トランスフォーマーキングダム KD-11 & シャッタードグラスコレクション ウルトラマグナス レビュー

TFジェネレーションズ系
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過去良品を振り返るシリーズ。SSコマンダークラスのウルトラマグナスを目前に控え、前回のシージ版に続きキングダム版をおさらいです。同型のシャッタードグラス版も合わせてどうぞ。早速見ていくことにしましょう。

TRANSFORMERS KINGDOM
SHATTERED GLASS COLLECTION
TAKARATOMY / HASBRO
ULTRA MAGNUS
2021/2022

【ビークルモード】今回もビークルからいきたいと思います。シージのサイバトロンビークルをリデコしてアースビークルとして出し直すという流れにウルトラマグナスも乗っかり、キングダムにて満を持してアースモードウルトラマグナスがリリースされました。ゴッドマグナス要素が強かったビークルは大幅にリデコされ、見慣れたカーキャリアに。バランス的にトレーラー部が小さすぎる気がしますが、それでも欲しかったやつがついに来た!という感じです。

【ビークルモード】続いてシャッタードグラスコレクションからウルトラマグナスです。善悪反転世界を舞台にしたシャッタードグラスですが、ウルトラマグナスに関して言えば元ネタはどうみてもリカラーバリエーションであるデルタマグナスですね。さらに大元をたどると旧ダイアクロンカーロボットのパワードコンボイであり、いわゆる先祖返りリカラーというやつです。それにしてもこうして見ると確かに悪そうな色をしてますよね。

顔のアップ。SF感が強かったシージとうって変わって、いつものトラックキャブに作り直されています。一部アウトラインが崩れていびつになってますが、まあ許容範囲かな。

2台並べて。ちなみにKD版の白はオフホワイトに近い色が使用されています。

リア。下についているつま先パーツが斜めに付いているのはシージから変わらず。ちょっと気になります。

全体像。当然ですがここまで色が違えば別物ですね。

KD版の唯一にして最大の欠点がこちら。キャブから飛び出た丸見えの腕です。実はシージ版のころから変わらない構造なんですが、シージ版はキャブがトレーラーの中に入り込んでうまく隠していたんですよね。アースビークルであるKD版だと違和感が出てしまうためここの隙間を開けざるを得ず、結果丸出しになってしまっているのです。ホントどうしても気になるのはここだけなんだよなぁ。

シージ版と直接比較。リデコとは思えないくらい全く見た目は異なります。

KD版に武器をセット。シージから1種類武器が減っています。

SG版はエネルゴンソードも付けられます。ただ、あまり深くささらないんですよね。5ミリよりちょっとだけ太いみたいです。

せっかくカーキャリアなので乗せてみました。デラックスクラス2台でギリギリ。下の段にも空洞があるので入れられなくはないですが、後部の扉が開いたりしないためパーツを分解して入れる感じになります。

キャブだけにしてみました。ご覧のとおりロボの腕が(なんなら脚も)丸出しになっており、あまり見栄えは良くありません。ここはシージ版から改善されませんでしたが、コスト上難しかったんでしょうね。

キャブの顔。いい感じなんですが、サイドに凸凹があってちょっとラインが崩れちゃってますね。

【ロボットモード】シージ版と同じく、ダイアクロンから続くG1ビンテージトイの特徴だった「中の人がアーマーを着込む」システムのKD版。サイバトロンモードだったシージ版からアースモードにリデコされ、まさに「白いオプティマス」になりました。オプティマスを白くしただけのウルトラマグナスアイテムもそれなりに歴史があって市民権を得ているので、このモードでも十分遊べちゃいます。

【ロボットモード】SG版は「青いオプティマス」。旧ダイアクロンパワードコンボイそのままの姿ですし、さらには国内では「マグナコンボイ」として青オプティマスがリリースされたこともあります。はっきり言って、この時点で普通にカッコいいいです。

【アップ】ちなみに全体のバランスは少しだけズングリなドスコイ体形。アーマー装着ギミックのため仕方ないのですが、ギリギリカッコ良く見える本当に絶妙なバランスなんですよね。きっと試行錯誤したんだろうなぁ。

