さて今回はマーベルレジェンド6インチからの紹介です。ハズブロでもついに出ました!数多のマーベルヴィランの中でもトップクラスにヘンテコな怪物モジョー。単体版とボックスセット版の2種類でリリースされ、国内ではホットトイズさんが導入してくれました。せっかくだからと4パック版を購入しましたが、はたしてどうなっているのでしょうか?
MARVEL LEGENDS 6″- HASBRO
元々はトイビズ社が展開していた6インチフィギュアライン。2007年から米ハズブロ社がマーベルコミックキャラクターのライセンスを取得し、同フォーマットを踏襲し継続させた。WAVE内の各アイテムに付いているおまけパーツを集めて完成させるビルド・ア・フィギュア(BAF)が特徴(無いWAVEもある)。マーベルユニバース(3.75インチ)ラインが隆盛の一時期は低迷していたが、現在はマーベルコミックフィギュアのメインラインである。
・販売 | 2022年 |
・英名 | Marvel Legends Mojo World 4pack |
はじめに
【パッケージ】昔のスイッチガチャガチャのテレビを模したとても凝ったパッケージ。テレビの視聴率を獲得することに全てをかけるモジョーワールドならではのモチーフです。写真では伝わらないかもしれませんが、デカいです。
中身は段ボールと紙袋が多用された簡素な感じですが、何やら面白そうなボックスも入っていますね。後ほど紹介します。これだけのボリュームのセットですから、ワクワクしてきますね。
モジョー
環境配慮の紙袋を紐解き、いろいろ出てきたパーツ類。モジョー関係はこんな感じです。これを組み立てていきますと…
【フロント&リア】モジョー完成!モジョーワールドのメディア王である彼は、刺激的な番組を作り続けて人々を支配しています。もともと無脊椎の種族で足も無く、飛行ユニットに搭乗。ブヨブヨの黄色い肥満体に細長い腕、二重アゴなどとにかく気持ち悪いヤツです。今回のフィギュアではその気持ち悪さを見事に再現。ディテールはなかなかのもので、関係ないですけど胴体なんてもはや洋ナシですよ。
【アップ】いやらしい笑顔もご覧のとおり。頭部や胸、肩にはユニットと接続されているかのようなケーブルが走っています。
【可動】ヒーロー着地…は無理があるか。フィギュア本体は見た目どおり肩・ヒジ・手首と首・胸のところが動きますが、ジョイントがかなりゆるくて動かしているとあちこちがポロポロはずれます。そもそもそんなにアクションするキャラでは無いですが、少し残念ポイントですね。
髪の毛のディテールはこんな感じ。髪の毛自体がケーブルの束になっていますね。しっかしほんとにすごい二重アゴ。
背面の配線も細かくてスゴイ。モジョーは歩けない代わりにこの飛行ユニットにビーム兵器など様々な機能を備えています。
背面のパネル?をはずすと、背中にはこれまたビッシリとケーブルの束。自らの身体もサイバネティックに改造してあるんでしょうね。パネルの裏にもちゃんとモールドが彫られていて芸コマ。
サソリの針のような上部ユニット。当然ここからビームを出したりするわけです。なお、このしっぽ(?)パーツに可動部は無く、この場所で固定。
その代わりユニット下部のアーム類はかなりフレキシブルに動かすことができ、いろいろと表情をつけることができます。ちなみにアームのツメは一体成型なので開き具合はこれで固定。
というわけでアクションポーズは腕が中心。長い腕なので何をやってもちゃんと気持ち悪くなりますw
交換用ヘッドはさらにゲスい笑顔。人間の持つ嫌な部分を全て併せ持ったような最低な性格をしてるんですよねコイツ。
「何ィィィィッ!?視聴率が下がってしまっただとォッ!?」
まずはモジョーでした。サイズ感や見た目の出来は良いのですが、各部のジョイントや可動はイマイチ。快適に遊ぶにはカスタムが必要かもしれません。この写真も気が付けば肩のケーブルはずれてるし…。ただ、みんなが待ち望んでいたハズブロ版モジョー。コレクションに加えるのには十分な出来だと思いますよ。
ロングショット
【パッケージ】ボックスセットの中からこんなパッケージが出てきました。ロングショットのボックスなのですが、これはテレビガイド誌を3冊重ねたようなデザインになっているんですね。凝ってる!
