ビーストウォーズアゲインBWVS-02頑強の対決 レビュー #ライノックス編

TFジェネレーションズ系
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さて今回はビーストウォーズアゲインシリーズ第2弾。『頑強の対決』からライノックスを紹介しようと思います。元になったキングダム版と、これも気になるジェネレーションズ版もついでにどうぞ。それでは早速見ていくことにしましょう。

BEAST WARS AGAIN
TRANSFORMERS KINGDOM
TRANSFORMERS GENERATIONS
TAKARATOMY / HASBRO
RHINOX
2023

ビーストウォーズアゲインBWVS-02 頑強の対決(2023)

【パッケージ】タカラトミーの気合いがビシビシ伝わる豪華パッケージ。ダンボールボックスの上のスリーブにはシブイ感じのライノックスvsスコルポスのイラストが。

ダンボールのフタを開けるとまるで当時品のオモチャのような雰囲気のカバー台紙が。リバーシブル仕様になっていて、裏返すとちょっと大人な感じにできます。

紙の付属品としてカードも入っています。これもやはり裏表で懐かしい雰囲気の面と大人な雰囲気の面に。

【ロボットモード】ビーストウォーズのサイバトロンチームの中では医療やメカニックなどの後方要員だったライノックス。ただその巨体が示すとおり戦闘も得意で、普段の穏やかな性格に反して怒ると手がつけられなくなります。
アゲイン版はキングダム版からカラーリングを大きく変更。ギラギラとテカるくらい赤銅色のガワと、やはりメタリック感のある緑色の成形色で劇中のCGの質感を再現しております。

【アップ】イメージよりも少しスリムな気がするこの型の頭部。口が小さいのかな?近年のTFの頭部造形はレベルが高いので、求める方も期待が高くなっちゃってます。なお胸のサイの下顎はダミーパーツです。

アゲイン版重塗装の1番嬉しいポイントがこれ。頭部のサイバトロンマークのタトゥー?が入りました!劇中でも目立ってましたから、やっぱり最優先ですよね。

キングダムKD-013ライノックス(RHINOX)(2021)

【パッケージ】開封済みですがパッケージから。ライノックスは2014年のスリリング30で一度リメイクされており、これが2度目となりました。巨漢キャラなのでボイジャークラスでのリリースです。

【ロボットモード】アゲインと比べるとかなり落ち着いた配色です。グリーンは彩度低めの若草色で、サイのガワはより本物のサイのイメージに近いグレー。ガワに白い斑点があるのも特徴です。劇中再現のことを考えなければ、これはこれでいい色だと思います。

【アップ】淡い色なので写真だと頭部のモールドが飛んじゃってますが、さわやかで良いんじゃないでしょうか。ただ先述したとおり頭のタトゥーはオミットされてしまっています。

【可動】シージ以降のアイテムなのでビースト戦士でも可動は良好。ただ肩の位置がちょっと変(下すぎ)で、腕を上げると違和感が出てしまいます。

わかりやすいように2体並べてみました。カラーリングが全く違うのと、やはりアゲイン版の方が細かいところで塗装が多め。それらによってアゲイン版はグッと引き締まって見えるのがおわかりいただけますでしょうか。

一応パワーファイターということで。それにしてもサイに後方要員をあてがうというのはあちらのセンスなのか、気をてらったのか。

「ライノックスパーンチなんダナ!」

「地面ドーン!なんダナ!」

【付属品】ガトリングガンが2つ付属。アニメでも常に使っていた非常に印象深い武器です。定番の回転ギミックは残念ながら今回は無し。

また今回のガトリングガンは上下左右にも小さいし、前後も薄っぺらくて全体として小ぶり。コストが厳しかったんでしょうか。

アゲイン版のガトリングガンは帯状にグリーンが配置されていて若干塗装が凝っています。

4つある銃口のうち2つがファイヤーエフェクト対応。

使わない時は背面の5ミリ穴にマウントしておくことができます。

この型には肩の裏にも5ミリ穴があるんですよね。つまりこういうこと?

