さて今回は前々回オリジンズのスティンカーを紹介した流れで、マスターバースからリベレーション・スティンカーを紹介します。Netflixアニメ「黙示録」でもちょい役(というかかませ犬)でしたが登場。果たしてオリジンズスタイルからどのくらい進化しているでしょうか。
MASTERS OF THE UNIVERSE MASTERVERSE- MATTEL
かつての大ヒットフィギュアシリーズであるマスターズオブユニバース(MOTU)のリブートシリーズのひとつ。メインライン(現在は「MOTUオリジン」)より頭身を高くし、サイズも7インチにアップした上位ラインとしての位置づけ。Netflixアニメ「MOTU黙示録(リベレーション)」のキャラクターの商品化から始まっているが、広がり続けるMOTUの多様な世界からキャラクターをチョイスしていく模様。
・販売 | 2021年 |
・英名 | Masters of the Universe Masterverse Revelation Stinkor |
【パッケージ】前面にはNetflixアニメのロゴ、裏面にはイラストとキャラクターの紹介文。「その圧倒的に臭いヤツはスティンカーだ!スケルターのもとを去り古代のアーティファクト集めをしているが、その臭いは油断大敵だぞ!!」みたいな感じですかね。付属品は替え頭部、替え手首、シールドです。
【フロント&リア】オリジナルのヴィンテージトイではマーマンの色変えでしたが、今回は別。ボディにはちゃんと毛皮のモールドが彫られていて哺乳類っぽさが強調されています。また概ねヴィンテージ版を素直にアップデートしたデザインですが背中に背負ったボンベが大きな違いですかね。この辺りは2000年代にリブートした時に追加されたモチーフです。
【アップ】アーマーは直線的でシンプルですが、ヘッドは造形も凝っていて良い感じ。もともとはうまく見立てることによってスカンクっぽい顔に見せていただけのキャラクターですが、専用に作られた頭部でアイデンティティを得ることができたのかな。口元がカッパっぽいのが、マーマンを流用した名残のようで面白いです。
なおヴィンテージトイにほぼ忠実な形でリメイクされたオリジンズ版はレビューしたばかりなので是非とも見比べてみて下さい。
【可動】シルエット自体はシンプルなので、可動はシリーズ標準。
アクセサリはオリジンズ版と同じでシールドがひとつだけ。これまたスティンカーの伝統です。スカンクがモデルのキャラクターということで、悪臭を伴う毒ガス攻撃が主な戦い方なのです。
替えヘッドはマスク付き。実は毒ガスから自分の身を守るためのマスクで、アニメではこれをはずして口からガスを噴出していました。
上記のマスクは取り外すことができます。半開きの口にトロンとした目つきでよりアニメっぽく、愛嬌のある表情となっております。
ところでヴィンテージスティンカーといえば「ニオイ(しかも臭い)」がするというとんでもないギミックを持ったフィギュアだったのですが、残念ながら今回はそこは完全にオミット。臭くなくてもいいから何かニオったら面白かったでしょうね。
アーマーはもちろん取り外すことができ、マッチョスタイルで遊ぶことも可。このアーマーはもともとメカネックというキャラクターのアーマーを流用したもの。今回は順番が逆になるのですが、ということはメカネックもいつでも出せるということになるのかな…w?
「うぉりゃ~!!シールドアタ~ック!!」
ヴィンテージトイでは同じ「ニオう」フィギュアとしてスティンカーのライバルポジションだったモスマン(いいニオイ担当)。どちらも今回は無臭ですw。
「しょ~りゅ~けぇ~ん!!」
さんざん述べてきたのでオリジンズスティンカーとの比較。こうして見ると他キャラ流用でデザインされたオリジンズ版は全然スカンクっぽくなくて、カラーリングだけで頑張っているのがわかります。マスターバース版はメカ部分はシンプル化+動物っぽさは強調されており、洗練されたアップデートなんですね。
以下4コマ劇場始まりまーす。
「674」
THE END
というわけでリベレーション・スティンカーの紹介でした。最大のギミックである「ニオイ」こそありませんが、キャラクター性を素直にアップデートさせた佳作だと思います。国内外ショップやebayなどで探してみましょう。
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