前回に引き続きビーストウォーズアゲイン『瞬速の対決』ワスピーター編です。同型はいままであまり紹介していなかったので、キングダム版ワスピネーター、レガシーバズソー、さらにジェネレーション版ワスピネーターも紹介しちゃいますよ。それでは早速見ていくことにしましょう。
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2023 / 2022 / 2014 |
ビーストウォーズアゲインBWVS-03 瞬速の対決(2023)
【ロボットモード】ビーストウォーズ屈指のコメディリリーフ。デストロン(プレダコン)に所属していながらのんびりした性格で、野心も無いやられ役です。日本語版の独特の口調が有名ですが、実は言語版も似たような雰囲気なんですよね。
というわけでキングダム版のカラーリングをもとにシブめ成形色+細かい塗装で高級感アップのアゲイン版。間違いなくこの型の決定版と言えるでしょう。
【アップ】アニメのワスピーターをかなり忠実に再現した頭部。クリアパーツが使用され造形も良いです。ちなみにクリアパーツはブルー。
アゲイン版は後頭部にデストロン(プレダコン)マークがプリントされているのが好ポイント。
キングダム KD-20 ワスピネーター(2022)
【ロボットモード】こちらは元になったキングダム版。アゲイン版と比べてみると全体的に明るい成形色になっていて、オモチャ感が強め。
【アップ】頭部の塗装はこの時点で結構頑張ってるんですよね。ぱっと見遜色ありません。クリアパーツはパープル。
レガシー バズソー(2022)
【ロボットモード】初代ビーストウォーズ期にワスピネーターのリカラーでリリースされたバズソー。アニメには未登場のオフスクリーンキャラです。ワスピネーターの相棒として空中戦で猛威をふるっていましたが、後のビーストマシーンズ期にはマクシマルに鞍替えしました。
レガシー版はKDワスピネーターのリカラー。米ウォルマート限定品で、日本では未発売です。
【アップ】初期BWアイテムにはロボットヘッドとミュータントヘッドの2つの顔が付いているのが特徴でしたが、ワスピネーターはミュータントヘッドがデフォなのに対し、バズソーはロボットヘッドがデフォとされました。なので今回のレガシー版も頭部がロボットヘッドに変更です。おそらく金型にはどちらも彫ってあるものと思われます。
詳細レビュー
一番気になるアゲイン版とKD版の違い。意外と塗装箇所はKD版も負けず劣らず。成形色はアゲイン版の方が2色のグリーンのコントラストが強めでメリハリがありますね。また、KDでは黄色に黒塗装だった太ももや虫のおしりの成形色が、アゲイン版は黒に黄色塗装になっているという違いがあります。
【可動】概ね良好。ヒザヒジは90度くらい。空中戦キャラなのでもう少し可動範囲が欲しいところですけどね。あと虫モチーフだと避けられないのが虫脚の干渉。この型はやたら虫脚が太いので、余計難しめです。
背中の羽はボールジョイントで接続されているので結構自由に動かせます。羽を広げれば空中モード。
【付属品】虫のおしりの先端を取り外せばスティンガーブラスターに。ワスピーターおなじみの武器です。ただこの型のブラスターは1パーツ構成で、単純に虫のおしりを分割しただけという形状。要するにブラスターにはあまり見えません。この辺はコストとの戦いなんだろうなぁ。
もう少し銃口がはっきりしていれば良かったんですが、心の目で楽しみましょう。というわけでエフェクトには未対応です。
アゲイン版のブラスターは黒成形なのでグッと引き締まって見えます。
この型は大きめのクリアパーツが使用されており、後ろからの照明が楽しいです。それぞれカラーリングが違います。
頭部の集光もバッチリですよ。大きな複眼がギラッと光って楽しいです。バズソーもちゃんとバイザーが光ります。
【ビーストモード】スズメバチに変形。キングダム以降のビーストキャラリメイクの方針として「よりリアルなビーストモード」というものがあり、この型もなかなか頑張ってハチっぽさを出しています。特に旧アイテム(TFwikiより)との大きな違いは後脚の処理。以前は太いロボ脚が一部使われていたものが、他の脚と同じように専用パーツに変更されています。
虫が苦手だとなかなかキツイ絵面ですが、顔のアップ。複眼の形が旧アイテムと異なり、リアルなスズメバチのものに。それぞれ違う色のクリアパーツも綺麗です。
頭部を上に向けたり、クチバシを開閉させたりすることができます。
単純に3体並べるだけでもなかなかの鳥肌ものw
もちろん羽を広げれば飛んでいる風に。バズソーは色も相まって完全にハチですね。
羽の根本はある程度自由に動きます。これはなんとなく上に上げて、威嚇モード。
【変形】CGに似たロボモードとリアルなビーストモードを両立させるためにかなり練られたであろう変形。若干無理しているところがあり、フニャフニャして綺麗にカッチリまとめるのは難しめ。ガイドは多いので迷いは少ないと思います。
ワスピーター軍団参上だぶーん!
