さて今回は趣を変えまして、ひとつ前のアニメ「サイバーバース」から。今までアーススパーク商品合わせでアクションマスターを紹介してきましたが、あと3体中途半端に残っちゃってるんですよね。なのでボーナスフィギュアのマカダムも一緒にサクッとレビューしちゃいます!早速見ていくことにしましょう。
TRANSFORMERS CYBERVERSE |
TAKARATOMY / HASBRO |
AUTOBOT HOT ROD ARCEE THUNDERHOWL |
2020 |
06 ホッドロッド(AUTOBOT HOT ROD)(2020)
【ロボットモード】サイバーバースアクションマスター(海外ではデラックスクラス)は、ジェネレーション系TFに準じる程度の可動を備えた標準的シリーズ(それまでは簡易系やギミック系がメインでした)。第1弾として8体がリリースされ、国内ではタカラトミー限定で導入されました。
ホッドロッドは若き勇敢な戦士。無謀な戦いもいとわず、仲間のために命をかけるバンブルビーの旧友です。「次世代リーダーキャラ」の枠は最近バンブルビーにとられがちですが、サイバーバースでは良いコンビを演じていました。
【アップ】全体的に赤すぎて色が足りてない部分もありますが、造形はいい感じ。頭部に関してもちょっと不敵な表情が頼もしいですね。
【可動】アクションマスターというだけあって普通に動きます。ただ、ジェネレーション系のアイテムと比べると、ボールジョイントなどに多少簡素な作りが見られます。
【付属品】武器は付いていなくて、ファイヤーエフェクトのみ付属。腕のエグゾーストパイプのところにくっつけます。
手に持たせることも。武器が無いので剣にでも見立てておきましょうか。
【ビークルモード】真っ赤なスポーツカーに変形。ホッドロッドにしては四角かったり、ボンネットのファイヤーパターンが無かったりするのが変わったところ。実は劇中だとボンネットの模様があるんですけどね。
とはいえ、車体の低さはなかなかカッコいい。青いエネルギーラインのあるタイヤも好きです。
ファイヤーエフェクトを付けて、飛ばすぜ〜!!
【変形】底面を見ていただければ一目瞭然。サイバーバースは年齢層が低めに設定されています。
というわけでホットロッドでした。シンプルでカッコいいお兄さんTFです。
07 アーシー(ARCEE)(2020)
【ロボットモード】オートボットのクルーの1人。好奇心旺盛な冒険好きで実は戦いも好き。グリムロックとは親友関係です。
さて概ねG1デザインを踏襲したCV版アーシーですが、フロントビューはとてもよくできています。そして背中に大きなガワをほぼそのまんま背負っているのが特徴。特に腰から下は変形丸投げみたいな状態になっちゃってますね。マントみたいな表現でしょうか。
【アップ】お化粧が濃いCVアーシー。色分けが足りていないので、塗ればかなり変わるかもしれません。
【可動】やはり背中のガワパーツが邪魔になることもありますが、それ以外は概ね良好です。
ヒザ関節の位置がデザインと合っていません。なかなか思い切った処理ですね。
【付属品】手持ちのブラスターが付属。平べったい大型サイズです。
専用のファイヤーエフェクトも付属。ビームを模した汎用性の高そうなやつです。ちょっとクセがついて曲がっちゃってます。
【ビークルモード】サイバトロンSFカーに変形。いつものアーシーのビークルをディフォルメした感じで、可愛くまとまっています。
ほぼガワなので、まとまりは良いですね。
ブラスターがビークル底面に収まっている(写真の上の方)のがおわかりでしょうか。
エフェクトを後方に付けてバックファイヤ風にできます。すごく速そう!
