さて今回紹介するのはスタジオシリーズから何度目だバンブルビーの最新作、SS-90バンブルビーを紹介します。映画3作目「ダークサイドムーン(英名:Dark of the Moon)に登場したときの姿。初期3部作の完結編だけあって、実写TFデザインも脂が乗りまくっていた時期なので1番脳内イメージに近いビーではないでしょうか。
今回はせっかくなのでDOTM公開時のバンブルビーも一緒に紹介しちゃいます。これがまた好きなビーなんですよねぇ。というわけで2体連続でどうぞ。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
TRANSFORMERS DARK OF THE MOON – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画3作目のトイシリーズ。メインラインである「メックテック」では変形する武器メックテックウェポンが共通ギミック。その他小サイズTFと大型ビークルで基地遊びなどが楽しめる「サイバーバース」などサブラインが多数展開された。
・販売 | 2022年/2011年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES / DARK OF THE MOON BUMBLEBEE |
スタジオシリーズ SS-90 バンブルビー
【パッケージ】なるべくプラの使用を少なくするため、窓を廃したブラインドボックス仕様。図らずも大人向けの高級フィギュア感が出て嫌いじゃないです。
これは各所でネタになっている梱包状態。何でこんな哀れな姿に…。というわけでカーボン凍結ということにしてみました。
【フロント&リア(ロボ)】これまで数えきれないほどのバンブルビー商品が出ていてそれぞれ良いものですが、こちらは上半身にみっちり詰められたパーツの情報量が素晴らしく、マッシブな体形を形作っています。TF1やTF2版とは、主に車のボディになる部分が差し替えられているようですね。また名前に負けぬ4枚羽をちゃんと再現できているのもポイント。
【アップ】スタジオシリーズは映像に使用されたデータを使っているはずなのでこの商品もそうだと思うのですが、かえって少しイメージとずれてしまうのがよくある現象です。このバンブルビーの顔もちょっとクールすぎるかも。ヘルメットの黒がオミットされているのも原因でしょうか。
【可動】ヒーロー着地。小さめボディにたくさんパーツが使われているのでやや繊細な構造なのですが、干渉は少なめです。
【付属品】武器としてスティンガーブラスターがひとつ付属。腕に被せるように取り付けて、腕が変形したような感じに。スタジオシリーズになってからはこの方式が多いですね。雰囲気は出て良いですがおもちゃとしての汎用性は下がるというジレンマ。
付属品などはこれだけなのですが、とにかくこの密度感でグリグリ動くんだからすごいことです。やっぱりビーはいじっていて楽しいなぁ。
【ビークルモード】シボレー・カマロSSに変形。車の細かい部分まではわかりませんが、スタイリングに関しては文句なしですね。中身がみっちり詰まっているため、分割線の隙間が出がちになってしまいまうのは仕方がないかな。
カマロは顔がいいですよねー。これぞアメリカンマッスルカー。
武器は車体後部に取り付け可能。まあとりあえず付けれられるという状態です。
変形について。スタジオシリーズのバンブルビーはだいたい同じような変形パターン。パーツ配置はオーソドックスですが、足の変形がちょっと難しめかな。またかなりパーツが詰まっているのでストレスフリーというわけにはいかず、パーツポロリもおそらく経験することになりますし、ビークル変形時のニギニギも必要です。
なお見どころとしては車体側面が4枚羽を形成していくところと、ビークルのフロント部分がうまくダミーパーツと組み合わさってロボット時の胸に変形するところがあります。
劇中再現。ダークサイドムーンでのビーの場面というと、終盤のこの場面が印象的ではないでしょうか。バンブルビー絶体絶命のピンチ!ていうかキューよ…。
しかーし、一発形勢逆転のまわし蹴りからの…
トドメドーン!!いやー良かった良かった。だけどメタ的にはサウンドウェーブがこれで退場なのがちょっと寂しかったり…。
というわけでSS-90バンブルビー(DOTM版)でした。バンブルビーはもう〇〇版を持っているからいいや…というのもごもっとも。好きなビーを手元に置いておけばよろしいかと思いますが、カーモードの出来やマスク無し顔など、初期3部作ビーとしては決定版的な商品なので気になる方はお早めに入手ください。なんやかんやでバンブルビーはプレ値が付きやすいですからね。
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DOTM DA-05 バンブルビー & メックテックホルダー
【フロント&リア】うぉー、なつかしいぜ。実は僕が初めて購入した実写ビーなのです。映画も3作目ということで開発陣もこなれてきたのか、オーソドックスながらもスタイル・デザインともに素晴らしい出来で、やはりひとつの完成版なのではないかと思います。ただし、今見返してみると腕が細すぎてガイコツ状だったり、手が平手で遊びずらかったりと気になるところはありますね。
【アップ】顔の造形がこれまた素晴らしい。これまで多くのバンブルビーフェイスがありましたが、とにかくイメージどおりでカッコ良くてかわいい。多分劇中に似ているのはSS版なのでしょうが、こちらの方が立体物としてのバランスが良いような気がします。