3人でもハチ…なーんちゃってぶーん。
これは毎回やってしまう獣人モード。
KDワスピネーター型あれこれでした。出来はそこそこで何かもう一歩ほしいところだったんですが、アゲイン版登場でひとまず満足です。ちなみにバズソーはそれほど高騰もしていないので、気長に探してみてください。
ジェネレーションズ TG-30 ワスピネーター(2014)
【ロボットモード】ついでにジェネレーションズ版ワスピネーターも紹介しましょう。いわゆるスリリング30期のアイテムで、これが初リメイクとなったワスピネーター。コストカットがキツい時期でしたがご覧のとおり見た目はかなりのものです。メタリックな成形色が効果的に使われていますね。
【アップ】顔の造形はシャープでかなりカッコいいです。スモーククリアの目も効果的で、KD型よりこっちの方が好みな方も多いでしょう。
KD型には及びませんが、クリアパーツの目には一応集光ギミックも。ぼんやり光るのが逆に不気味で良いかも。
【可動】見た目は完璧なジェネ版ですが、可動はさすがに最近のものにはかないません。腕部は普通なんですがヒザが浅くしか曲がらず、激しいアクションは苦手です。
【付属品】やはり虫のおしりから分離させたスティンガーブラスターが付属。ジェネ版は嬉しい2パーツ構成です。
見つけたぶーん!
アゲイン版と。やはりジェネ版の圧倒的な高級感が際立ちます。オモチャとしての遊びやすさや手触りはKD型の方が上なんですけどね。
【ビーストモード】スズメバチに変形。このモードもかなりまとまりが良いですね。虫脚の細さがリアルさを増しています。
頭部はアニメ寄りのディフォルメが効いた形状に。
アゲイン版と比較。ビーストモードについては方向性がかなり異なるのがわかると思います。
羽にはギミックが。真ん中の茶色いスイッチを下に下げると…
羽が開きます。手を離すと元に戻るので、適当にパーツをかませてみました。スイッチを連続で上下させることで、羽ばたかせて遊ぶこともできます。
偵察だぶーん!
【変形】実はKD型の元になっているジェネ版の変形。概ね同じパーツ配置で、旧アイテムの欠点解消に頑張っています。
ジェネレーションズワスピネーターでした。可動以外はほぼ完璧な完成度。とにかくカッコいいのは間違いないので、あとはお好みでどうぞ。
まとめ
最後はチータスと。どちらも地味ながら良い仕事をしていて、満足度は高いです。
さあ瞬速の対決だ!
「ハチのように舞いハチのように刺すぶーん!!」
「なんの!これはお返しじゃん!」
「…からの空中コンボー!!」
「ま、参りました〜」
ワスピネーター特集でした。アゲイン版はやっぱりいいなーという結論が出つつ、ジェネ版も捨てがたい。この悩ましさがいつものTFですよね。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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