さて今回は米Amazon限定レックンルールコレクションからスプリンガーを紹介するつもりだったのですが、どうせなら元になったシージ版も一緒に紹介しようと思いました。そしてさらに、この両者はリカラーというだけで型としては全く同じものなので、実験的に「2品同時にレビュー」を試みてみたいと思います。見づらいかもしれませんが、早速見ていきましょう。
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
TRANSFORMERS SIEGE – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2019年から始まったサブタイトル。ここから3シリーズをまとめて大きく”WAR FOR CYBERTRON TRILOGY”と銘打ち、その第1弾としてスタートした。NETFLIXオリジナルアニメーションと連動した商品展開が図られ、今作ではサイバトロン星での戦いと脱出が描かれた。トイライン全体のギミックは激しい戦いを意識したダメージ塗装、ウェポナイザーやバトルマスターなど5ミリジョイントを活用した武器換装、ディスプレイを装飾するエフェクトパーツなど。
・販売 | 2022年 / 2019年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY/SIEGE SPRINGER |
【パッケージ】シージ版は既に処分してしまったので、パッケージはレガシー版のみ。レックンルールコレクションの商品は複雑な形状の一般レガシー商品パッケージと違い、普通の直方体パッケージとなっております。ちなみにレックンルールコレクション5商品のパッケージイラストは全て1枚の絵につなげることができるのですが、それはそのうち紹介したいと思います。
レックンルールコレクションの商品にはペーパークラフトのパーツが分割して封入されています。スプリンガーにはこんなパーツ。全て集めるとハンマーが完成します。
【フロント&リア(ロボ)】ご覧のとおりカラーリングが違うだけで全く同じ型です。スプリンガーはこれまで何度かリメイクされていますが、ストレートなアニメ再現は今回が初。ロボの見た目はかなりいい線いってるんじゃないでしょうか(もう少し太ましいイメージかな?)。グリーン基調の鮮やかなカラーリングも良い発色をしております。なおレガシー版(左)はビンテージトイ(TFWikiリンク)のカラーリングが元になっており、レッカーズのインシグニアになっているのが特徴。シージ版(右)はアニメカラーで、何といっても全身に施されたダメージ塗装が目立ちますね。
【アップ】頭部もストレートなアニメスプリンガー再現。キリッとしたリア充のイケメンフェイスです。同じグリーンでも微妙に色合いが違うのが面白い。
【可動】ヒーロー着地!型としてはシージ時代のものなので、可動は現在にも通じるものとなっています。ただスプリンガーはトリプルチェンジャーという若干複雑なアイテムであるが故か、動かしているとパーツがあちこちはずれることが多いです。
適当にファイティングポーズ。リカラーというにはカラーリングが近すぎるので、たまにどっちがどっちだかわからなくなります。
【付属品】シージはコスト関係が見直され、値段が上がったりフィギュアサイズが小さくなったりしたかわりにコストにはそれまでよりも余裕ができた感じ。スプリンガーにもそこそこ武器が付いています。
まずはこちら、2丁の銃。それぞれ「ワープブラスター」「ボイドブラストキャパシター」という名前がついているようですが、TFで遊ぶのに細かい設定はいらないw
ダブルスプリンガー、ディセプティコン軍団を返り討ちだ!!
ふたつ目の武器は「エアスライスチョッパーブレード」が2本。二刀流で持たせられます。伝統的にスプリンガーのトイはヘリコプター時のローターブレードを剣として持つことができ、今回もそれを踏襲した形。
「自分が2人なんて、ちょうどいい練習相手じゃないか。お手合わせ願おうか!」
武器にはそれぞれ5ミリジョイント等が設けられており、ある程度自由に組み換えすることができます。シージ版(右)が手にしているのが、説明書に載っている公式の全合体武器。
体の随所に5ミリジョイントが設けられたシージ商品の中でも、スプリンガーは比較的多め。使わない武器は各所に取り付けておくことができます。レガシー版(左)が説明書通りの付け方。好きなように楽しみましょう。
武器はもちろん各種エフェクトパーツに対応。ボディにもエフェクトをジョイントできるポッチが各所についています。
【ビークルモード】トリプルチェンジャーであるスプリンガーは、2つのビークルモードを持ちます。まずはこちらの装甲車モード。特徴的なフロントが再現されていい感じじゃないでしょうか。
武器は各所の5ミリ穴に付けておくことができます。G1ビンテージトイに近いのはレガシー版(右)の付け方。
【ビークルモード】もうひとつのビークルモードがこちらのヘリコプターモード。フロント部分も微妙に変化して、後部もきちんと伸びています。トリプルじゃないパターンのスプリンガーの場合、変形モチーフにはヘリコプターが採用されることが多く、スーパーリンクや実写でもヘリコプターでした。ヘリTFは珍しい方ですからね。
装甲車時と同じく各所の5ミリ穴に武器をマウントすることができます。
【変形】スプリンガーの感想としてよく上がるのが変形の複雑さ。特に装甲車⇔ヘリコプターの変形がそれほどシルエットに変化が無いのに妙に手順が多いのと、クリアランスに余裕が無い部分があって変形しずらいのが気になりますかね。全くの素人の浅はかな考えですが、どこか犠牲になってもいいからもう少し簡単な構造だとうれしいなぁ。まあこれも完璧なアニメ再現スプリンガーを目指した結果なんでしょうけどね。
2体いるのでビークルを比較することができますね。特にフロント部分は少しの違いなのですが、G1準拠なのでこれが正解です。むしろこのちょっとした違いに当時のデザイナーのこだわりを感じますね。
スプリンガーのトリプルチェンジシーンはアニメのOPで使われていたはず。なので当時のファンなら印象に強く残っているのではないでしょうか。
スプリンガーいつもの2倍装備だー!!
以下、今回は6コマ劇場でお楽しみください。
「Springer V Springer」
THE END
というわけでレガシー&シージスプリンガーの紹介でした。トリプルチェンジャーであるが故のいじりずらさに若干賛否があるものの、アニメ再現スプリンガーとしては間違いなく現時点でベストアイテムです。全体的な印象は特に変わらないカラーリングの違いなので、お好きな方を選んで良いのではないでしょうか(インシグニアの違いもありますが…)。というわけで皆様のご感想もお待ちしておりまーす。
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