今回はハズブロのトランスフォーマースタジオシリーズ・ラチェット(タカラトミー版)の紹介です。実写映画「バンブルビー」の冒頭、サイバトロン星のシーンに登場したTFたちの中の一体。画面ではほんの短いシーンしか映らないキャラクターですが、スタジオシリーズのネタ切れというのかそれだけTFの勢いがすごいというのか、とにかく商品化されてしまいました。実写1~3作目(4作目も…)で活躍し、これまでたくさん商品も出てきたラチェットですが、今回は全く新しい姿での登場です。それでは見てみましょう。
TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。
・販売日 | 2022年5月 |
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パッケージ。なるべくプラの使用を少なくするため、イラストを大きく窓を小さくという仕様になっています。
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ロボ形態。これまでの実写ラチェットとは全く違う、G1の姿を意識した姿。白ベースに赤の指し色というのも、オリジナルの救急車から来ています。また、ロボットらしさから若干離れた妙に人間臭いプロポーションも映画「バンブルビー」登場TFの特徴です。
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体型もそうですが、顔もかなり人間臭いデザイン。G1の意匠も強めです。
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可動の検証。シンプルな人間体形の恩恵+変形用の可動箇所のおかげで、非常によく動きます。特にヒザはどこまでも折り曲げることが可能。予想ですがこの辺りは計算済みの変形機構設計なのではないでしょうか。
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今回に限らずTFの可動はいつもそれなりに優秀なのですが、このラチェットの場合、腰の横可動があるのが珍しい。変形には関係しないのであえて入れてあると思うのですが、これがなかなか動かしていて楽しいです。
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ヒーロー着地もギリギリ決まります。
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あくまで「雰囲気」ですが、あぐらっぽいのもこの通り。
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目には集光ギミックが仕込まれており、後ろから光を当ててやるとご覧のとおりギラギラ光ります。
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ラチェットはもともと救急車に変形ということで、仲間のリペアをする後方支援員というキャラクター。しかしその役割に似合わぬやたら物騒な武器が付属しております。前線から離れたところから狙い撃ちするのかな?
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ビークルモード。ワゴンタイプの救急車をうまくSFビークルに落とし込んだ感じ。思った以上にマンガチックなデザインで、このくらいふっきれてくれた方がSFビークルとしてはいいですね。また全体的にディフォルメされた愛嬌のあるバランスをしていて、サイズ的にも手のひらにちょこんと乗る感じがなんかカワイイです。
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武器を上部に取り付けることができます。付属している背景紙を利用して、戦場を駆け抜けている感じで…。
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変形はここ数年職人芸の域に入ってきた「パタパタ変形」。簡単すぎず難しすぎず、驚きがあってストレスがかかるところも無い非常によくできた変形です。TF史の中でも上位に入る名変形と言っても過言ではありません。映画「バンブルビー」冒頭登場キャラはもともとビークルの設定が無く、商品化にあたってある程度自由にできたのがこの成果につながったのかなと想像。
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ビークルの可愛さをどうにかして伝えようとした写真ですw。
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可動箇所がとても優秀なのでこんなトランスプレイを。サウンドウェーブが変形した謎ビークルモードのイメージです。
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「ダークサイドムーン」のラチェット(一応、同一人物?)と、シージのラチェット(同じSFビークルというコンセプト)を並べてみました。人気キャラなのでもっとたくさん商品がありますが、いろいろな方向性がありますね。もともとワゴンに変形するキャラなのでどちらかというと大柄なイメージのあるラチェットですが、今回の「バンブルビー」版は小ぶりなのがわかります。
次は4コマ劇場でーす。
「愛と友情の…」
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THE END
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以上ラチェットのレビューでした。実を言うとこのシリーズのロボットモードは人間臭すぎてあまり好みではなかったのですが、触り心地が素晴らしくてそんな懸念は吹っ飛びました。まさに”More than meets the eye”ですね。一度は触ってみる価値があると思いますので、もし迷っているようでしたら買ってみて下さい。同じ型でアイアンハイドも発売予定なので、そちらも楽しみです。
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