トランスフォーマーレガシーユナイテッド TL-69マグマトロン レビュー

レガシーユナイテッド
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さあやって来ました!始まって以来ハズレなし名作連発のコマンダークラス、今年レガシーユナイテッドで選ばれたのはなんと和製アニメ「ビーストウォーズネオ」から破壊大帝マグマトロン!意外性のある人選もさることながら、あの複雑な変形合体トイがどのように進化したのかワクワクしかありませんね。当時品も併せて早速見ていきましょう。

TRANSFORMERS LEGACY UNITED
TAKARATOMY / HASBRO
BEAST WARS UNIVERSE MAGMATRON
2024
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はじめに

【パッケージ】昨年のアルマダオプティマスに引き続き、国内版はパッケージの上にオリジナルスリーブが被せてあります。当時品を彷彿とさせるロゴに書き下ろしイラストが嬉しい!ささやかなローカライズですが、今後も続いてほしいですね。なお裏面は海外通常版のイラストが使われています。

スリーブをとれば中からは通常のボックスが現れます。マグマトロンは国内オリジナルアニメ「ビーストウォーズネオ」に登場するデストロン破壊大帝。無印のメガトロン、セカンドのガルバトロンに次ぐ3人目のボスで、強さと慈悲を待ち合わせる武人系です。和製キャラで主人公(ビッグコンボイ)を差し置いてのまさかの初リメイクにまずはビックリ!当時品は人気絶頂期ならではの複雑かつ豪華なアイテムだっただけに、はたして今の技術でどのように生まれ変わったのか否が応でも期待が高まるところです。

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ロボットモード

【ロボットモード】パッケージから取り出したら微調整して、まずはロボットモード。…何だこれは。完璧にも程があるじゃないですか!
恐竜3体が絡み合う複雑なデザインはそのままに、各部がより太ましく再設計され、とんでもないボリュームに。マグマトロンの純粋な「強さ」がビシビシ伝わってくる素晴らしい佇まいです。

【アップ】ビースト期ならではの歯ぎしり顔はシャープな造形で文句なし。それにしてもこのクレイジーな恐竜のパーツ配置は一体全体どうやったら思いつくんでしょうw

【可動】コストたっぷりのコマンダークラスだけあって可動箇所も可動範囲も十分に合格点。そのかわり見てのとおりパーツ同士は干渉しまくりです。ただしちゃんとパーツを動かして干渉を避けることができるように設計されており、ケレン味のあるデザインを守りつつポージングも楽しめます。快適度は犠牲になっていますが、比較的ハイエイジ向けのアイテムなのでこれはこれで有りですね。

可動面で特筆すべきなのがこの腰の前傾可動。地味ですがポーズに幅が出るんですよね。

手は親指とその他4本がそれぞれ独立して可動。5ミリ穴はこんな感じで付いています。

【付属品】頭部の耳(スカイサウルスの翼)に付いているこのパーツは、手に持たせてツインブレードに。旧アイテムだとウイングミサイルというミサイルでしたが、今回は発射装置はありません。

我はマグマトロンッ!!

シーサウルスの腹の部分はおなじみのシールドに。大きさもあり大迫力!

一方、シッポの中にはこんな感じでブレードが仕込まれており…

柄パーツと組み合わせることでマグマブレードに!

このカッコ良さ!!なんですが、ブレードは軟質パーツでできており、今後の劣化がちょっと心配です。

ワシを恐れぬならばかかって来い!!

これは大型アイテムによく付いてくるいつものエフェクトパーツセット。色はクリアパープルです。

マグマトロン自身にはあまり5ミリ穴が無いので何に使うかというと…こんな風にマグマブレードの間に挟めるように指示が。剣からエネルギーが漏れているような表現でしょうか。なんか新しい!
ただ、ブレードもエフェクトも軟質なのでちょっとプラプラします。

一刀両断ッッッ!!

なんなら全部エフェクトにしてエネルギーソードみたいなのもいいかも。

マグマトロンのボディの各所には当時品にもあったスパーククリスタルが。雰囲気もほぼそのままで地味に感動ポイントです。

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ビーストモード

マグマトロンは恐竜モチーフのビーストが3体合体して誕生する特殊なキャラクター。それぞれランドサウルス・スカイサウルス・シーサウルスという名前で、陸空海に分かれているんですね。1体ずつ見ていきましょう。

【ランドサウルス】まずはこちらボディの最も多くの部分を占めるランドサウルス。ティラノ系では最大級のギガノトサウルスがモチーフのようです。僕の写真だと紺色っぽく映っちゃってますが実際は青紫色で、なまめかしいほどにマッシブなボディラインが素晴らしい。恐竜フィギュアとしての全体のバランスも非常にレベルが高いと思います。

口は開閉が可能…なんですが、なんか少ししか開かないんですよね。ガバッといけばいいのにw

脚部はほぼそのままロボの脚部になるため、かなりフレキシブルに動きます。その他手も付け根がボールジョイントで自由に動かせますし、首や尻尾は左右に振ることができます。はっきり言ってこの形態でもしばらく遊んでられます。

