリームがメイン商材だったためのようです。
当時品の時点でスタイルや造形は素晴らしく、ちょっと野暮ったさはあっても、それがかえってメリハリになっている感じ。そして時代を感じさせる肉厚なプラスチックが贅沢です。

【ビークルモード】肉厚プラで構成されるビークルモードはシルエットのバランスも良く、レガシー版と比べて重みもズッシリ。変形も簡単で、ビークルだと当時品の圧勝かもしれません。

サイバーキー（フォースチップ）を差し込むとスプリングでブレードが展開。左右同時に発動します。

手持ちのブラスターはミサイル発射ギミック付き。レガシー版とはデザインが異なります。

ロボットでも背中にあるスロットにサイバーキーを差し込むと…

スプリングでブレードが展開！これ、腕をどんな位置に動かしていてもちゃんと発動するんですよね。すごく不思議！

上記ギミックのためか腕まわりの可動は限定的で、ブレードで遊ぶためには「心の目」も必要になってきますw。下半身の可動は当時品としてはなかなか優秀。まあいずれにせよ現物はそんなことが気にならないくらいカッコいいですけどね

おまけ&まとめ

細マッチョなレガシーとゴリマッチョな当時品という感じ。どちらもイケメンです。ビークルのバランスは当時品の方が良いかな。

「よろしくお願いします！」
「おう、待ってたぞ」

「ヤバイ！隠れろ！！」

Till all STARSCREAMS are ONE !!

スーパースタースクリームだ！？

最後はご先祖様とキメポーズ！！

トランスフォーマーレガシーユナイテッドからサイバトロンスタースクリームでした。繰り返しになりますが、かゆいところに手が行き届いた正統派リメイク。サイバトロン（ギャラクシーフォース）キャラはこの路線で今後も行ってほしいところですね。良作です。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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