マスターズオブユニバース・オリジンズ:ヒーマンのディープな世界。今回はWAVE2のスケアグロウと、WAVE10のデジティーノを紹介します。かたやビンテージトイの終盤アイテムのリメイク、かたやルーラーズオブザサン・サンマンの仲間。一見関連の薄そうな2体なのですが、実は秘密のつがなりがあるのです…。サクッと行ってみましょう。
MASTERS OF THE UNIVERSE ORIGINS- MATTEL
米マテル社が2020年から展開している、かつての大ヒットフィギュア・マスターズオブユニバース(MOTU)の本格リブートシリーズ。初代オリジナルフィギュアのデザインをほぼ忠実に再現した上で可動箇所を現在の標準的な仕様に変更。キャラクターのバージョン違いなども取り入れた正統アップデートラインと言える。
・販売 | 2020年 / 2022年 |
・英名 | MASTERS OF THE UNIVERSE ORIGINS SCARE GLOW / DIGITINO |
スケアグロウ
【パッケージ】いつものレトロ仕様パッケージで、裏面にはイラストによるキャラ紹介、遊び方、ラインナップが。WAVE2のアイテムは若干高騰気味でしたが、2022年下期に再販されてだいぶ入手しやすくなりました。
【フロント&リア】マントを羽織ったガイコツモンスター。シンプルにカッコいいデザインですね。もとはビンテージトイ展開の終盤である1987年にリリースされたアイテムで、故にあまりメディアでは活躍しなかったキャラです。ちなみに旧アイテムは数が少なくかなりレアになっているのだとか。スケルターが別次元から呼び寄せたということになっていましたが、そのスケルターとモチーフがかぶっているため、スケルター本人なのではないかなどと憶測を呼んだそうです。
【アップ】シリーズ特有のゆるい造形の中で、なかなかがんばっている頭部ではないでしょうか。
【可動】素体は普通のオリジンズ素体なのでシリーズ標準の可動。このレトロな見た目なのに動く!というのがこのシリーズのウリです。
マントはとりはずすこともできます。マッチョガイコツというパラドックス的存在。
【付属品】手持ち武器として鎌が付属。斧っぽいですが「サイズオブドゥーム(運命の鎌)」という名前がついています。死神のイメージでしょうね。
冥界の炎のイメージで。長らく設定が不明瞭だったスケアグロウですが、最新のNetflixアニメ「黙示録」では、死後の世界「サブターニア」の王として登場。これがアニメ初登場だったそうです。
こちらも他商品のエフェクトを使って。能力としては、相手の恐怖心を増幅させる力を使います。それこそバットマンのスケアクロウと同じですね。
デジティーノ
【パッケージ】こちらは「ルーラーズオブザサン:サンマン」からの参戦。個性豊かなサンマンの仲間たちの一人です。
【フロント&リア】ダイバーシティヒーローチームのサンマンたちですが、デジティーノはヒスパニック系ヒーロー。と、ここで述べるのも野暮かもしれませんが、アメリカの人権問題について。白人黒人がクローズアップされがちですがヒスパニック系やアジア系についても根深いものがあるんですよね。黒人のサンマン、アジア系のスペーススモー、ヒスパニックのデジティーノというラインナップもそんなところから考えると納得できます。
【アップ】…とはいえ、具体的にどのあたりがヒスパニックかと言われると僕もそこまで考えたことはないので答えられないのですが、ともかくそんなことは無関係にまるで俳優さんにいそうなハンサム青年です。
後ろ髪はちょこんと束ねてあります。
【可動】ボディはいつもの標準素体なので可動もいつもどおりです。
デジティーノは本名カルロス・モンタネス。数学の天才で、脳を半分コンピューターに接続する手術を施されたところ、古代アステカのケツァルコトアル神からお告げを受け、消去光線を使うサブストラクト(減算の意)と戦うことになったんだとか。なんだかよくわかりませんがサンマンの仲間たちはみんなぶっ飛んだ設定を持っていてそっちの方が気になりますw
【付属品】なにやら鍵バサミのような杖が付属。「キースタッフ」というそうです。この杖と胸のプレートをケツァルコトアル神から授かりました。
アターック!デジティーノは10万台分のコンピューター計算能力を持ち、人類の歴史をキー入力できるというこれまた僕の理解を超えた能力を持つコンピューターウィザードです。あまり頭脳派キャラのデザインに見えないのですが、テレキネシス忍者のスペーススモーといい、もしかして設定は後付けなんでしょうかね。
ギミック&まとめ&おまけ
【ギミック】さあそれではお待ちかね、MOTUの楽しいワンギミックのお時間です!それでは暗転!
パッ!!
じゃーん!
すごい!めっちゃ光ってますよ。そう、このスケアグロウのワンギミックは全身が蓄光素材でできていることで、全身が暗闇で光ることなのです。単純なものではありますがキャラクターも相まって非常に効果的に使われてますね。まさに冥界の王という貫禄です。さらに言うと、「光る」からスケア「グロウ」。名前も洒落てます。
今回なぜこの2体を一緒に紹介したかと言うと、この通り。デジティーノのベストも蓄光素材でできており、暗闇でデジタルのパワーが発動します。全身ではないのですが、ケツァルコトアルの霊力を秘めたアイテムという感じがして良いですね。
4コマ劇場
「グローインザダーク」
THE END
スケアグロウさんかわいそうなので優勢な写真も上げときますw
スケアグロウ&デジティーノでした。蓄光ギミック仲間ということで併せて紹介しました。よくある仕掛けではありますが実際に遊ぶと楽しいんですよね。当時の子どもたちならなおさらだったろうなぁ…と思いを馳せてみたり。MOTUフィギュアは一部マテルジャパンが取り扱いましたが長続きはしていないようです。輸入ショップや海外通販で探してみてください。というわけで皆様からのご感想やレビューなんかもお待ちしておりまーす。
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