【可動】可動ポイントとしては他の商品にひけをとりません。ただアーマー装着後を想定された可動になっているため、ヒザの位置がやや高くて下半身のアクションは窮屈です。

直接比較。どちらのカラーもオプティマスのリカラーとしてわりと出ているので、これだけでもコレクションする価値がありますね。

シージ版とKD版の比較。こうして見るとリデコ箇所は胸部だけですが、イメージをガラッと変える効果的なリデコです。

【付属品】手持ちのブラスター。シージ版と同じもので、アーマード状態でも似合うようにかなり大きめに作られています。

アーマード状態の肩に付けるミサイルランチャーは、特に指示はありませんが腕にでも付けておきましょう。

SG版にはエネルゴンソードもあります。

ヒロイックなマグナコンボイが、これを持つだけで悪のSGマグナスに見えてくるという不思議。

もともとはレガシーレーザーオプティマスプライムについていたエネルゴンウェポン。3つに分割もできるんですが、持ち手が特殊なためウルトラマグナスだと分割した剣を持つことができないんですよね。なのでこの合体状態が基本となります。

ではアーマー装着ギミックをSG版で見ていきましょう。

トレーラー部を7つのパーツに分離します。

中のロボットも軽く変形させ、準備完了。ちなみにその準備は頭部収納、腰パーツひっくり返し、バックパック下げ、かかと収納の4行程。

脚アーマー装着、腕アーマー装着。脚はすんなりスライドで入ります。シージ版は腕アーマーの着脱がすごく固かったのですが、これは適度な固さでした。

肩アーマーを装着、最後にボディアーマーをかぶせて出来上がり。この2種類は簡単に着脱できます。

SGウルトラマグナス・アーマーアップ!!

【ロボットモード】先にKD版です。シージ版から一部パーツを変更し、まさにG1スタイルのウルトラマグナスができあがりました。シージと比べ全体的にディテールが抑えめになり、アニメのいい意味でのノッペリ感が出せています。個人的には言うこと無しのロボットモードですね。

【アップ】見てくださいこの顔!バタ臭い時のウルトラマグナスという感じで、正直ツボです。ちょっと大きめのサングラスをしたかのような目が特徴的で、その目がクリアパーツでできていて質感も良いんですよね。マグナス玩具も過去にいくつか出ていますが、一番好きな顔かもしれません。

【ロボットモード】SG版は、頭部以外はKD版と全く同じ。ドギツイカラーリングが悪そうです。なおその頭部はSG専用のモンスタータイプと、KD版の色変えロボットタイプとの2種類が付属しており、好きな方を選べます。

【アップ】このモンスター頭部はなんなんでしょうね。2012年のボットコン限定でもこの頭部だったのですが、TFでは珍しい有機的なデザインとなっております。一方のロボット頭部の方は旧ダイアクロンカラーを模したもので、要するにデルタマグナスとして遊ぶためのものですね。

なかなか珍しい頭部なので、さらにアップも置いておきます。

【可動】基本的に中の人と同じ可動。そもそもアーマーがなるべく可動の邪魔をしないように設計されています。それでも下半身はお尻のパーツが干渉したりして厳しめ。まあこれだけゴツければ多少は仕方ないですね。

目には集光ギミックがあります。ゴーグルよりもやや小さく光るのがこれまたカッコいい!

