さて今回は久しぶりにスピンマスター4インチバットマンシリーズをWAVE丸ごと紹介です。WAVEのカウントについて、2021年のWAVE8までははっきりしているのですが、その後映画ザ・バットマンやブラックアダムのシリーズが挟まれてなんだかよくわからなくなってしまいました。通常弾としてはWAVE9にあたると思うのですが、まあとにかく見ていきましょう。
BATMAN 4” – SPIN MASTER
カナダのスピンマスターが2020年から展開している4インチライン。新たにライセンスを獲得した同社は、バットマン・DCヒーローズそれぞれに4インチ・12インチのラインを立ち上げ、商品展開を開始した(ただし、DCヒーローズのラインは2020年で止まっている状況)。
・販売 | 2022年 |
・英名 | SPINMASTER BATMAN 4” |
2022年は突如映画『THE BATMAN』のフィギュア展開を始めたスピンマスター。もしかして4インチラインもう終わり…?と心配していたら、後半になって通常WAVEが復活しました。毎度のことながらマイナーチェンジアイテムが多いシリーズなので、今回はこの3体を購入。特にソロモングランディとレッドフードは完全新規型なので楽しみです。
なお、このWAVEについては、いつの間にかトイザらスさんが国内導入していたことが判明。わざわざ米Amazonで購入したのに~w。
商品に同梱されているカタログをスキャンしてみました。2021年後半から、なぜか半分「?」になってしまって全貌をつかむのが容易ではなくなってしまいました。とりあえずフィギュアはいつものとおり8種類のようです。今までどおりだとすると、下半分はアクセサリ違いだと思われます。
ソロモン・グランディ(SOLOMON GRUNDY)
【パッケージ】本名サイラス・ゴールド。40年代からいる古参のヴィランです。もとは悪徳な富豪でしたが、スローター・スワンプという死の沼に落ちて不死身の怪物になってしまいました。そしてその際、マザーグースの童謡「ソロモン・グランディ」だけを覚えていて口ずさんでいたため、この名前になりました。実写だとドラマ『ゴッサム』で登場。設定はかなり異なっていましたが、「え?お前がソロモングランディになるの!?」という驚きがあって面白かったです。
【フロント&リア】巨体の怪力キャラなので、デカキャラ枠でのリリース。キッズ向けのアイテムですので、造形はユルめでキャラ特有のエグさも無し。ただ、いつものディフォルメ具合と異なり、頭部が小さくて全体のバランスが独特なことになってます。
【アップ】ソロモン・グランディというとフランケンシュタインの怪物のような継ぎはぎの身体や、ゾンビのようなただれた皮膚が思い浮かびますが、このフィギュアに関しては表現はおとなしめ。キッズが安心して楽しめるようになっております。
【可動】このシリーズのデカキャラ枠はあからさまに可動が絞られてコストダウンが図られています。ソロモン・グランディに関してはヒザ関節が無いのと、首が回らないのがアクションには致命的。
雄たけびを上げるソロモン・グランディ。
久しぶりなので、アクセサリについて説明します。パッケージをよく見ていただけるとわかるように、「3種類の秘密のアクセサリが入っているよ!」というのがシリーズのウリ。米国で一時期はやったサプライズトイの要素を組み入れてるんですね。今回のWAVEでは、背面のシークレットボックスのフタをビリビリっと開けてやることで中身が出てきます。
というわけで、うちのソロモン・グランディにはこの3種類のアクセサリが付属していました。
3つのアクセサリのうちの2つがこのチェーン。ソロモン・グランディの動きを封じておくための拘束具ということになるでしょうか。両腕に付けられます。
アクセサリ3つ目は、チュッパチャップス…じゃなくて何でしょうこれはw。地面から引っこ抜いた鉄線に、岩がくっついてきたみたいな状態でしょうか。
「フンガー!!」
ぐわっしゃーん!!