【ビーストモード】おなじみサイに変形。キングダム以降のビースト戦士はリアル動物がコンセプト。そのせいかはわかりませんがキングダム版はグレー寄りの配色となっています。全体的にずんぐりしていて、後ろ姿なんかはサイというよりカバっぽいw。これはライノックスのロボモードのボリュームを再現するためなのかな。

頭部だけ見ると確かにリアルサイ。アゲイン版はそのリアル造形に劇中準拠の瞳を入れているため、アニメと一緒かと言われるとやや違和感があります。

口は開閉が可能。今回はロボモードの胸パーツがダミーを使っているので、サイの時の口は自然な造形になりました。

四肢はちょっとだけ前後させることができます。

フライングサイだー!変形の都合で前脚はガバッと横方向に可動。

ガトリングガンは、ビーストモードではお腹の中にしまっておきます。ガワには特に5ミリ穴が無いため、武装したりはできません。

これは珍しいサイの争い!!

【変形】変形には難あり。昔ながらのガワパネルを組み合わせていくタイプの変形なのですが、とにかくひとつひとつのパーツ間のクリアランスが不足。常にパーツ同士が引っかかってプラの弾性で無理矢理移動させるということが多くなっています。これはロボ→ビーストもビースト→ロボどちらも同じ。変形させててあまり気持ち良くはありません。

基地の防衛は任せなサイ!

いい加減にしなサイ!

ごめんなサイ!

サイを持つサイ。

これはお約束のサイ魔神。

ビーストウォーズアゲイン&キングダムライノックスでした。見た目はまあいい感じ。特にアゲイン版で劇中準拠のカラーになってくれたおかげで、気になっていた部分も解消されました。ただ変形があまり面白くない…。もちろんメンバーには必須ですから買うしかないんですけどねw!ちなみにどちらが良いかという話ですが、キングダム版もさわやか配色で悪くないですよ。

ジェネレーションズTG-31ライノックス(RHINOX)(2014)

【ロボットモード】ついでに気になるジェネレーションズ版も紹介しましょう。スリリング30期にラットトラップ、ワスピネーターと共に選ばれたライノックス。ご覧のとおり若干アレンジが効いた体型で、上半身の逆三角形がより強調されたマッシブ体型になっています。成形色はギラッギラの赤銅色が使われており、サイのガワというよりは銅の鎧をまとっているかのよう。これは国内導入にあたってより劇中に近いカラーにローカライズされた結果です。ちなみに海外版はこちら(TFwikiより)。

【アップ】頭部造形は非常に良くて、なんかこっちの方がズッシリとした釣り鐘型でイメージに近くないですか?なお胸の下あごパーツは、実際にビーストモードでサイの下あごになります。

マクシマルのタトゥーも有り。基本的なカラーリングコンセプトがアゲイン版と同じですよね。

【可動】可動面ではさすがに古さが目立ちます。それぞれの可動域が狭いのと、全体的に華奢な構造になっていて動かすとパーツがパカパカ。この頃はコストカットがキツい時期でもありました。

【付属品】ガトリングガンが2つ付属。ジェネ版のガトリングガンはボリュームがあり、造形もシャープでカッコいいです。

奥行きもボリュームがあるジェネ版ガトリング。上についた茶色のレバーを押し込むとガトリングがぐるぐる回る嬉しいギミック付き。

【ビーストモード】リアルさがウリのキングダム型ですが、こうして見るとジェネ型もかなりリアル指向で作られています。背中のラインとか、むしろこっちの方がリアルなサイじゃないですか!?

頭部造形もかなりリアル。ただ口を開くと…ホ、ホラーw!?
当然ですがロボ時に胸パーツになる関係でビースト時にしわ寄せが来ていますね。

ビースト時の四肢の可動はキングダム型とさほど変わりません。

アゲイン版と比較。カラーリングの方向性は全く同じ。あとは全体的にジェネ版の方が造形がシャープな感じです。アゲイン版もドッシリした安定感という良いところがありますが、パッと見はやっぱりジェネ版の方が優ってるかなぁ。

ビーストでも。やっぱり手前のジェネ版の方が良い見た目?どうでもいいけどテカりすぎですけどねw

ジェネレーションズライノックスでした。リメイクとしてはこの時点でかなり完成度が高かったんですよね。今の目で見ると構造の心許なさや可動面で古さを感じますが、単純な見た目はもしかしたらこっちの方がいいかもしれません。

まとめ

サイ大集合(余計なのがいますが…)!ロボット玩具を集めているはずなのに動物フィギュアが増えていく…w

ビーストウォーズアゲイン頑強の対決&キングダム&ジェネレーションズからライノックスでした。ライノックスに関してはジェネ版とキングダム版が一長一短で悩ましいところでしたが、アゲイン版が出たことで一応決着がついたかな?他の2体ももちろんそれぞれに良いところがありますよ。お好みに合わせてお選びください。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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