過去良品を振り返るシリーズ。今回は米ターゲット限定マイクロマスター10パックです。とにかくフィギュアの数が多いのでガンガン行きますよー。
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MICRO MASTER 10-PACK |
2019 |

米ターゲット限定アイテム。一般販売マイクロマスターのリカラーキャラを集めたセットで、ニッチなキャラばかりのかなりマニアックな商品です。一応2体ずつのコンビになっており、オートボット3組vsディセプティコン2組という構図。ただしそれぞれのコンビ名は特に無いようですね。
WFC-S58リーコン&アイアントレッド(RICON & IRONTREAD)



【リーコン】いきなり元ネタの無いオリジナルキャラ。オフロードパトロールチームのハイジャンプのリデコで、カラーと頭部が異なります。



オフロードカーに変形。全体的にアイアンハイドを思わせます。



【アイアントレッド】元ネタは基地付きマイクロマスターのアイアンワークス。アースライズのリメイクでは基地の方が新たにロボットモードを得て「アイアンワークス」を襲名しましたが、ホントはこっちがアイアンワークスです。パワートレインのリデコ。



トラックキャブに変形。黄色いカラーがなんとも斬新です。

まさか次の年に基地がリメイクされるとは思いませんでした。何はともあれこの並びができるのは嬉しいですね。


2体を合体させた武器モード。ちょっと苦しいフォルムですが、かなりゴツいブラスターです。

配色もコンビっぽい。何はともあれアイアンワークスの補完ができるのは嬉しいところです。
WFC-S59 ロードポリス&ホイールブリーズ(ROAD-POLICE & WHEEL BLAZE)



【ロードポリス】国内オリジナル展開の1992年「合体大作戦」に登場したシックスターボ(TFwikiより)の一員。これまたすごいところから来ましたね。型としてはステークアウトのリカラーです。



ポリスカーに変形。POLICEの文字がビークルだと逆さまになってしまいます。



【ホイールブリーズ】元ネタはマイクロマスターコンバイナー・メトロスクワッドの1体。ビークルが半分にわかれるうちの1体ですが、今回は単体でのリメイクとなりました。しかし、あろうことか次のアースライズでマイクロマスターコンバイナーが正式にリメイクされてしまい、本来のホイールブリーズはファイヤーガードという別キャラに置き換わるという訳のわからないことになってしまいましたw

そのファイヤーガードが右。本来ならどちらもホイールブリーズだったわけです。



黄色い消防車というなかなかエキセントリックなビークルに変形。ただアメリカだとわりとメジャーなカラーだったりします。


ロボでもビークルでも、ハシゴを伸ばしたりエフェクトを付けたりして遊べます。


合体武器モードはブラスター。ただビークルをつなげただけ感はありますが、ちゃんとエフェクトにも対応しています。

どちらも首が回ってちょっとだけ可動域が広かったりします。それにしても一筋縄ではいかない人選のコンビですよね。
WFC-S60 オーバーエアー&グランドシェイカー(OVERAIR)



【オーバーエアー】基地付きマイクロマスターエアウェーブ(ディセプティコン)がZ(ゾーン)で国内導入された時に陣営変更されたのがオーバーエアー。今回はそれがさらに海外に逆輸入された形です。意味わかりましたかw?




ストームクラウドのリデコで、ジェット機に変形。後方にはエフェクト用のジョイントもあります。

この型はヒジとヒザ関節が両方あってかなり動く方です。さらに手の先端がエフェクト用のペグになっているのがおもしろいポイント。

オーバーエアーとエアウェーブは陣営も違うし厳密には別キャラなのですが、この組み合わせが本来の姿です。



【グランドシェイカー】元ネタ(TFwikiより)は巨大基地セットであるマイクロマスターベースの付属マイクロマスター。ヴィスパー(akaウィスパー)のリカラーであることも元ネタどおり。




F-19似の戦闘機に変形。ミリタリーテイストなカラーがカッコいい。

ダブルディーラーに乗せるとなんとなく雰囲気が出ます。


合体武器モードは剣。かなりまとまりが良くて、シージマイクロマスターの中ではトップクラスではないでしょうか。

どちらもシージマイクロマスターの中では遊びやすくて3形態とも出来の良い型です。
WFC-S61 スライホッパー&ナイトフライト(SLYHOPPER & NIGHTFLIGHT)




【スライホッパー】元ネタはマイクロマスターベースで、ディセプティコンのヘリコプターに搭乗します(ちなみに元の名前はスカイホッパー)。上述のグランドシェイカーと対になるキャラということになりますね。




型としては上述のオーバーエアーと全く同じ。セットの中に同型があるということになっています。



【ナイトフライト】元ネタはG1エアストライクパトロールチームの一員。今回の10パックの中では一番マトモな出自のキャラです。

…なんですが、そうするとエアストライクパトロールはあと1体足りない+チームのうち2体が同型という何とも微妙な状況になってしまいました。




上述のグランドシェイカーと同じ型。トムキャット風だったG1版とはモチーフが異なってしまっており、やや強引なリカラーということになります。


合体武器モードはやはり剣。オートボットチームのものと比べてモノトーンな配色になっており、こちらの方がヒロイックな雰囲気です。

同じセットに同型チーム。まあ出来は良いんですけどね。
WFC-S62 クレーターメーカー&ファイヤーライン(CRATERMAKER & FIRELINE)




【クレーターメーカー】マイクロマスターのフラックが国内版「Z(ゾーン)」にリカラー導入されてパワーボムに。そのパワーボムが逆輸入(さらに陣営も変更)され海外版になったのがこのクレーターメーカーです。これまたややこしいw
なおシージ版も元ネタどおりフラックのリカラー。




多連装ロケットランチャーに変形。似たような車両の多いシージマイクロマスターの中では異彩を放つモチーフで、エフェクトとも相性抜群です。




【ファイヤーライン】G1ビッグショット(akaトップショット)が国内導入されたのがガンリフトで、それがさらに逆輸入されてファイヤーラインとなりました。クレーターメーカーと同じ流れですね。




自走砲に変形。やはりエフェクトがよく似合います。


合体武器モードはミサイルランチャー。ビークルモードのゴツさがそのまま武器になったようで良い感じ。

今回のセットの新キャラコンビ。ミリタリー系のマイクロマスターはもっと種類が欲しかったなぁ。
まとめ


既存アイテムのリカラーが中心とはいえ、様々な出自を持つバラエティ豊かな10体。TF沼の奥深さを垣間見たようでちょっと怖かったですね…w

トランスフォーマーシージからマイクロマスター10パックでした。ターゲット限定ということでなかなか国内だと入手しずらい販売経路だったアイテム。お目にかかる機会も少なくなってきていますので、根気よく探してみてください。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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