【可動】可動は…あれ?こんなんだったけ?ヒザの位置が高すぎてこういうポーズがつけずらいです。この辺はアクションフィギュアとしての可動を極めたシージ前後で大きく変わるところでしょうか。
【付属品】DOTMのメインラインは「メックテックシリーズ」と題され、「メックテックウェポン」が付くことが共通ギミックでした。メックテックウェポンは、スプリングなどによるワンアクションで形状が変わる武器で、5ミリジョイントを使った拡張性も備えておりました。
バンブルビーにはこのメックテックブラスターが付属。なおフィギュアは平手のため、前腕部にある5ミリ穴に接続することになります(※親指を広げて手に持たせることもできるのですが、僕のはなんか固くて広げられません)。
ウェポン後部のレバーを下げることで武器全体が展開し、プラズマキャノンに変形します。パーツを複数使った贅沢な武器ですね。ちなみに展開した状態で固定はできず、スプリングですぐに元に戻ってしまいます(写真はすき間に段ボール片を詰めて元に戻らないようにしています)。
左が右になる、ということです。ちなみにDOTM製品はリベンジまでに比べてフィギュアの大きさがひとまわり小さくなってしまったのですが、当時は「メックテックウェポンのせいだー」という嘆きの声が少なからずありましたね。
【ビークルモード】シボレー・カマロSSに変形。マッシブな車体が見事に再現されております。変形にあまり無理が無いため、綺麗なツライチになるのも良し。なおサイドガラスが防弾仕様のメッシュ構造になってしまっているのですが、今となってはそれも含めてDOTM版だなぁという感想。
車体上部に5ミリ穴が隠れており(メックテックシリーズは実車のリアリティを保つため5ミリ穴を隠すバネ付きフタがついておりました)、武器を装備可能。ついでにビークルモードの顔もカッコいいなぁ。塗装がちょっと剥げちゃってますが。
【変形】パーツ配置はオーソドックス。変形も素直なカーロボ変形です。また近年のスタジオシリーズに比べてかなり空間に余裕のある収納となっており、変形時の余計なストレスがありません。
見どころは脚部の変形。ビークル時から伸ばす時に、各所が連動して半オートモーフのような形で自動変形してくれます。
車体後部を押し上げると、何やら武器のような意匠が隠れております。これは公式にはあまりアナウンスされていなかったと思うのですが、ロボ・ビークルに続く第三形態として「ステルスフォースモード」が考えられていた名残です。車が少し展開したバトルカーモードみたいなやつですね。映画劇中でもカーチェイスシーンで披露された他、ビークル⇔ステルスフォースだけの変形をするミニカーシリーズ(その名も「ステルスフォース」シリーズ)も展開されていました。
当初のコンセプトだけでおそらく製品化段階ではキャンセルされたであろうステルスフォースモードですが、トランスプレイでいろいろ考えるのも楽しかったなぁ。こんな感じでビークルを適当に崩してでっちあげてましたよ。
さて最後にこちらが問題(?)のメックテックホルダーです。当時の日本独自仕様で付属していました。日本版製品にはメックテックカードというものが付属していたのですが、それをセットして全国のおもちゃ屋さんに設置されていたゲーム筐体で遊べるというアイテムでした。
こんな感じで変形させるとトリガー状になり、ゲームを操作できます。ゲームには自分で選んだカードのキャラが出てきて敵と戦うことができました。ちなみに僕はやったことがあります…w。
なんか当時のカードがどっかにいっちゃったので、適当に…。今となってはこんな感じでカードを飾る額縁ぐらいにしか使えません。どうせなら5ミリ穴とかいっぱい開けておいて武器ラックにでもすれば良かったのにねぇ。
というわけでDA-05バンブルビー&メックテックホルダーでした。ホルダーのせいで当時は買いずらいと非難もありましたが、フィギュアは出来が良くてすごく満足感がありました。この後はロストエイジでデザインが大きく変わるため、初期3部作ビーの商品としてはやはり決定版と言ってもいいと思います。今となっては可動面などで劣る部分もありますが、いじりやすくてストレスも無い名作ですよ。
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まとめ&おまけ
ロボットモードで比較。DOTM当時も「小さくなった」との嘆きがありましたが、今となっては隔世の感がありますね。ただ、密度感は今の方があるかな。
武器のコンセプトもまるっきり違います。おもちゃとしての遊びを目指したメックテックと、フィギュアとしての再現度を目指したSS。
「いいものもらったぜー!!」
ビークルモードで比較。どちらもいい顔だ。カマロはアメ車としては人気度も知名度も高いらしいですね。もちろんトランスフォーマーの影響で。
以下4コマ劇場始まりまーす。
「長物」
THE END
というわけで最新のDOTMバンブルビーとなつかし当時品の紹介でした。何度も言いますがバンブルビーはやっぱりいいなぁ。もういいと何度思ったか知れませんが、新しいのがでると「これで最後…」と自分に言い聞かせながら買っちゃうんですよね。もうすぐ映画最新作のアイテムもお披露目されるでしょうから、また増えるんだろうなぁ。というわけで皆様のご感想もお待ちしております。
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