トランスフォーマータイタンズリターン カオス・オン・ヴェロシトロン レビュー(パート2)

TFジェネレーションズ系
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 過去良品を振り返るシリーズ。タイタンズリターン期の限定ボックスセット「カオス・オン・ヴェロシトロン」を全3回で紹介していきます。パート2はクイックスイッチ。多段変形の極みシックスチェンジャーということで、早速見ていきましょう。

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TRANSFORMERS TITANS RETURN – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2016-2017年のサブタイトルで、「プライムウォーズトリロジー」の2作目。いわゆる「ヘッドマスター(今作ではタイタンマスター)」ギミックを大々的に取り入れ、小フィギュアとロボ、ビークル等を様々な形で連動できる非常にプレイバリューの高いシリーズとなった。キャラクターの総ヘッドマスター化、リーダークラスとボイジャークラスは全て多段変形するなどの特徴がある。

・販売2017年
・英名TRANSFORMERS TITANS RETURN Chaos on Velocitron
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クイックスイッチ & ダイナマス

【フロント&リア(タイタンマスター)】タイタンマスターは「ダイナマス(Dynamus)」。クイックスイッチのリデコ元であるシックスショットのタイタンマスターと同じものが使われています。ちなみにこの名前はボックスセット発売当時は不明で、後に命名されました。

 ヘッドモードにトランスフォーム!リーダークラスのヘッドマスターは、最後にヘルメットをかぶる前提でデザインされています。

ヘッドオン!!

からのメットオン(という言葉は無い)!!

【フロント&リア(ロボ)】同じくTR製品であるシックスショットのリデコ(ほぼリカラー)です。TR期は元デザインに現代風アレンジを加えるのが主流だった頃ですが、この型についてはあえてレトロな箱ロボ感を残すことで複雑になりがちな多段変形を実現した感じ。この何とも言えない淡いカラーリングがいかにも1988年の頃の海外製品という雰囲気を漂わせていてたまりません。ちなみに当時品(TFWikiリンク)はマスターフォース期の日本未発売アイテムです(日本ではリカラーされてシックスナイト(TFWikiリンク)として販売)。

【アップ】ここが唯一の残念ポイント。顔は良いのに、ヘルメットの形状がシックスショットのままで、クイックスイッチ当時品とは離れてしまいました。試作写真が出回ったときはちゃんと四角いヘルメットだったのが余計に残念。製品版でこうなってしまったのは何かのミスだったのか試作に問題があったのか…。

【可動】ヒーロー着地!箱ロボな上に結構でかいため、動かすとなかなか迫力があります。腕のタイヤもカッコいいですね。胸のウィングやスカートパーツなども、ちゃんと可動の邪魔にならないように可動。

【付属品】ロングバレルのブラスターが2つ付属。実はビークル各形態でもパーツを構成する重要な付属品だったりします。

 なんか変にポーズつけるより棒立ちが様になるんですが…。四角いからかな?

【オルトモード1】変形ひとつ目はバトルカー。ひらべったい独特な形状ですが、シックスショットそのままの形です。実はオリジナル玩具には存在しないモード(代わりにあるのはホバークラフト)。

 後方のコクピットを含めると3体のタイタンマスターが搭乗できます。楽しくドライブ。

【オルトモード2】次はビースト。シックスショットのリデコなのでオオカミで良いでしょうか(オリジナルトイだとピューマ)。しっぽをブラスターで表現しています。

 ちなみにタイタンマスターがオオカミ頭の後ろにセットされていて、ビーストだけどヘッドマスターっぽい処理がされています。オオカミっぽい動きはあまりできませんが、口が開閉します。

【オルトモード3】サブマリン(潜水艦)モード…という名の、逆さま銃モード。銃規制の強化で銃になる玩具の販売に制限があるために、頭の良い大人たちが考えた新たなモードですw。

 とは言え、こうやってタイタンマスターたちを乗せてみると意外と雰囲気が出ていいかも。サブマリンというか宇宙戦艦っぽい。

 一応逆さにしてみます。持ち手は小さ目ですが、なりきり玩具くらいのサイズの銃に見立てられます。このデザインなら別に規制かけなくてもいいような気がしますが、アメリカのその辺の事情ってどうなってるんでしょうか。

【オルトモード4】ジェット機。これまた平べったい見立てが強いモード。

 このモードではコクピットに乗るとタイタンマスターが見えなくなるので、ピンに立たせてみました。タイタンズリターンフィギュアには、こうしたタイタンマスターを立たせるためのピンがボディについています。

【オルトモード5】最後はタンクモード。よーく見ると体がふたつに折れ曲がっているだけなのですが、ぱっと見は一番まとまりがいいような。ちなみにG1オリジナルトイだとドリルが付いているドリルタンクなんですが、残念ながらそこは再現されませんでした。

 タンクでは操縦席が丁度良いところに来まして、タイタンマスターを搭乗させることができます。

 リデコ元のシックスショット(レジェンズ版)と。頭部が違うだけなのですが、カラーリングで随分と別物に見えるものです。…あ、腕を縮めるの忘れてるわ。

「行くぞオヤジィ!!」なんとクイックスイッチはシックスショットの息子らしい。

「ワシを超えて見せろ、息子ォォ!!」
シックスチェンジャーはこの他に前述のシックスナイト、グレートショットがいますが、グレートショットは日本限定でリメイク済み。あとはシックスナイトがいればそろうんですが…。

 というわけでクイックスイッチ(withダイナマス)の紹介でした。ほぼシックスショットで、特徴のある頭やドリル戦車は再現されませんでしたが、とりあえず現状では唯一のリメイク。出来はもちろん素晴らしいので、シックスナイトじゃなくてクイックスイッチ派の方には是非ともオススメです。

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