トランスフォーマーコラボレーティブシリーズは毎回映画やコミックファンに刺さるチョイスで話題をさらっておりますが、2022年は満を辞して同じハズブロコンテンツであるG.I.ジョーとのコラボとなりました。第一弾は、なんとメガトロン×H.I.S.S.タンク!どちらも悪の軍団を代表するキャラ&ビークルで、まさにうってつけのコラボです。
もともとユルーく同じ世界観を共有している作品同士なので相性は保証付き。あとはどのくらい期待に応えてくれるアイテムなのかが気になるところです。それでは見てみることにしましょう。
TRANSFORMERS COLLABORATIVE – HASBRO
トランスフォーマーと他企業や作品や商品とのクロスオーバーは単発企画としてこれまでも数多く試みられてきたが、特に2019年のゴーストバスターズとのコラボからは「コラボレーティブ」と題してロゴを統一しシリーズ展開を開始。映画やコミックキャラクター達とのコラボが続けられている。
・販売日 | 2022年 |
・英名 | G.I. Joe × Transformers Megatron H.I.S.S. Tank and Baroness |
はじめに
【パッケージ】コラボレーティブシリーズは毎回パッケージも凝っていて面白いのですが、今回はまた格別。なんと左右でそれぞれのヴィンテージトイの外装を再現した合体パッケージです。左はTFのグリッド線、右はG.I.ジョーの爆発がちゃんとデザインされております。イラストのテイストまでそれぞれ変えてありますね。
パッケージの中央斜めの切り込みで左右に分割!さあ開きますよ!ゴゴゴゴゴ…(メガトロンのイラストが飛び出てるのが芸コマ!)
はい、中からはいつもの限定アイテム系の段ボール箱が出てきました。デカいですけどね。
中にはメガトロンと各種パーツが簡素に封入。エコパッケージということですが、かろうじてプラ紐でとめられています。
さらに台紙の後ろにはバロネス様も隠れていました。なんと嬉しいブリスター入り。これまたヴィンテージトイを再現したレトロ仕様ですが、なんか開けるのがもったいないなぁ。
メガトロン(ロボットモード)
【フロント&リア】メガトロン!H.I.S.S.タンクのパーツがアーマーのようにボディの各部に付いてはいますが、ベースの部分はかなりG1アニメチックなメガトロン。モールドも少な目でのっぺりしていて、さらにデカい!ぱっと見大味な雰囲気も漂っており、若干の不安も感じますが…。
【アップ】メガトロン!なんかこれまでのどんなメガトロン商品よりもすごくメガトロンしてるんですが…w。ちょっと冒険してもいいコラボ商品なのに、無駄に造形が良くて本人に似ているという面白いことになってます。
【可動】かなり大きくて重さもある商品なので、動かすのはなかなか骨が折れます。特に足の付け根は硬めのクリック関節。ヒーロー着地も頑張ってやってみましたが、実はこれちょっとズルをしていて、変形用の上半身を前に折る動きを使って体を倒しています。
【付属品】まずはH.I.S.S.タンクの象徴的な武器であるツインキャノン。背中に来るように設計されています。
続いてこれはメガトロンの象徴、融合キャノン砲。やっぱりこれがないとですね。本体に合わせたモールド少な目デザインで、5ミリジョイントで接続。
最後はコブラマークが付いたシールド。実はビークル背面に取り付ける余剰パーツ。余剰は無いにこしたことは無いですが、シールド見立てくらいならまぁいいかな。
全装備状態。それなりに情報量が多くなりました。外付け武器の他には脇や腰にミサイルポッドのようなモールドが彫られていて、攻撃力の高さを物語っています。
シージメガトロン型との比較。今回のデカさがわかるかと思います。3まわりくらい大きい?リーダー以上コマンダー以下といった感じでしょうか。
バロネス
【フロント&リア】さてここでバロネスのフィギュアに移りましょう。バロネス(男爵夫人の意)は、本名アナスタシア・チサロヴナ。コブラ軍の女性幹部で、冷酷で頭脳派の美女。コミック先行のキャラクターで、80年代シリーズでは1度だけ立体化されました。今ではすっかりシリーズに欠かせないキャラクターとなり、最初の実写映画ではシエナ・ミラーが実に妖艶に演じておられ印象に残っております。
で、フィギュアの方はといいうと…ウン、そうかw。初期の「Oリング」を復刻したレトロフィーチャーアイテムなので、なんとも味わいのあるお姿となっております。
【アップ】顔は…うん、レトロアイテムですよレトロアイテム。これが正解なんですw。
【可動】ちょっと苦しいですがヒーロー着地。Oリングフィギュアを再現したものなので、今のフィギュアの触り心地とは若干異なります。「Oリング」というのは、フィギュアをフルアクション化するために開発されたボールジョイント以前の技術で、胴体の中に輪ゴムがあって上半身と下半身をつないでおり、主に腰可動を制御しているというものです。今回初めて触りましたが、確かに腰はグリングリン動きますね。ただしゴムの弾性で腰をひねったまま固定するのが苦手で、すぐに戻ってしまうという欠点があるようです。百聞は一見に如かずだなぁ。
【付属品】初代フィギュアに倣ったアクセサリが付属。こちらはレーザーライフル。持ち手がリアルな形状じゃなくてフィギュア用に棒状になっているんですね。昔はこうだったのかなぁと、興味深い。
コブラの意匠がおどろおどろしいバックパック。背中の穴に差し込みます。
小さ目のフィギュアスタンドも付属。というわけで頑張ってパッケージ再現してみました。キミ、なんかイラストと違…
50thアニバーサリーのバロネスと。50thも美人かどうかはさておき、頭身もスタイルも造形も全てが時代の差を感じますねぇ。
メガトロン×バロネス
フィギュアと本体の絡みを見ていきましょう。メガトロンの背中にはタンクの副操縦席が配置されているので、フィギュアを搭載させることができます。
ズバババババババ…!!(エフェクトは別商品から)
ツインキャノンの上に5ミリ穴があるので、融合キャノン砲を取り付け可能。「ズゴォォォォン!!」エフェクトは別商品から。やばい、楽しいぞコレw!!
