トランスフォーマーMPG-02 トレインボットゲツエイ レビュー

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 ライデンプロジェクト第2弾、トレインボットゲツエイ!正統派リメイクは厳しいかなと思われていたライデンが、まさかのMPブランドで商品化。精巧さと忠実さを求められるMPでさらに合体まで再現しようというのですからユーザーとしても一抹の不安を抱かざるを得ませんでしたが、一発目のショウキは見事期待に応えてくれたのではないかと思います。さすがタカラトミーTFチーム!財布は厳しいけど僕も頑張りますw。というわけで第2弾のゲツエイ行ってみましょう。

※第一弾のトレインボットショウキのレビューはこちら

トランスフォーマーMPG-01 トレインボットショウキ レビュー
 トランスフォーマーをコレクションしている身としては、こればかりは頑張って「行く」しかないでしょう。MPGという新ブランドにて待望の初リメイクとなったトレインボットの1体目、ショウキです。MPについては今まで何度か購入したことがあるのですが...

TRANSFORMERS MPG – TAKARATOMY
 タカラトミーが日本国内主導で展開しているマスターピース(MP)から派生した新ブランド。「合体」「巨大化」「グレート!」をテーマに商品展開をしていくという。第1弾にはライデンに合体するトレインボットが選ばれた。

・販売日2022年

【パッケージ】電車という特殊な形状に合わせた細長い仕様です。高級感のあるボックスはMPブランドならではですが、実はちょっと苦手な捨てられない箱。

 中身はブリスター挟み込みの贅沢仕様。MPやダイアクロンなど高級路線の証ですね。

【ビークルモード】EF65型電気機関車に変形。写真だと前後の違いがほとんどわからないという。電気機関車の細かい種類となると素人には難しいですが、個人的にはトワイライトエクスプレスが印象的かな。トレインボットは新幹線や寝台列車、ディーゼル機関車など見分けがつきやすい当時の人気列車がそろっています。このビークルモードは今回のプロジェクトのこだわり部分で、JR監修の下トミーテックの協力を得てHOゲージ相当に仕上げてあって、流石の存在感ですよね。なんやかんやで列車は男の子の血が騒ぎます。

 車両に合わせたレールが付いており、突然お友達が部屋にやってきたときに鉄道模型にディスガイズするのに役立ちますw。また、ダイキャスト制のパンタグラフを取り付けることでさらにリアル感が増します。

 こうして見るとホントに鉄道模型以外の何物でもありませんね。鉄道のフロントとリア部分にクリアパーツが使われていて質感を向上させています。その代わり、変形には神経使うんですが…(クリアプラは弾力が無く割れやすい)。

 トランスフォーム!まあ簡単に言ってしまえば車両の半分が縦に割れて下半身、もう半分に両腕が隠れていて上半身を形成するのですが、薄いパネルをくるくるパタパタやりながらチマチマとした細かい動きが多いのでとにかく神経使います。MPブランドなのでそれが標準と言えばそうなんですけどね。薄いパーツの割れなどにはくれぐれも気を付けましょう。

【ロボットモード】細長い列車がちゃんとゲツエイに変形。上半身は比較的シンプルですが、特に脚部は何重にも重ねて逃がしたガワパーツが集中しています。それでもここまできれいにまとまっているのはお見事としか言いようがありません。スタイリングは頑張って太めにしていたショウキと違ってスラリとした細身体形。全体的に暗めのカラーリングも相まって余計にスリムに見えますね。
 ちなみに背中に飛び出た電車の顔パネルなんですが、公式だとこれで正解なんですよ。G1ヴィンテージトイだと、実は車両の先頭部分のブロックを背中に背負っているので電車の顔がこの位置に来るのです。それをオマージュしているんでしょうが、今回は顔のパネルだけですから違和感がありますね。気になる方は下にたたんでしまっても良いと思います。

【アップ】渋めのダイアクロン顔。バイザーが大きくせり出て目元を暗くしているため、どことなく寡黙なスナイパー感があります。ちなみにネットで当時品を検索してみて下さい。顔がホントにそのまんまで、スゲー!ってなります。

【可動】ヒーロー着地!…しているように見えるのですが、実はかなり無理をしています。それぞれの関節はきちんと動くのですが、ところどころ干渉があって激しいアクションは苦手。特に腰の横のスカートパネルが上半身の腰回転に干渉するのと、ヒザがこれ以上曲げられないのがネック。薄いパネルが多いので、変に力を入れて割ってしまわないかドキドキします。ちなみに頭部は少しだけ上を向くことができます。

 可動面でひとつ面白いポイントとして、上半身を横に倒すことができます。しかもこのゲツエイから見た右方向にだけ。どうやらこれは、ライデンの右足に変形した時に使う関節のようです。いろいろ盛り込まなきゃならなくて開発の方も大変ですね。

 武器がひとつ付属。バイオでは暗闇でも容易に敵を見つけることができるそうですが、目がきくということでしょうか。それともレーダー的なことでしょうか。いずれにせよ夜間でも敵を狙い撃ちできる寡黙なスナイパーみたいな勝手なキャラ付けしてみます。

 武器はたたんで背中にマウントしておくことができます。ちなみにビークルでも車内に収納可能。

 いろいろガンアクション。

 シュート!!

 MPいじってると不思議と真面目な写真が多くなってしまうw。ちょっとくらい妥協点があってもいいからガシガシ遊べるジェネ系でもリメイクしてくれないかなー。

 バイオによると、昼間はぼーっとしていることが多いゲツエイさん。というわけでお昼寝コレクションですw。

【合体モード】最後にこちら。ライデンの右足に変形です。なんか胴体の時よりワクワクするのは気のせいか?全体の大きさがイメージしやすいからかなぁ。
 以下4コマ劇場始まりまーす。

「夜の男」

THE END

 MPGトレインボットゲツエイの紹介でした。MPならではの繊細さと緻密さが売りでもありネックでもある評価が割れるタイプの商品ですが、美しい列車モードとそんじょそこらのアクションフィギュアも顔負けの良く動くロボットモードが共存した素晴らしい出来となっております。ライデン完成のためにも頑張って追いかけていかねばなりません。迷っているなら今のうちにとりあえず確保しておくのは間違いない選択だと思いますよ。

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