さて今回はいよいよレガシーの大本命、レーザーオプティマスプライムの紹介です。レガシー日本展開はナンバリング6番でようやく司令官がお目見えとなりました。焦らしましたねー。
和名バトルコンボイの彼はかつてのG2展開3年目にあたる1995年のフラグシップアイテムとして登場。剣が光るレーザーギミックと現在に通じるフルポーザブル仕様という豪華な作りで人気商品となりました。一応、最初のG1コンボイ(オプティマスプライム)の最終パワーアップ形態でもあります(ゴーボット版もありますが)。
これまでにリメイクも何度かありましたが、最初が豪華すぎたためにどこかを犠牲にしなければならず、特にトレーラー関連のギミックが最大の難関だろうなという印象でした。今回のレガシー版は待望のタンクトレーラーを牽引できるタイプのリメイクとなり、否が応でも期待が高まります。宣材写真が出た時も賛否両論いろいろ出ましたが、果たしてその実力やいかに?
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
・販売 | 2022年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY LASER OPTIMUS PRIME |
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【パッケージ】サイケなイラストに複雑な断面のレガシーパッケージ。リーダークラスなので窓もなく完全にブラインド方式です。その分カッコいいイラストがたっぷり堪能できて良いですね。
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【フロント&リア(ロボ)】この商品はビークル梱包だったのですが、いつも通りロボモードから行きましょう。レーザーオプティマスのシルエットを決定づけるのが大きな肩ブロック。今回はボリューム満点にデザインされていて申し分ありません。その一方マイナス点としてよくあげられるのが脚部の細さです。オリジナルだとタイヤ部分が横にせり出していて、幅の広いドッシリ感が特徴なのですがそれがありません。これは下半身の多くをアースライズG1オプティマスのパーツを流用しているためなのですが、全体として上半身が重く見えてしまう原因となっています。
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【アップ】ヘッドはG1オプティマスにパーツをつけ足していった正統派パワーアップ顔だと思います。元玩具のイメージを崩さないよううまくリデザインされてますね。決してシャープすぎず、野暮ったさがちょっと残っていてオリジナルへの愛を感じます。なお目は別パーツになっているようですが集光は無し。
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ついでにデザインの話ですが、バックパックとなるトレーラーキャブの裏側にはジェットノズルのような意匠があります(赤いパーツ)。実はこれ、変形の過程でわざわざパネルを起こして穴をふさいでいるのですが、こういう見えない部分に気を遣うのってTFでは珍しいような。初回変形で「ん?このパネルは何のために動かすんだ?」と思っちゃいました。リーダークラスならではの贅沢な仕様ですね。
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【可動】ヒーロー着地も当然ながらこなしますが…こういうポーズをとらせると足のひょろ長さが悪目立ちしますね。
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腕の構造に若干クセがありまして、肩ブロックが腕と連動をしておりません。それでどうなるかというと、腕を前に上げるときにはご覧のとおりパネルを上に上げてやる必要があります。そしてこれはつまり、腕がここまでしか上がらないことを意味しております。この型のマイナスポイントとして時折指摘される部分なんですよね。
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ここから付属品へ移りましょう。まずはこちら。タンクの上部にくっついているパーツなのですが、手持ちの銃になります。
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腕の凹ジョイントに挿してもいい感じ。
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2つ目はこちら。レガシーのシリーズギミックであるエネルゴンウェポンなのですが、これこそネットをザワつかせた謎の武器w。アックスなのか軍配なのか、はたまたウチワなのか…。オリジナルトイについていたディスク型ミサイルのオマージュではないかとも言われておりますが、ホントなんなんでしょうね。
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これでもくらえ!ペチーン!!ディテールはなかなか凝っていて、なんかサイバトロン星の神聖な武器みたいな感じ?
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最後はこちら、出ましたレーザーソード!!クリアブルーがカッコいい!さすがにライトギミックはありませんが、レザオプといえばこれですよね。
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後ろから光を当ててみました。どちらかというと泥臭く拳で勝負してきた司令官ですが、最後にこういうヒロイックな武器に落ち着いたんですねぇ。
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いろいろ組み合わせできるよ~というのがエネルゴンウェポンの売り。このとおりウチワと剣を合体させて長くするのが公式の合体方法です。ついでに銃もくっつけてみました。
ちなみにこの写真は両手持ちっぽく見せてるだけ。
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本体ギミック。肩パーツのフタをパカっと開けるとミサイルが詰まっております。いつにも増して攻撃的な司令官、いいですね~。
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そしてこちらもチラチラ写っていてもうお分かりだと思いますが、胸パネルを開けるとマトリクスが!G1オプティマス、ロディマスに続くマトリクスギミックです。
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頑張ってみたのですが、残念ながら手の構造上両手持ちはできませんでした。言われてみれば先述のG1オプやロディマスと違って指可動が無いですね。しょうがないので片手持ちで、ついでに逆行で光らせてみました。
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どこかに付けられるはずだ…どこだどこだ…?と探してみたら、やっぱりありましたー!マトリクスを合体剣にくっつけて、最強のマトリクスソード完成だ!