シールドにはフィギュアを立たせるジョイントがあるのですが、パーツが干渉する関係でこの向きでしか持てないため、こんな状態に…。
メガトロンがデカいだけあって、かなり良い感じのスケール感です。
「メガトロン…世界は私たちでいただきね!」「言っておくがワシの足手まといにはなるなよ!」
H.I.S.S.タンク(ビークルモード)
【ビークルモード】もうひとつのメインモード、H.I.S.S.タンクに変形!すげぇ!!ロボットから変形したとは思えないほどのH.I.S.S.ぶり!!一見メガトロン要素は全くありません。H.I.S.S.はHigh Speed Sentry(高速歩哨)の略。地形を選ばず高速で移動でき、コブラ兵なら誰でも操縦できるという地上の強敵です。まあ基本的にはやられメカなんですが、コブラの兵器と言えばこのタンクというくらいメジャーな存在です。クールさとかわいさを併せ持った古さを感じさせないデザインですよね。ちなみに初ヒスなのでちょっと興奮気味ですw。
ツインキャノンの上部には融合キャノン砲を取り付けることができます。これぞコラボレーティブ。ちなみにトランスフォームは、メガトロンを折りたたみながらガワをかぶせていくような変形。大きくて関節が固いところもあるので、最後のガワ合わせで少し苦労するかもです。
メインコクピットには当然ですがフィギュアを乗せることができます。ロボ時には分割されてショルダーパーツになっている部分なので、タンク形態にしないとこれはできません。なおOリングフィギュアは小さ目なのでピッタリ乗せることができますが、普通の3.75インチは少し窮屈かも。
副操縦席はロボ時と同じようにフィギュアを搭載できます。うまくやれば乗せたまま変形も可能。
ロボ時にシールドになっていたパーツは、ビークル背面のカバーになります。フィギュア用のポッチが2つついているので、フィギュアの足裏の穴で2人まで固定可能。なおこのポッチもOリングフィギュアと近年の3.75インチフィギュアで規格が異なっており、3.75インチフィギュアだと残念ながらはまりません。
カバーをはずすと、なんとメガ様がほぼそのまま鎮座w。これネタにされるやつだ…。
いろいろお遊び&まとめ
「ほう…ついにメガトロンH.I.S.S.タンクが完成でおじゃるか!!」「コ~ブラ~!!」
「これで勝利も間違いない!!」「コブラバンザ~イ!!」
コブラコマンダーさんが生き生きして見える…。
「メガちゃん、ちょっと相談が…」「何だいコマちゃん」
「…アッ(汗)!!コラ!!馬鹿者、あっちへ行け!!」
「おやおやメガトロン様。そんなところで何をやっておられるんです…?」
「…コラスタースクリーム!!何か良からぬことを考えておるな!?」
とまあいろいろ遊べるのですが、今回は4コマではなくて長編マンガ風に作ってみました。ちょっと長いかもですがどうぞ~。
「クロスオーバー!!」
THE END
【当時のH.I.S.S.タンクのCM】
すんごく楽しそうw
トランスフォーマーコラボレーティブからメガトロンH.I.S.S.タンクの紹介でした。トランスフォーマーとしてはもちろんのこと、G.I.ジョーのビークルとしても完璧に遊べる素晴らしいコラボアイテムです。もともと同じ世界観の作品なので相性は抜群。フィギュアをどんどん集めたくなる魔性の組み合わせですねw。メガトロンがノッペリ気味なのはおそらくタンク側のレトロ風味に合わせたのでしょう。あえて言うならメガトロンじゃなくても良かったかな(どうせなら新キャラが良かったな)といったところですが、実際に商品化するハードルというのもあるでしょうからね。デカくて高いというネックはありますが、気になる方は思い切って行っちゃってくださいませ。
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