この記事は「オーバービュー」と題しまして、比較用や整理のために引っ張り出してきた古めのアイテムをシリーズ単位でまとめて紹介していきます。
今回は2000年の国内アニメ「カーロボット」及び2001年海外版「ROBOTS IN DISGUISE」。サイバトロン(オートボット)編ということでどうぞ。
TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE |
TAKARATOMY / HASBRO |
2000-2001 |
日本では1997年からスタートし大ヒットしたビーストウォーズの勢いが衰えてきたところで、新たな方向性として「ビークルへの回帰」が図られた意欲作。ビーストウォーズで培われた設計思想がそのままビークルにフィードバックされており、サイバトロン側のアイテムは精巧かつ複雑を極めた一方、その完成度は今でも通用するレベルです。なおデストロンガー側のアイテムは既存の国内未導入アイテムの流用が中心となりました。
C-002 ワイルドライド(X-BRAWN)
カーロボ3兄弟の長男。左腕がボンネットそのまま(というか車のフロント部が全て左半身に来ている)という非常にトリッキーかつパワフルなデザインが特徴です。ちなみに僕が持っているのは海外版。
メルセデスベンツML320似のSUVに変形。海外版はライセンス問題をクリアするためかヘッドライトが丸く塗りつぶされているのが特徴です。
スケールモデルでも通用しそうな精巧な作りとなっており、ボンネットやドアがちゃんと開くというこだわりぶり。
さらにワイルドライドといえば運転席のところにちょうどロボ頭部が来るのが面白いところ。アニメでもちゃんと描写されていました。
車のバンパーははずすとカッター状のナックルになります。
2本のパイプ(トランスファウスト&スペツナズブレード)は背中に背負ったり肩に付けたり。さらに右腕に刺せばミサイルとしても使用可能。特に背中に背負った時は海外名のごとく”X”のシルエットになってカッコいい!
ちなみにパイプは左手に持たせて自分で右手にセット!みたいな動作もできちゃいます。
力強さと奇抜さを兼ね備えた良アイテム。変形難易度は3兄弟では中間で、ちょっと手応えがあって面白いです。
C-003 マッハアラート(PROWL)
生真面目なカーロボ3兄弟の次男。頭部はストレートなカッコ良さ。3兄弟では唯一普通に左右対称デザインですが、巨大なショルダーパーツやスカートなどがTFらしくないシルエットを生み出しており、やっぱりこいつらは侮れない兄弟です。
ランボルギーニディアブロ風のパトカーに変形。さすがの薄さです。カーモデルよろしくドアの開閉も少しだけ可能。国産作品なので「警視庁」の文字が海外でもデフォルトだったりします。
どうでもいいですが僕の持っている個体はだいぶ変色が進んでますねw
エフェクト付きのブースターが付属しており、スピードアップ的に使ったり武器として使うことができます。
左腕はビークル後部がシールド状に。
ブースターは2つつなげてブラスターに。エフェクト部分はミサイルになっています。もしかしたらTFでエフェクトパーツが付いたのはこれが初めてかな?
ブラスターはシールドに付けたり背中に付けたりも可。
変形難易度は比較的簡単な方で、遊びやすさが魅力です。
C-004スピードブレイカー(SIDE BURN)
カーロボ3兄弟の三男坊。よく動くロボと美しいビークル、非常に高い変形難度というある意味最もカーロボットアイテムらしいアイテムです。詳細は下記の記事をどうぞ。
C-011スパイチェンジャーDX6体セット(SPY CHANGERS DX 6-PIECE SET)
95年海外で展開されたGO-BOTS(日本でも一部導入)を仕様変更したアイテム。1/64スケールのミニカーから変形する簡易アイテムで、基本的にどれも構造は同じです。劇中では隠密行動を得意とする忍者チームとして描かれました。
なお国内版はボディのどこかに隠されたシークレットエンブレム(温めると現れる)ギミックがありましたが、僕の持っている海外版ではオミットされています。
ちなみにサイズ感はこんな感じです。近年で言うとコアクラス以下バトルマスター以上ですね。以下1体ずつどうぞ。
C-005アートファイヤー(HOT SHOT)
派手なファイヤーパターンがイカついメンバーで、ポルシェ959似のスポーツカーに変形。ファイヤーコンボイの親戚なんだとか。手持ちのブラスターが付きますが、小さいので紛失に注意しましょう。
C-006イーグルキラー(R.E.V)
黄色が眩しいランボルギーニディアブロ似のスポーツカーに変形。武器の先端にシージのファイヤーエフェクトを付けることができました。カッコいい海外名は「Race Exertion Vehicle」の略です。ちなみにスパイチェンジャーは基本的にガワが異なるだけでどれも同じ構造です。
C-007ウォーズ(W.A.R.S.)
「戦」!!いいですねぇ。フォードサンダーバード(ナスカー仕様)似のスポーツカーに変形。ちなみに海外名は「Wicked Attack Recon Sportscar」の略。カーロボットでは珍しく和名と洋名がリンクしています。
C-008エックスカー(CROSSWISE)
クリアのボディがインパクト抜群!エックスカーというネーミングも面白いですね。ビークルモードはマテルのホットウィールが元ネタらしいですがどうなんでしょう。
ロボでもビークルでも後ろから光をあてるとよく光ります。
C-009オックス(IRONHIDE)
ちょっと方向性は変わってピックアップトラックに変形。さらに牛柄もプラスされて情報量多めですw。なおトラックでも変形方法など基本構造は一緒。海外名はあのアイアンハイドです。
C-010カウンターアロー(MIRAGE)
こちらも少し変わってインディカーに変形。海外名はストレートにミラージュです。細身ですがやはり変形などの基本構造は同じ。
C-016インディヒート(SKID-Z)
97年海外で一部展開された「マシーンウォーズ」アイテムの流用。この手法はビーストウォーズセカンドでもやりました。一発変形のフリップチェンジャーです。
リアウィングから軸が伸びており、それがスプリングで動くことで自動変形します。ビーストウォーズの小型アイテムと同じ構造ですね。さすがに年数も経ってきたアイテムなので、こういうテンションを利用するギミックは破損しちゃわないかちょっとヒヤヒヤします。
その名のまんまインディカーに変形。塗装やプリントは結構豪華です。
本来だとブラスターが付くのですが残念ながら欠品。レッカーフックのを借りてきました。
目の集光はギラギラ!
特にチームというわけではないのですが、レッカーフックは共にマシーンウォーズフリップチェンジャー出身の仲です。
C-017レッカーフック(TWO-LINE)
インディヒートと同じく「マシーンウォーズ」フリップチェンジャー流用アイテム。既に関連アイテムとして紹介していますので下記記事をどうぞ。
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