モンスタータイプの方も集光ギミックがあるんですが、なんと頭部全体がうっすら光っちゃって目の光がよくわかりません。

直接比較。受ける印象が違いすぎて、同じ型とは思えません。そしていろんなところのカラーが反転していてうまい具合にシャッタードグラスになってるんですよね。

ロボット顔でも比較。SGマグナスは、デルタマグナスとしても楽しめるお得なアイテムです。

ちなみに頭部の入れ替えができるということはこういう乗っ取りもできちゃいますw。ロボ頭部をはずすのはちょっと固いので自己責任で行ってください。

【付属品】ミサイルランチャーは肩に付けます。ウルトラマグナスのシルエットを決める重要な要素のひとつだったりします。

このミサイルランチャーもちゃんとエフェクトに対応してるんですよね。

手持ちのライフルもシージ版と同じ。アーマード状態で持っても違和感のない十分な大きさです。

もちろんエフェクト対応。

武器は組み合わせることも可能。本体の5ミリジョイントも各所にありますので、好きなように武装してカスタマイズしましょう。

SG版はさらにエネルゴンソードを装備可能。先述しましたが、これを持つだけで悪く見えるから不思議w。

ちなみに持ち手の軸のサイズが微妙に合ってなくて、持たせるのがとてもキツイです。クリアパーツなので、グリグリやって破損してしまわないように注意しましょう。

KDマグナスvsSGマグナス!!
「…悪の私だと…!?」

「グルルル…!!」「うわぁッ!?」

「どうした白いマグナス…もう終わりか!?」「くっ…」

「させるかァァァッ!!」
バキィッ!!

「たとえ私自身であろうと、悪は許さないゾ!!」

アースライズ司令官と。オプティマスプライムのカラーバリエーションとしての楽しみ方もできますね。

アーマード状態でシージとKD。シージ版も十分ウルトラマグナスだったのに、それを上回ってきたのは正直オドロキました!

SG版は、古代ダイアクロン軍団リーダー・デルタマグナスとして我が家では活躍してもらいます。

(前回もやりましたが)
例のシューティングシーン。

(前回もやりましたが)
こちらは例のジャンプキック。

KD&SGウルトラマグナスでした。よりアニメに近くなって完全度がアップしたウルトラマグナス。ビークル時の見た目だけ残念なのですが、それを補うだけのロボ時のカッコ良さがあると思います。ウルトラマグナスをいろいろ選べるなんていい時代になりましたね。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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みんなのアメトイレビュー

  1. 魂.com より:

    この型はアーマー着た時のバランスが素晴らしい
    脱いだ際のバランスも破綻してないのも良いですね

    SGのモンスターちっくな頭部ですが、SG世界線だと彼はオプティマスの弟で、オプティマスに顔の皮を剥がされたので髑髏顔…ということらしいです
    …今回の彼、剥げてるのはアーマーの顔なので本人実質ノーダメージな気がするのは気のせいです

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      コメント&情報ありがとうございます。面の皮をはぐお兄さんって怖すぎますね…
      そして、確かに中の人は何ともないとw
      もしかしてSG世界も中の人はいないことになってるんでしょうかね。

  2. KO より:

    コメント失礼します。SG版の頭部がガイコツみたいな外見なのは、シャッタードクラス世界のオプティマスに顔の皮を剥がされてしまったからだそうです!実写版以降、オプティマスには顔面破壊大帝のイメージが付きましたね…

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      コメントありがとうございます。顔面破壊大帝…しっかり仕事をしてくれますねw
      SG世界のことはほとんど知らないので、理由が知れて良かったです。ありがとうございます!

  3. 匿名 より:

    アーマー装着ギミックとフル稼働が両立出来てるのが何気にすごい型ですね!スタジオシリーズの一体変形も凄そうだしどれ買おうか迷っちゃいます。あとシャッタードグラス版も日本発売して欲しい!

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      コメントありがとうございます。ホントに「これ欲しかったやつ」を実現してくれたすごい型で、一部のマイナス点も忘れてしまうくらい遊んでて楽しいです。
      今日届くスタジオシリーズも楽しみですねー。そしてシャッタードグラス版の国内導入は…厳しそうなので、出会いがあったら購入がオススメです

  4. 匿名 より:

    実の弟にまできっちり仕事を果たすとは、顔面破壊大帝の二つ名は伊達では御座らぬか。
    にしても金属生命体であるにも関わらず、顔を剥いだ際に出てくるのは人間の様な髑髏フェイス、例え産まれた星や肉体を構成する物質が違っても生物とは似たような姿になるのだろうか、うーん宇宙の神秘。

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      コメントありがとうございます。メタ的には人間が創作したものだから人間ぽくなるんでしょうがw、SF的な考察を足していくのも面白いですよね
      ビースト戦士がなぜ地球上の生命と似たような姿なのかとかと同じような気がします