トランスフォーマーMPG-05 トレインボットセイザンレビュー

TFその他

2023.10.03

ライデンプロジェクト第5弾、トレインボットセイザン！正統派リメイクは厳しいかなと思われていたライデンが、まさかのMPブランドで商品化です。MPならではの精密さが良くも悪くも特徴のこのシリーズですが、いよいよ残り2体となりました。シリーズ独特の繊細な作りにも慣れてきたところで、早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS MPG

TAKARATOMY

TRAINBOT SEIZAN

2023

【パッケージ】電車という特殊な形状に合わせた細長い仕様で、MPブランドならではの高級感あふれるボックス。セイザンは雄大な自然を愛でる戦士で、山での戦いが得意なのだとか。アニメではセリフのないモブ的な存在だったのですが、それを「寡黙」な性格ゆえであると設定されています。

中身はブリスター挟み込みの贅沢仕様。セイザンには豊富な武器類が付属します。

バイオカードが付属。また説明書もフルカラーで贅沢仕様となっております。

【ビークルモード】アクセサリの線路パーツと一緒に。セイザンはL特急485系特急電車に変形。1968年登場の交流直流両用特急型電車で、ベージュと赤のカラーリングがいかにも旧国鉄の特急という印象。外観やカラーのバリエーションも豊富で、調べてみるとあの電車もあの電車も485系だったんだーとなること間違い無しです。最後の車両がついこないだの2022年まで走っていたそうで、完成度の高い電車だったんでしょうね。

フロントとリアも。電車形態のリアルさがウリのひとつであるMPG。特にフロント部はそこらの鉄道模型と何ら遜色のないように見えます。

鉄道写真っぽい角度で。ボディの塗装もややマットなものが選ばれており、鉄道模型としての質感は上々。さすがトミーテックの監修下で作られただけのことはあります。

【変形】MPGトレインボットは、細長いリアル志向の電車をアニメのロボットに変形させるという半ば無茶な命題に応えるべく、複雑で繊細な変形機構を備えています。
なおセイザンの変形機構は同じくライデンの腕になるスイケンとほぼ同じ。車両を2つに分割し、先頭部分をバックパックにします。無理に繋げずに分割しているためか、これまでのトレインボットと比べると比較的簡単な変形となっています。

【ロボットモード】他のトレインボットたちと比べるとやや地味なセイザン。スタイリングについてもスイケンとほぼ同じで、大きなバックパックを背負っているのと、腕の後ろのウィング状のパネルが特徴。

【アップ】コンボイ司令官を簡略化したような顔のセイザン。つぶらな瞳が温和な性格というか、寡黙さを表しているようです。

【可動】繊細な構造で動かすのが怖いところもありますが、さすがのMP。可動については優秀です。パネルやその他パーツが干渉することもあるので、うまく避けながら動かしましょう。
動かすにあたって実はイライラポイントが2つあり、ひとつは胸パーツ。ロボモードでは左右にスライドさせて大きくするのですが、いつのまにか縮んで戻っちゃっていることが多し。2つ目はバックパックで、接続が甘くてちょっと干渉するとすぐ外れます。クリアパーツの塊なので当たりどころが悪いと割れるかもしれない心配もあるし、困りものです。