【フロント&リア】モジョーワールド出身の人造ミュータント(なので自分ではミュータントでは無いと言っています)。幸運を呼び寄せるミュータントパワーを持っており、その能力でナイフをクリティカルヒットさせて戦います。初登場は80年代で当時のアメリカンロックバンドの風貌を色濃くデザインに取り入れられていますね。まさに今がリバイバル時期で旬なキャラクターとも言えます(そろそろ90年代ブームに移りそうな雰囲気ですけどね)。全身ライダースーツにナイフのベルトを肩に下げ、腰にはポーチ類とキャラの特徴は完璧に再現されております。
【アップ】髪型がもう80s。アメコミキャラに正解の顔はありませんが、顔付きも実際のロックシンガーにいそうなリアル寄りの感じが良いです。
【可動】ヒーロー着地!かっけー!様になりますねー。
とりあえずジャンプキック!彼は飄々と戦うイメージがありますね。
左手はナイフを3本持った形で造形されています。雰囲気が出ていてとても良いのですが、この3本のナイフ単体のアクセサリはありません。それがあれば遊びの幅が広がるんだけどなー。
【付属品】小さなナイフはありませんが、ご覧の大きいサイズのナイフが1本付属。
ナイフは右足のホルダーにしまっておくことができます。
左手を開き手に交換。ロングショットは人造人間の証(?)として、手の指が4本となっており、フィギュアでもぬかりなく再現されております。ところでロングショットはこういうヒザを大きく折り曲げたポーズが多いですよね。
ナイフ投げ!!握り手に持っていた小さいナイフは付属していないので、こちらを投げて遊びます。でもこのナイフを持てる握り手は右手しか無く、ナイフ投げを再現できる開き手は左手しか無いというチグハグな付属品だったりします。
「さーて、覚悟しろよモジョー!!」
3.75インチのマーベルユニバース版と比較。MUも結構頑張っているし顔はそちらの方コミックっぽいかな。ただやはり自然なポーズを取ることができるのはML版ですね。
というわけでロングショットでした。付属品がもう少し気の利いたものだったらもっと遊べるんですが(この写真も実はナイフを持っている左手を右手に付けてます)、それ以外はとても良いロングショットです。X-MENの世界が広がりますね!
ダズラー
【パッケージ】これまた面白いパッケージですよ。テレビのリモコンを模したデザインになっていて、裏面はリモコンにダズラーのシールが貼ってあるという状況でしょうね。シールがはがれかかっているところまで表現されていて細かい!
【フロント&リア】出ました、ダズラー(青スーツver)!ボディは全身タイツが基本のシンプルデザインですが、やはり80sのロック姐さんをモチーフにしたであろう頭部。両手で布面積が違うのもすごく好きです。影響があるのか無いのかわかりませんが、どことなく永野護っぽさも感じます。
ダズラーは本名アリソン・ブレア。音を光に変換できるパワーを持ったミュータントで、その能力を使ってシンガーとして活躍していました。ちなみに生み出した光は視覚的な効果だけでなく攻撃にも使えます。後にロングショットと結婚します。
【アップ】美人さんの顔にお化粧も映えてます。頭に巻いたバンダナが時代を感じさせますね~。なおダズラーの最初のコスチュームはロックというよりはディスコ寄りのデザインでした。
【可動】ヒーロー着地!シンプルな女性素体そのままなので、可動はバッチリ。ただダズラーの場合後ろ髪が干渉するので上を向くのは苦手です。
ファイティングポーズなど。
【付属品】音を光に変換するというミュータントパワーを、エフェクトパーツで再現しております。軟質クリアでできており、とても雰囲気が出て良いエフェクト。
音撃アターック!!これとっても素敵な良いエフェクト!もっといろんな種類があれば最高だったなぁ~。
こんなことコミックでやってるかどうかわかりませんが、音の力を使って飛んでいるイメージで。
ダズラーでした。全身タイツのほぼ素体まんまなので、最初は地味かな~と思っていたんですが、音エフェクトがいろいろとイメージを掻き立てられて面白いです。ダズラーは初期のディスコバージョンとジャケット・短髪バージョンが既にML化していますが、このショートカット・青バージョンは今のところこのセットのみなので、何気に4体の中で一番レア度が高いかもしれません。これ目当てで買っても損はしないと思いますよ。
ウルヴァリン(Xベイビー)
【フロント&リア】ウルヴァリンは特別なパッケージには入っていません。モジョーによって作り出されたXメンの子どもクローン「Xベイビーズ」のウルヴァリンです。極端にディフォルメされたウルヴァリンですが、造形もペイントも丁寧でそれなりにコストかけてるな~というのが感じられます。
【アップ&可動】アップも何も無いのですがw、可動部は首がまわるだけ。それでもちょっとした表情付けはできますね。
3.75インチマーベルユニバースと。「何だオマエ、ボクの真似してるな!?」
モジョーとの対峙。Xベイビーズはどうせならたくさん種類欲しいですね。
Xメン側3体並べてみました。奇妙奇天烈なモジョーワールドなので、Xメンも尖ったヤツがそろっていますね。
まとめ&おまけ
3.75インチのXメンたちと。これですよこれ!やっぱりこのモジョーのサイズだと3.75インチとのカラミがとてもしっくりきますね。
QTFならぬTFベイビーズ!世の中にはいろんなディフォルメフィギュアがありますが、もしかしてモジョーのせいにすればごちゃ混ぜにして遊べるんじゃないでしょうかw…?
以下、ストーリー仕立てでお楽しみください。
困難を乗り越え、ついにモジョーに迫るロングショット&ダズラー!!
「グヘヘヘ・・・!!ワタシに逆らおうなんて100年早いわヨ!!」
ダズラーがモジョーにつかまってしまった!ロングショット、急げ!!
ブスッ!!「ギャー!!」
ロングショットのナイフが見事にヒットだ!
「これでもくぅらえェェェェッ!!」「ウギャァァァァァ!!」
ダズラーの攻撃が急所にヒットし、モジョーは降参したゾ!めでたしめでたし。
THE END
ハズブロロックフェス!
というわけでマーベルレジェンドからモジョーワールド4パックでした。どのキャラクターもいつものマーベルとはちょっとズレたおもしろ設定で楽しめます。ボックスも凝っていて豪華だし満足感の高いセットですね。国内ではホットトイズさんが正規導入してくれましたので、入手難易度は低め。是非手に取ってみてくださいませ。皆様のレビューやご感想もお待ちしておりまーす。
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