トランスフォーマーシージ デラックスクラス WAVE5 レビュー

TFジェネレーションズ系
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 過去良品を振り返るシリーズ。前回のバトルマスターからのつながりで、スピニスターを含むデラックスクラスWAVE5を紹介したいと思います。とは言っても、シージ終盤のWAVEなのでラインナップはスピニスターとクロスヘアーズの2体のみ。狙ったのか偶然かどちらもターゲットマスターです。さくっと行ってみましょう。

TRANSFORMERS SIEGE – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2019年から始まったサブタイトル。ここから3シリーズをまとめて大きく”WAR FOR CYBERTRON TRILOGY”と銘打ち、その第1弾としてスタートした。NETFLIXオリジナルアニメーションと連動した商品展開が図られ、今作ではサイバトロン星での戦いと脱出が描かれた。トイライン全体のギミックは激しい戦いを意識したダメージ塗装、ウェポナイザーやバトルマスターなど5ミリジョイントを活用した武器換装、ディスプレイを装飾するエフェクトパーツなど。

・販売2019年
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SG-42 スピニスター (Spinister)

【フロント&リア(ロボ)】日本だとマスターフォース期にリリースされたディセプティコンのダブルターゲットマスター。当時品は日本未発売です。中間色を散りばめたカラーリングはいかにもこの頃の海外TFという雰囲気で個人的にたまりません。シージ版の両足がキャノピーになっている斬新なデザインが当時話題になりましたね。オリジナル版は簡易的に両足がつながってひとつのキャノピーになっていたのをこういう形で解釈したわけです(この辺(TF wiki)を参照してみてください)。後述しますが、これがどう変形するのかも見ものです。

【アップ】面長なマスク顔がカッコいい。G1当時品は特に面長なことはないんですが、コミック版のイメージだと思います。ピンク、紫、青緑の中間色がいい発色してます。

【可動】可動が練り直されたシージの終盤アイテムですから、ヒーロー着地も余裕。

 ダブルターゲットマスターなので、相棒となるタゲマスが2体いるはずなのですがそこはオミット。さすがにコストの問題でしょうね。そのかわりタゲマスをイメージしたような銃が2丁付属しています。

 シージのシリーズギミックで、武器に5ミリジョイントが付いており、組み替えができるようになっています。スピニスターの場合はこんな感じで重ねることができます。

 他商品のエフェクトを使って。もちろん空中戦が得意なんですよね君?

 スピニスターのターゲットマスターは、実は他商品で補完することができます。シンジ(左)はバトルマスタークラスWAVE4の通常商品、シュルート(右:旧名ヘアスプリッター)は米Amazon限定「ファントムストライク・スコードロン」4パックに収録。そろった時の感動はなかなかのもの。

「よし、みんなそろったな…!」

「トランスフォーム!!」

「ターゲットオン!!」

 バシューッ!!ちなみにスピニスターは無口でミステリアスなヤツなんだとか。

【ビークルモード】ヘリコプターに変形。ロボモードと同じく独特のカラーリングがこの時期のディセプティコンらしくて好き。ヘリTFには傑作が多いと言いますが、多分に漏れずなかなかです。

 ビークル各所に5ミリ穴があり、武器を取り付けることができます。この付け方がデフォルトかな。

 変形途中はこんな感じ。両足をビークルの前後に折りたたむことで細い機体を維持しています。かなり独特の変形方法なので、意味がわかるまで苦戦するかもしれません。なお、両足についていたキャノピーが最終的にどうなるかというと…

 こんな感じでひとつは機体の裏に配置されて隠されるという離れ技。かなり変態設計であることがわかるかと思います(褒めてます)。

 ビークルモードで相棒を付けるのもカッコいい。がんばって商品を追いかけてきたユーザーへのご褒美w。

 TFSSサブスクリプションサービス限定のスピニスターと。今となっては良い代替品が出ましたが、これも頑張って買ったなぁ。何度も言いますが色が好みなんですよ。

 ディセプティコンダブルターゲットマスター!!チームがそろうって満足度高いですよね。ニードルノーズも来年来るから、ついに通常商品で揃うことになるんだなぁ。
 というわけで1体目はスピニスターでした。シリーズ終盤のアイテムだけあって、こなれた感じがありつつもチャレンジした設計になっている面白いアイテムです。ファンじゃないと知らないマイナーキャラですが、とりあえず見た目が気に入った方は是非!

