トランスフォーマーアースライズ ER-08 ダブルディーラー レビュー

TFジェネレーションズ系
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 カセット強化月間。今回はトランスフォーマーアースライズからダブルディーラーを紹介します。G1初期のメンバー中心にリメイクされていったアースライズの中で異彩を放っていたマスターフォース期キャラ。リーダークラスという優遇ぶりで、満を持してリメイクということになるでしょうか。でもどうしてカセット強化月間に彼なのかと言うと…それは記事の中で明らかになります(そんなにもったいぶらなくてもいいんですが…)。早速見ていきましょう。

TRANSFORMERS EARTHRISE – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2020年のサブタイトル。WFCトリロジー2作目。Netflixアニメでは地球にたどり着くまでの物語が描かれたが、トイラインは前作のサイバトロンビークルに対し主にアースビークルで展開された。アイテム同士を接続し巨大な基地を作れる「A.I.R.ロックシステム」が新たに共通ギミックとして登場したほか、それ以外のギミックは概ね前作を踏襲した。

・販売2020年
・英名TRANSFORMERS EARTHRISE DOUBLEDEALER

【ロボットモード】ダブルディーラーは、オートボットとディセプティコンどちらの側にも付く傭兵。スパイなど何か目的があるというわけではなく、金を出せば働くというスタンスです。なお日本ではマスターフォースのダブルクラウダーとしてリカラー販売されました。
アースライズ版はリーダークラスらしくどっしりとしたシルエットでなかなかのボリューム感。G1アイテム(TF Wikiより)は若干不自然な体型だったので(ギミックのせいもあるんですが)、大きく進歩した部分です。

【アップ】オートボットなのにカラーリングも寒色系だし、顔も悪そう。決して善人ではないですね。そしてゴルゴみたいなほうれい線?がイカつい。

【可動】シージ以降のアイテムなので、ゴツい巨漢体形ながらよく動きます。

【付属品】アクセサリがいくつかあるのでひとつずつ装備させていきましょう。まずは両肩にレーダーポッドとマシンガン。ディテールアップのためのちょっとしたアイテムです。

ミサイルポッド(×2)も小さなアクセサリです。説明書だと両足につけるようになっていますが、5ミリジョイントによる接続なのでもちろん好きなところに付けられます。

ビークル時のアウトリガーは別パーツになっており、このように背中に付けてウィングっぽくします。

こちらはダブルディーラーの最大の特徴でもある巨大なロケットミサイル。前後2つに分割することができます。

ロケットの先端部を肩に接続。一気にいかにもダブルディーラーなシルエットになりました。

ミサイルの後ろ部分は手持ちの巨大なブラスターに。リーダークラスならではのボリューム感。

全身を武器で固めた重装備スタイルが、彼の傭兵というキャラを立たせています。Netflixアニメ『アースライズ』ではクインテッサに雇われた傭兵チームのリーダーというポジションでした。

武器類はもちろんファイヤーエフェクトに対応。

ミサイルはやたら5ミリジョイントが豊富なので、武器類を全部ここに集めちゃったりもできます。

【ギミック】オートボット・ディセプティコンどちらにも所属するダブルディーラー。トリプルチェンジャーでもある彼は、本来はロボットの姿でオートボット、ビーストの姿でディセプティコンという使い分けをしていました。が、今回のアースライズ版では、肩のインシグニアをパネル式で変更することができ、ロボットモードのままディセプティコンに鞍替えするという遊び方ができるように進化。国内ローカライズのダブルクラウダーならともかく、どう見てもディセプティコンカラーであるダブルディーラーは、はっきり言ってこっちの方がしっくりきます。

さらにギミック。もともとパワーマスター(日本だとゴッドマスター)だった彼は、パワーマスターの相棒が2人おり、G1玩具ではビークル時にそれぞれと合体することで、別々の形態に変形できるようになるという非常に凝ったギミックを持っていました。アースライズ版はパワーマスターがいなくても好きな形態に自由に変形させることができるのですが、オマケ要素として2体のパワーマスターが別売りで商品化。しかも、パワーマスターとしてではなく新たにミニカセットとして転生しました。それが先日紹介した「サウンドウェーブ・スパイパトロール3rdユニット」に収録されたノックとスカーというわけです。

