さて今回紹介するのはスタジオシリーズSS-92アーシーです。昨年の10月に発売されたものですが、なんだかレビューの機会を逃してしまっておりました。アーシーはアーシーでも、SS-92は86年のアニメ「ザ・ムービー」に登場したアーシーで、いわゆる「86シリーズ」のアイテム。さらにこのアーシーはかつてスリリング30(日本ではレジェンズ)でリリースされたアーシーをもとにリデコされたものというかなり特殊なパターンで、スタジオシリーズの中でも異彩を放っております。今回はリデコ元のレジェンズ版アーシーを同時レビューで見ていきたいと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
TRANSFORMERS LEGENDS – TAKARATOMY
タカラトミーのトランスフォーマー日本展開トイライン。2014~2018年に展開。海外先行のジェネレーション系アイテムの国内導入がメインだが、カラーリング変更やリデコ、完全新規商品などかなり独自色の強い展開が行われた。
・販売 | 2022年/2015年 |
・英名 | TRANSFORMERS STUDIO SERIES / LEGENDS ARCEE |
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【パッケージ】レジェンズ版は処分してしまったので、スタジオ版のみ紹介。なるべくプラの使用を少なくするため、窓を廃したブラインドボックス仕様。図らずも大人向けの高級フィギュア感が出て嫌いじゃないです。イラストが大きいのも嬉しいポイント。
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【フロント&リア(ロボ)】基本的に左がスタジオ版、右がレジェンズ版で以下も紹介していきます。まずパッと気が付くのが色の違い。ビビッドなピンクのレジェンズ版に対して、今回のスタジオ版は落ち着いた淡い桜色。スタジオ版の方が劇中のイメージに近いということなんでしょうが、こればっかりは画面の彩度や視聴環境に左右される部分も大きいでしょうからどちらが良いというものではありません。
パーツ類は上半身はかなり流用されている部分が多く、下半身を中心に新造されていることがわかるかと思います。レジェンズ版アーシーはちょっとムチムチしすぎというか、女性型であることに気合が入りすぎているきらいがあったので個人的には今回のスタイルの方がアーシーらしくて好みですね。
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【アップ】頭部は基本同じに見えるんですがどうでしょう?ただ、レジェンズ版は目にクリアパーツが使われていて集光仕様になっています。その他よーく見るといろんなところが細かく変更されているのがわかると思います。
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【可動】ヒーロー着地!可動については細かく変更点が。ヒザは旧レジェンズ版の方が深く曲げれられますが、スタジオ版は腰回転とつまさきの横可動が追加されていて最新のジェネレーションズ系に準じたものになっているので、全体的にはやはり今回のスタジオ版の方が可動は優秀と言えます。
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腰の接続をはずしたりしちゃってますが、スタジオ版は疑似的にこんなポーズもできたり。
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こちらはレジェンズ版の集光ギミック。なんか怖いよ…。
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【付属品】まずはブラスター。色合いが微妙に違いますが、形は同じですね。ちなみにアーシーの手は小さいので半開きにすることでなんとか5ミリに対応しています。
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スタジオシリーズの付属品はこれだけなんですよね。なので頑張っていろいろポージングしてみました。
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レジェンズ版には大型ブラスターも付属します。スリリング30期は付属武器が多めだったですかね。
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武器にはそれぞれ専用ジョイントがあり、腰に(というか足に)取り付けておくことができます。
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そしてレジェンズ版といえばIDWコミックが元ネタの二刀流ソード。クリアパーツで無駄に豪華なのもなんだかレガシーのエナジョンウェポンに通ずるものがありますね。しかしなんでこの頃のアーシーって物騒だったんだろ…。
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それぞれ二刀流でアクション。スタジオ版もレジェンズ版からお借りしてます。
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もうレジェンズ版から武器を全部ぶんどってヤる気マックスのスタジオアーシーさん。
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【ビークルモード】サイバトロンフューチャーカーに変形。色合いが異なるだけでほぼ同じものですが、車体の後部が大幅にリデコされています。最大の違いがレジェンズ版はロボ脚の一部が露出してビークルのボディを形成していること。おそらく完全なガワ変形になるのを避けるというこだわりの結果だと思いますが、個人的にはそちらの方が好きかな。スタジオ版はあえてそのこだわりを捨てて綺麗なビークルスタイルを生み出しておりますが、その分パネル合わせが少し面倒になっています。
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ブラスターはビークル裏側に収納。さらにレジェンズ版は大ブラスターも収納可能です。こうして見ると変形方法が根本的に変わっていることがわかると思いますが、一部リデコなのにここまで変えられるのってすごい技術ですよね。それにしてもなんかとんでもない恰好になってますw。
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レジェンズ版はさらに剣をビークル側部に取り付け可能。ロボ時の脚のジョイントをそのまま使います。スタジオ版はこれができません。
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さらにさらにビークル後部にもジョイントがあるため、武器を全て外部に取り付けることも可能です。
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【変形】少し先述しましたが、使われているパーツは一部共通でも変形工程はかなり別物。どちらもそれほど難しいわけではありませんが、スタジオ版はミラクルリデコのしわ寄せが若干きていて、腕の収納がきつめだったり、薄いパネルを干渉を避けながら広げたりといったところに気を使うかもしれません。
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ダブルアーシー、地を駆ける!最後は4コマ劇場で~す。
「アイデンティティ」
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THE END
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スタジオシリーズ&レジェンズアーシーでした。(海外版準拠で言うと)8年も前のアイテムをリデコして出すというとんでもない力技でリリースされた特殊なプロダクトですが、それだけ元の型の出来が良かったということでしょうね。こうして並べてレビューしてみても、それぞれ特徴はあるもののはっきり言って甲乙つけがたいという結果となりました。あとはその特徴のどちらがより好きかということになるかと思いますので、比べてみてお好みの方をお選びください。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしております。したっけねー。
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