【相棒のシュルートのレビューはこちら】

トランスフォーマーシージ ファイナルストライクフィギュアシリーズ レビュー
 過去良品を振り返るシリーズ。前々回はスカイトレッド、前回はバトルトラップが含まれるWAVEを紹介してきましたので、もう今回はヤケクソでスラムダンスを紹介してデュオコン(ツーインワン)をフィニッシュさせたいと思います。スラムダンスはシージの...
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SG-45 クロスヘアーズ (Crosshairs)

【フロント&リア(ロボ)】2体目はクロスヘアーズ。日本だとヘッドマスター期(1987年)にリリースされたオートボットターゲットマスターの1人です。この年のターゲットマスターは日本でも普通に販売され、アニメ「ザ☆ヘッドマスターズ」にも登場しました(旧トイはこの辺(TF wiki)を参考にしてみてください)。
 なお今回はシージ・アイアンハイド型のリデコ商品としてリリース。近年は少なくなってきたどちらかというと「雰囲気」重視な無茶リデコアイテムとなっております。カラーリングや胸のフロントウィンドウがかなり特徴をとらえていますが、ビークルはほぼ別物。まあこういうのも好きですけどね。

【アップ】頭部はG1トイとは全く別のゴーグル・マスク顔になっており、マーベルコミックや米アニメ「ザ・リバース」準拠になっています。僕は特に思い入れは無いのでこれでも大丈夫ですが、日本アニメではイケメンだったので賛否の意見は出ていました。

【可動】この型もなかなか優秀な型なのでヒーロー着地も余裕。でも元のアイアンハイドにひっぱられてかなりゴリラ体形ですね。新しい味付けとしては悪くないですが。

 ターゲットマスターはオミット。元のアイアンハイドに付属していたランチャーの色変えが付属しています。ちなみにこのランチャーの色が相棒のターゲットマスターを意識した配色になっております。

 ランチャーには可動部があり、動かすとハンマーになります。

 5ミリピンが3か所ついており、どんな風に使うのかな~と。肩のジョイントに付けて、背負っている風にしたり肩キャノン風にしたり。

 クロスヘアーズの相棒ターゲットマスター・ピンポインター(和名:ポインテック)も他商品で補完することができます。タイタンズリターン期の日本展開「レジェンズ」のウィンドブレードに付属していた「ポインテック」と、Netflix「WFC」シリーズのメガトロンに付属していた「ピンポインター」が主なところで、お好きな方をお選びください。僕が持っているのは前者のレジェンズ版ポインテックです。

 トランスフォームして装備。シージのバトルマスタークラス商品より関節も多く作りが豪華ですが、このサイズなのでいじりにくくなってしまっている面もあり、良し悪しといったところです。

【ビークルモード】ワゴン車をSFっぽくしたようなビークルに変形。元のアイアンハイドの色変えです。シージのサイバトロニアンモードの中では一番SF化したビークルで良いんですが、肝心のG1クロスヘアーズのビークルにはほとんど似ていません。

 変形もアイアンハイドと同じですが、超簡単なのに大胆で驚きの変形、なおかつカッチリという完成度の高いものになっております。一回手に取ってみる価値アリ。

 ビークルのガワにはいくつか5ミリ穴がありますので、武器を取り付けることが可能。

 アイアンハイドと比較。頭部が違うだけであとはリカラー。よく限定じゃなくて一般流通に乗ったなぁ。

 わかるかな?実写からの逆輸入やってみました。実写版クロスヘアーズはそれこそ名前だけ実写化キャラで、かろうじて射撃が得意なところは引き継がれた感じでしたね。

 以上、クロスヘアーズの紹介でした。これまたマイナーキャラの上にあまり似ていないという欠点がありますが、型の良さと今後再度リメイクされるかどうかの微妙さを考えれば持っておいて損はないかと思いますがいかがでしょうか。オートボットターゲットマスターについてはレガシーでもう1人追加される予定もありますよ。

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まとめ

 4コマ劇場始まりまーす。

「ターゲット論争」

THE END

 というわけでシージデラックスクラスWAVE5でした。2体だけの最終WAVEですが、どちらもターゲットマスターで出来もなかなか。そして他商品と連携させて始めて完成するというコレクター心をくすぐる仕様です。フルでそろえるのはなかなか大変かもしれませんが、是非チャレンジしてみてください。
 このページ下部のコメント欄にて、みなさんからの簡単なレビューもお待ちしてまーす。

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