ライデンプロジェクト第3弾、トレインボットユキカゼ!正統派リメイクは厳しいかなと思われていたライデンが、まさかのMPブランドで商品化です。MPならではの精密さが良くも悪くも特徴のこのシリーズですが、ライデン完成形も公式にお披露目され、いよいよ盛り上がってまいりました。前回のゲツエイから実に半年ぶりのレビューということになりましたが、早速見ていくことにしましょう。
TRANSFORMERS MPG – TAKARATOMY
タカラトミーが日本国内主導で展開しているマスターピース(MP)から派生した新ブランド。「合体」「巨大化」「グレート!」をテーマに商品展開をしていくという。第1弾にはライデンに合体するトレインボットが選ばれた。
・販売日 | 2023年 |
【パッケージ】電車という特殊な形状に合わせた細長い仕様です。MPブランドならではの高級感あふれるボックスですが、捨てられない箱は実はちょっと苦手。
中身はブリスター挟み込みの贅沢仕様。今回は3体目にして早くもライデンの頭部がお目見えです。
【ビークルモード】200系新幹線に変形。一見、0系新幹線のマイナーチェンジと思いきや、実際に走行した東北新幹線や上越新幹線の環境に合わせて徹底的に耐雪・耐寒仕様に変更された(当時の)新型モデルです。このビークルモードの完成度は今回のライデンプロジェクトのこだわり部分。JR監修の下トミーテックの協力を得てHOゲージ相当に仕上げてあります。所々分割線はあるものの、全体の雰囲気はまさに鉄道模型そのものですよね。
フロントとリアも。200系の特徴は何と言っても車両下部に伸びた除雪用のスノープラウ。もちろんしっかりと造形されております。丸みを帯びた愛嬌のある顔にクリアパーツが贅沢に使われていて、今回のコンセプトの良さが伝わってきますね。
車両に合わせたレールが付属。こうして飾ると完全に鉄道模型です。
なんやかんやで手に取ると心躍る新幹線。こんなアングルで鉄道博物館へ行った時のことを思い出してみたり。
【変形】細長い新幹線車両をロボットにするんだからそりゃあ開発の方も苦労しますよね。この写真見て下さい。胴体部分は上の方しかなくて、下の4分の3くらいは全部脚部にまとめなきゃならないんですよ。基本はパネルをぱたぱたと折りたたんでいく変形なのですが、そのパネルが薄かったり、割れやすいクリアパーツだったり、ジョイントが妙に固かったりして神経をすり減らしながらの変形ですw。ただ心無しか今までのショウキ・ゲツエイより強度があるような気がします。
【ロボットモード】長い新幹線が折りたたまれてユキカゼ完成。背中に車両の先頭部分を背負っていて、いかにも新幹線から変形しましたというスタイリングが良いですね。キャラは…よくわからんw。トレインボットは数が多いので1台1体はそれほど掘り下げられず、とりあえずショウキの弟ということで有名です。
【アップ】トレインボットはみんな往年のタカラ顔というかダイアクロン顔をしています。ちょっと微笑んだ口元が爽やか。クリアのバイザーも豪華で良いです。
【可動】パネルがたくさん重なった脚部がバラバラになりそうなので、気を使いながらのアクション(実際はそこまで崩れやすいということはありません)。MPだけあって繊細ながらも可動部はしっかりと設けられています。
どすこーい!!
ユキカゼでよく語られるショウキとの相撲対決。というか目立つエピソードがそれしかありません。
ユキカゼパーンチ!!
雪原はユキカゼの得意フィールドだ!
【付属品】手持ちの武器としてスノーレーザーが付属。5ミリではなく、独自のジョイントで手に持たせます。
繊細な作りやパタパタ重ね(すぎ)パネルなどいじりづらいところはありますが、ロボットとしての骨格がしっかりしていて動かすととにかくカッコいいのです。
バックパックのスラスターがなんかイイ。
パーツ分割の都合でしょうが、3体目にしてライデンのヘッドパーツがお披露目。うーん、まさにダイアクロン!!
新幹線モードでは車両の後部にヘッドパーツを収納できます。
ロボットモードではバックパックに接続。オレンジ色なのは、G1ビンテージトイだとカエンに付いていたためでしょうね。
【合体モード】ライデンの左脚に変形。3.75インチと並べると、かなりのボリュームだということがわかると思います。ちなみに新幹線を折って立たせただけのように見えますが、実際は無茶苦茶工程が多く、複雑な変形を経ての出来上がり。右脚のゲツエイがひと回り小さいディーゼル車だからこうなってしまうんでしょうね。この調子でライデンを合体させるとなると、ちょっとした労働になりますよきっと…w
「援護をお願いします、センパイ!」
「よーし任せとけー!!」
…という胸熱展開があっても良かったんじゃなーい?
MPGトレインボットユキカゼの紹介でした。あいかわらずのMPならではの繊細さと緻密さが売りでもありネックでもある評価が割れるタイプの商品。出来の良さはコストをかけただけのことはありますし、何よりもライデン祭りに乗り遅れたら大変です。迷っているならいっちゃいましょう!というわけで皆様からのご感想やレビューなんかもお待ちしておりまーす。
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