【変形】先述したとおりの完全ガワ変形。ビークルの外装に使われるのは腕の一部だけという潔さです。アーシーは毎回こんなもんですね。
というわけでアーシーでした。変形の面白みは少ないですが、シンプルにらまとまった佳作ですよ。
08 サンダーハウル(THUNDERHOWL)(2020)
【ロボットモード】数百万年間クリスタルシティに閉じ込められていた高貴な騎士。バンブルビーたちに救出され、行動を共にするようになりました。残念ながらローカライズされなかったCVシーズン3からの登場のため、僕も詳細な活躍については知りません。
【アップ】騎士の鎧をモチーフとした装飾に、胸には大きなビースト頭部。古代のTFなためか、普通のキャラと比べデザインラインがひと味違います。頭部もヘルメットの間から目だけが光っていますが、ヘルメットにバイザーが付いているから。これはいわゆるマスクオンの状態のようです。
【可動】動くところは動くんですがパーツ同士が干渉するため可動範囲はいまいち。
拳はビーストモードでもそのままなためカギヅメが付いています。
ガオーン!胸のビースト頭部は口を開くこともできますが、劇中ではたぶんやらないだろうな。
【付属品】騎士キャラらしく剣と盾が付属。それにしても全体的にカクカクとポリゴンみたいに角ばっていますね。
会心の一撃!!
剣に付けられるエフェクトも付属。やっぱり名前のとおりサンダーエフェクトなのかな?
雷撃の刃を受けてみよ〜ッ!!
シールドは背中にマウントしておくことができます。
【ビーストモード】ゴツくてあまりそうは見えませんが、オオカミだそうです。シッポがイナズマの形をしているのが面白いですね。
四肢はある程度自由に動かせます。
口は開閉が可能。中には舌のような突起もあります。
その舌にサンダーエフェクトを装着可能。口からカミナリを吐いているようになりますが…なんか◯◯吐いてるみたいにも見えますねw
青いイナズマが燃やし尽くす!!
【変形】これは一度体験いただきたいのですが、ビーストの胴体をパックリ割るとロボになるという変態変形です。しかも体の中から剣が出てくるという驚き。立体パズルを解いているような気分になります。
サンダーハウルでした。新キャラというせいもあるでしょうが、デザインラインも変形も触り心地も、他とはひと味違ったクセのあるアイテム。もちろんそこが良いところでもあります。今後も他のユニバースに転生していってほしいですね。
マカダム(MACCADAM)(2020)
酒場Maccadam’s Old Oil Houseのマスター。何気ない気さくな人物と思いきや原初の13人のプライムの1人であると目され、未来を見通すような不思議な力を持っていました。国内の翻訳の範囲ではその秘密は明かされないままでしたが…。
CVのトイラインでは、アクションマスターそれぞれに付いてくるボーナスパーツを集めて完成させるいわゆるビルドフィギュアとして立体化されました。タカラトミーモール限定とはいえ国内でもそのまま導入されたのはありがたいことでしたね。
ちなみに今回紹介したホッドロッドには右脚、アーシーには上腕とハンマー、サンダーハウルには頭部がそれぞれ付属していました。
【アップ】ロイド眼鏡をかけたような柔和な顔が再現度高し。ふくよかなボディもあわせて「気のいいオッチャン」な雰囲気がよく出ております。
非変形フィギュアな分グリグリ動きます。可動範囲も広く、これぞまさにアクションマスター!
TF以外のアクションフィギュアにはよく付いている胸の下の可動部があり、上体をそらしたりかがめたりができます。これもまた非変形だからこそですね。
ボディにはいかにもビークルに変形しそうなモチーフがところどころ付いています。
【付属品】手持ちの武器としてハンマーが付属。
原初の13人とはいえ、戦闘力はいかほどなのか…。まあそんなものは超越した存在なんでしょうが。
サンダーハウルの剣を鍛錬するマカダム。
マカダムでした。無くてもいいけどあれば楽しい絶妙なボーナスフィギュアだとおもいます。グリグリ動くので遊び甲斐はありますよ。単品で入手するのは困難なので、頑張ってアクションマスターを8体さがしてみましょう。
まとめ
CVアクションマスターでした。CVのアイテムは最初からこの路線で行ってくれればもう少し国内でも人気が出たんじゃないかと思う本命シリーズ。…まあ後からならいくらでも言えますけどね。ジェネ系と比べるとコストは低めですが、その分工夫が見られて興味深いです。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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