トランスフォーマースタジオシリーズ SS-41 クロミア・アーシー・エリータ-1 レビュー

過去良品を振り返るシリーズ。今回はちょっと変則的なクラス分けが特徴のオートボットバイク三姉妹です。

TRANSFORMERS STUDIO SERIES

TAKARATOMY / HASBRO

CHROMIA,ARCEE,ELITA-1

2020

映画2作目「リベンジ」に登場のオートバイに変形するウーマンオートボット三姉妹がセットで商品化。映画冒頭のディセプティコン狩りシーンが印象的です。サイズはかつての一番小さい「レギオンクラス」相当しかないのですが、3体をセットにすることでデラックスクラス扱いでリリースされました。

【クロミア】劇中では3体一緒にモブ的な活躍しかしていなかったのでそれぞれどのようなキャラなのかは読み取れません。クロミアは戦いを好むタフな女戦士なんだそうで、G1と同様アイアンハイドとは仲が良いようです。
デザイン的にはオートバイをそのまま崩したようなクリーチャー体型が特徴。特に脚部は一輪車状態となっており、小さいながらもそれらがよく再現されております。

【アーシー】アーシーはやっぱりピンク。もともとオートボットの科学者でしたが、今ではすっかり危険なハンターになったんだとか。クリーチャー体型は3体ともほぼ同じで、アーシーはタイヤが2本とも脚部になったパワフルなデザイン。肩のカウルもカッコいいですね。

【エリータ-1】長女のエリータワンは4マイル先のターゲットも狙える優秀な射撃手。紫のボディが特徴です。なお3体ともパーツ配置が全く異なるデザインなのがすごいんですが、頭部は同じもののようですね。

【可動】関節はボールジョイントでそれなりに動きます。ただ体型が体型なので動かし方は難しいですね。

クロミアは左腕のバイクのマフラーがブラスターに見立てられます。

さらに別パーツのブレードを取り付けることも可能。

アーシーも左腕がブラスターに見立てられます。

さらに右腕には巨大ブラスター、左肩には追加アーマーを取り付け可能。かなりゴツく強化できます。

エリータ-1は左腕がタイヤで、追加武装はありません。とりあえずこれでぶん殴る感じでブンドドしましょう。

ちなみにブレードはアーシーにも持たせることができ、フル装備することができます。これは後述のギミックが関係していると思われます。

【ビークルモード】それぞれ別型のオートバイに変形。クロミアはスズキB-KING、アーシーはドゥカティ848、エリータワンはMVアグスタF4に似たスタイルです。色も形も別々というわけです。

小さい上に変形までこなすので、パーツ位置がちょっとガタついてます。

リカラーで済みそうなほぼモブの3姉妹をちゃんと描きわけているのは、当時のトランスフォーマー が絶好調だった証かもしれません。
なお変形方法はどれも異なる上に直感的にわかりづらい工程が多く、説明書だよりになりがち。

サイズ感はこんな感じ。物足りないサイズではあっても、こうして並べるためと思えば納得。

DOTMのころのヒューマンアライアンスベーシックフィギュアがちょうどいい感じ。

ビースト覚醒アーシーと。実写映画も長いシリーズになって様変わりしたものです。

【合体モード】そしてこちらが本作最大のギミック3体合体！実は正式にアナウンスされたことはなく、どういうわけか隠しギミックになってしまいました。強度の問題でもあったのかな？でもスタンドパーツが謎に複雑な形状をしていたり、あからさまなジョイントがあったりしてギミックそのものは間違いなく仕込まれております。
なお合体形態はあくまでもユーザーによる推測でいくつか提唱されており、こちらはネット上で比較的よく見かけるパターンにチャレンジしてみました。

せっかくなので両サイドも。

でやァァァァ！！

アーシーにアクセサリ類を全装備できるのはこの合体のためというわけです。

SSバイク3姉妹でした。下手したら食玩レベルの安っぽいアイテムですが、他のアイテムと並べてみるとまあサイズはこんなもんかなという感じ。合体も楽しめますしプレイバリューを高めようという意気込みがしっかりと伝わってきます。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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