ダブルディーラーの胸のパネルをひっくり返すと、このような空洞があり…

カセット状態にしたノックとスカーをはめ込むことができるのです。もちろん他のカセットたちもセット可能。これは別にやらなくても問題は無いし、雰囲気を楽しむだけの完全なオマケ要素なわけですが、こういうの大好き。新しくカセットTFが増えたのも嬉しいです。

まだありますよ。ダブルディーラーのお腹のところに、四角いパーツがあります。これは旧パワーマスターが変形したエンジンを模したパーツなのですが、なんと5ミリジョイント接続なのではずすことができます。これ、購入してから1年以上気が付きませんでしたw

それで何をするのかと言うと、このエンジンブロックをカセットの5ミリジョイントに付けてやることでさらに旧パワーマスター感が増すぞ!という何とも微笑ましいギミックなのです。地味なんですがブンドドを楽しくしてくれる良い隠しギミックですね。

【ノックとスカーのレビューはこちら】

トランスフォーマースタジオシリーズSS-102 ランブル(ブルー) &シージ・アースライズのミニカセット レビュー
 さて今回はトランスフォーマー4月末発売組から、ランブル(ブルー)を紹介します。ランブル(ブルー)って何者?と思う方もいるかもしれませんが、要するにフレンジーのことです。 …は?w 実はカセットロンのフレンジーとランブルって、日米アニメで名...

【ビーストモード】トリプルチェンジャーのダブルディーラー。ビーストモードとして鳥形メカに変形します。本来はスカーと合体することでビークルからこの状態に変形し、ディセプティコンとしての活動を行います。まるまると太ったボディで空を飛ぶのは大変そうですが、この見立て感がオモチャっぽくていいんですよね。

頭部の回転と口の開閉を利用することで、ある程度表情をつけることが可能。

翼はここまで広げることができます。

アクセサリ類は各所の5ミリ穴に取り付けておくことができます。

ボディがこんなにデカいのにちゃんと鳥に見えるんですよね。鳥類の骨格がしっかり捉えられているんでしょうね。

ファイヤーエフェクトで遊んでみました。

【変形】ここまで見ていただいてなかなか傑作だと思われたかもしれませんが、実は悪名が高いのがこの変形w。鳥にするときには、ロボ時のヒザを深く曲げてはめてやる必要があるのですが、ここのジョイントが固い上に位置が奥まっていて力が入れずらく、とにかく変形しずらい。途中で何度も挫折しそうになります。それ以外はガイドも多めで特に問題もないので、惜しい部分です。

【ビークルモード】ミサイルランチャートラックに変形。本来はこれが中立の姿で、ここから2種類のパワーマスターによってそれぞれロボット(オートボット)とビースト(ディセプティコン)に変形するといいう設定です。とてもまとまりの良いビークルだし、ミサイルの大きさも十分ではないでしょうか。

細かいアクセサリ類も全てビークル上部に接続されています。

ミサイル部分は角度をつけることができます。

ビークル後方のアウトリガーを地面にセット。こういうのも地味にブンドドがはかどるんですよね。

さらにそのままパネルを展開し、ミサイルを立てることで疑似基地モードのような状態にもできます。

後部パネルは「A.I.R.ロックシステム」に対応しており、他のアイテムとつなげることも可能。それほど活躍しなかったギミックですが、本気で楽しもうと思えばたくさんつなげて遊べます。

【変形】ビークル⇔ロボは特にひっかかりポイントも無く気持ちよく変形できます。

我が家の家宝のひとつ、EUトランスフォマーのプレデター・ストーカーと。すごく似ているので、リデコで出ると思ってました。

ミサイル発射じゃ~!!

これは絶対やりたくなる鳥人モードなのですが、胸のパネルだけがどうしてもどこにも収まりません…。

イカロスモード!ロボで翼だけを広げるのはアリかと。

ディセプティコンパワーマスターズ。デザインもカラーリングも大好きな3体です。国内のマスターフォース版よりこっちの方が好きだなぁ。

 トランスフォーマーアースライズからダブルディーラーでした。一部どうにも残念なところ(鳥への変形)があるのですが、それ以外はプレイバリューも上々だしボリューム満点でオススメのアイテムです。マスターフォース期のTFたちも続々とリメイクされているので、これからさらに活躍が増えていくことでしょう。そしてカセットをからめれば新たな遊びが広がりますよ。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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