シリーズ初期のキラークロックと。個人的にはクロックの体型の方が理想的だなぁ。
DCコレクティブル・インジャスティスシリーズのソロモン・グランディ。コンセプトもターゲットも違いすぎですね。
よくキャラ被りと言われるハルク。ソロモン・グランディはゾンビ属性が付いているのでそんなに感じないですけどね。
【GOTHAM/ゴッサム・フォースシーズン】
ブラックユーモア満載・毎シーズン目まぐるしい怒涛の展開で大人が楽しめるおすすめDCドラマ。特にシーズン2からは有名ヴィランがどんどん出てきてワクワクです。
↓プライムビデオシーズン4第1話はこちら
犯罪許可証
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バットガール(BATGIRL)
【パッケージ】バットガールも何度か代替わりしていますが、やはりゴードン本部長の娘バーバラ・ゴードンが有名でしょうか。60年代に初登場し、ロビンと共にバットマンの助っ人として戦ってきたスーパーヒロインです。コンピューターにも精通しており、バットガールを卒業した後は「オラクル」として情報面でバットマンを支えました。実写映画では『バットマン&ロビン』でのみ登場し、アルフレッドの姪という設定でした。その他忘れてならないのは『レゴ・バットマン』。ウジウジバットマンを力強く引っ張る頼れる女性として活躍していました。
【フロント&リア】バットガールがラインナップされるのは実は2021年WAVE6に続き2回目。ただ、WAVE6のときは商品展開に「バットテック」というテーマがあり、コスチュームにサイバーなアレンジが加えられていました。なので、ノーマルな雰囲気での商品化は今回が初となります。
【アップ】レザー風のコスチューム、顔半分を覆ったマスク、ブロンドの長髪など、かなり万人のイメージ通りのバットガールではないでしょうか。
【可動】シリーズ標準の可動部。頭部はボールジョイント接続ですが、実は髪の毛が邪魔をして首を回すことができません。このシリーズでは時々ある現象です。
【付属品】アクセサリは3種。まずはゴールド(カッパー?)成形の刀。バットガールだと個人的には刀のイメージは無いのですが、バットファミリーということで。
こちらはおなじみグラップルガン。蛍光イエロー成形で、ジョーカーのものと思われる落書き「HA HA HA」が。いたずらされちゃったのかな?
最後はこれまた毎度おなじみバットラング(バッタラン)。ちょっと大きめサイズでハッタリが効いております。
よくわからない使い方。
今回のバットガールで、主要なバットファミリーはそろったかな?
【レゴバットマン ザ・ムービー】
子供向けと思いきや「バットマンとは何ぞや」の深層をほぼ完璧に描いた必見の作。映像もすごいし、吹き替えがこれまた笑えます。
↓プライムビデオはこちら
レゴバットマン ザ・ムービー(吹替版)
↓ブルーレイはこちら
レゴ(R)バットマン ザ・ムービー [Blu-ray]
レッドフード(RED HOOD)
【パッケージ】正体は2代目ロビンことジェイソン・トッド。ジョーカーに殺害されたジェイソン・トッドでしたが、ラザラスピットで復活し、その影響で少し攻撃的になってしまいました。
【フロント&リア】シルエットはシンプルながらややマッチョな素体。ロビン時代とのイメージの違いが悲哀を誘うキャラクターです。
【アップ】レッドフードというと顔全体をまるっと覆うツルツルマスクがメジャーと思ってましたが、今回の赤フードに半マスクは最近の作品「レッドフードアンドアウトローズ」のものみたいです。
【可動】アクションはシリーズ標準。頭部もフードごとまわります。
【付属品】3つのアクセサリ、ひとつ目はバットファミリーが大好きな刀。彼の場合は二刀流です。
構えっ!今回紹介の3体の中では一番ポーズをとることができますね。
こちらはやや物騒なバール。レッドフードの無法者の部分が表れております。
最後は…なんだろこれ?刃がとび出るアーミーナイフのような、こういうカッター的な武器のような…。元ネタがありましたらどなたかご教示くださいませ。ちなみにこれにもジョーカーの「HAHAHA」が書かれております。
とりあえずソロモン・グランディを斬る!!
まとめ&おまけ
再度このカタログ。今回紹介した3体の他には、バットマン、コンバットバットマン、ロビン、バットマン(レア)、ジョーカー(スーパーレア)がラインナップされています。いずれも今まで紹介したことのあるアイテムのバージョン違いですね。
バットガールvsソロモン・グランディ!
「うぉ〜!!」
がき〜ん!!
かろうじて受け止めるバットガール!
しかしさすがにソロモン・グランディのパワーには競り負け、絶対絶命のピンチだ!
助っ人見参!!
レッドフードの不意打ちが決まった!
今だ!ダブルキーック!!
「ぐわぁぁぁ!!」
「一人で無茶しようなんて10年早いぜバーバラ!!」
「ジェイソン…助かったわありがとう…」
というわけでスピンマスターバットマン2022WAVE9?でした。完全新規はソロモン・グランディとレッドフードの2体。その他はオーソドックスなラインナップなので、これから買い始めるのにもピッタリですね。トイザらスの実店舗で探せばまだ残っているかもしれません。というわけで皆様からのご感想やレビューなんかもお待ちしております。したっけね〜。
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