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【フロント&リア(ビークル)】さてここで一旦ビークルモードに移ります。ロボット本体はアメリカントラックのキャブにトランスフォーム。G1オプから進化した感じが良く出ているモチーフですよね。このまま実写のモデルにもなったんでしょう。
後部がアースライズオプの流用とはいえ、前部がほぼ別物なので違和感は全くありません。そして美しいファイヤーパターンがお見事。さらにそのファイヤーパターンの黒色にマットな質感のインクが使われており、手に取るととても高級感を味わえます。
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【変形】下半身はアースライズオプと同じ。上半身は単純だったオリジナルトイの変形を踏襲しつつ、一部にパネル変形が組み合わさって若干複雑化しています。腕の移動などにクリアランスギリギリのところがありますが、パーツ合わせはキチッキチッと決まります。全体としては10段階の7点といった感じでしょうか。
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激突!
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アクリル台からはみ出しちゃってますが、タンクトレーラーを牽引。やっぱりこれがあると無いとでは全然違いますよね~。タンクの大きさはこんなもんで十分。なおオリジナルでは自己主張の強いド派手なシールが貼ってありましたが(OPTIMUS PRIMEっていう名前がデカデカとw)今回はオミットされました。
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激突2!
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さてこのタンクですが、もちろんただのタンクではございません。ちゃんとギミックが仕込まれておりますよ。これをパカっと展開すると…
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司令官のトレーラーと言えば、伝統の基地モード!3種の武器もセットして完成です。
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オリジナルトイだとこれにいろんなミサイルが付いていてギミックの塊だったのですが、さすがにそういったアクションギミックは無し。タワー先端の機銃と可動式のロボットアームがあるだけで、あとは脳内補完して遊ぶタイプの基地です。サイズ感も本体のロボと比べちゃうと基地と言うほど大きくは無いかな…?
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でもそれっぽく展開してくれればそれでいいのさ!後は自分のイマジネーションに任せろw!
いけ~!!ズババババババババ…!!
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アームも大きさといい高さといい本体で遊ぶには中途半端なサイズ。しょうがないから背中でもかいてもらおうかな…。実際は小サイズのTFをワラワラ並べて遊ぶといいですね。
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5ミリ穴は豊富に設けてあるので、いろいろ引っ張り出してくれば遊びが広がります。DOTMのメックテックウェポンの頃を思い出すなぁ。
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1995年展開って、実はディセプティコンのボスにあたるキャラがいないんですよね。こんなにカッコいいのにライバル不在の司令官なんですよ。というわけで同年の代表的なディセップであるサイバージェット達と対決!
「こいつらウザ…」
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歴代レザオプ達。左はタイタンズリターン版、真ん中は元祖。この他代表的なものはユナイテッド版がありますね。どれもカッコいんだけど、どれかひとつと言われるとそれぞれ一長一短があるという悩ましい人たち。個人的には今回のレガシー版は足のボリュームさえあれば決定版だったんだけどなぁ。
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One for all , All for one !!
以下4コマ劇場その1始まりまーす。
「プラクティス・プライム」
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THE END
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最後にリデコ元となったアースライズ司令官と。なるほど確かに下半身がほぼそのままなのがわかります。コストの問題とかいろいろあるんでしょうが、本当に足のタイヤだけなのよw!惜しかったなぁと思いつつ、実は手に取ってみるとさほど気にならないといういつもの現象が。写真写りは確かに悪いのですが、もし買わない理由がそこなら騙されたと思って手に取ってほしいところです。
以下4コマ劇場その2始まりまーす。
「玄田二人」
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THE END
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トランスフォーマーレガシーよりレーザーオプティマスプライムでした。間違いなく2022年展開の目玉商品でして、それ故にネガティブなところが目立ってしまうこともあるでしょう。でも実際触ってみてダメだなと思うところは全く無いですし、それ以上にカッコよさが際立つ普通に傑作アイテムでした。リカラーのスカージ(ブラックコンボイ)も今後控えているようですが、安心して予約しちゃってください。
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