【スカイサウルス】続いてこちら。スカイサウルスはマグマトロンの頭部になります。モチーフはケツァルコアトルス。翼竜の中でも最大級らしいです。赤い翼竜ということでテラザウラーをどうしても思い浮かべてしまいますが、ちょっとは意識してるんでしょうか。

クチバシは大きく開くことができます。

関節が多く、首や脚、翼がかなり自由に動きます。めちゃくちゃ豪華な作りです。

飛行スタイル。

直立スタイル。なんかアヒルみたいでカワイイ奴ですw

【シーサウルス】首長竜のエラスモサウルスがモチーフ。こういう玩具では選ばれづらい珍しいモチーフで、合体要員の3分の1の存在だとしても嬉しいアイテム。長い首は旧玩具と比べ太くて存在感がアップしており、流線型のボテッとした胴体が何とも愛らしいフォルムです。

口は開閉が可能。

首はもちろん関節ごとに自由に動かせますし、前ヒレもボールジョイントなのでくるくる動かせます。ちなみに旧玩具と比べると首の長さが短くなり、関節の数も減っております。

頭を脇の下に入れて眠る動物…っていませんでしたっけ?

シーサウルス浮上のイメージで。

【変形】ちなみにそれぞれの合体形態はこんな感じ。頭部になるスカイサウルスはなんかこういうクリーチャーみたいで笑えますw

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マグマサウルス

こちらがもうひとつの合体形態マグマサウルス。恐竜モードの形を比較的保ったまま合体するというなかなか衝撃的な形態で、当時のビーストウォーズの勢いだからこそできたちょっと笑っちゃう遊び方です。

前から見るとほぼランドサウルスなんですが、なんか後ろにごちゃっと付いているのがだんだんカッコよく見えてくるから不思議ですw

4足歩行のマグマサウルス。脚部はそれぞれロボの手足なので、もちろん自由に動かすことができます。

ヒヒーン!!

これはエフェクトパーツを口に挟めているだけ。エフェクトはいまいち使い道が無いんですよね。

よくよく見るとスカイサウルスがくつろいでいるのがジワジワきますw

合体方法はこんな感じ。ランドサウルスのシッポをシーサウルスで挟みます。なおスカイサウルスw

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ビーストウォーズネオ D-35 マグマトロン(MAGMATRON)(1999)

【ビーストモード】ついでに当時品もビーストモードから順に紹介しましょう。ご覧のとおりちょっと野暮ったいだけで当時からクオリティは高めです。

レガシー版と違ってツヤのあるプラが爬虫類的な気持ち悪さを演出しています。皮膚のシワシワの造形もリアルですね。

口の中はミサイル発射ギミックが仕込まれており、スカイサウルスの翼に付いているウィングミサイルや、シーサウルスの体内に仕込まれているギガミサイルを発射することができます。

ロボと共通の脚部はよく動きます。

マグマブレードの刃はシッポの中に完全に収納されています。

スカイサウルスは口が開閉可能。

飛行形態。なおリメイクで一番可動箇所が増えたのがスカイサウルスだったりします。

シーサウルスも口が開閉。リメイクと比べ首は細いですが、関節の数と首の長さはこちらが上。

ボテッとした胴体がいかにも水棲生物らしい良い造形なんですよね。

後ろのヒレを握ると前ヒレが連動して動くギミック付き。写真では輪ゴムで固定してあります。

体内にはギガミサイルが2本収納。

【マグマサウルスモード】こちらがオリジナルのマグマサウルス。こうして見ると当時品の時点でかなりの完成度を誇っております。

恐竜のまま合体させちゃえなんて相当クレイジーな思いつきですよねw

動かすとカッコ良く見えてくる不思議!

【ロボットモード】そして合体ロボットモード。デザイン的にはレガシー版とほとんど同じで、その迫力は遜色ありません。少しスマートなくらいでしょうか。これが子供向けに販売されていたのですからとんでもない時代です。

【アップ・可動】造形のクオリティも当時品の時点で十二分。可動範囲はさすがにレガシー版には劣り、干渉も多いですが子どもが手に取って遊ぶ分には動きすぎるくらいじゃないでしょうか。

【付属品】シーサウルスの腹はマグマシールドに。ちなみに前述のヒレ可動ギミックはシールドクラッシャーというクローとして使います。

マグマブレードももちろん有り。ランドサウルスの柄パーツに刃をセットして完成です。

ブレードにはウイングミサイルをセットすることも可能。実はこの柄パーツ、ランドサウルスのノドになる部分で、口からミサイルはこのパーツを使ったギミックなのです。

ノドパーツにはもう一つの持ち手が付いており、ブラスターとして持たせることもできます。ギガミサイルをセットすれば雰囲気も抜群。実はこれ今回のリメイクでオミットされた要素なんですよね。それっぽく持たせることもできません。

我が剣に歯向かう者には死あるのみ!!

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まとめ&おまけ

新旧の比較。こんなに大きさが違うんですね。デザイン的にはほぼ同じで、まさに正統派上位互換リメイクです。

マグマサウルス形態でも。恐竜モードのプロポーションも大幅に見直されていることがわかると思います。

そしてやっぱりこの並びを見たいですよね。ビッグコンボイ(アンコール版)と。ビッグコンボイは当時品の時点で奇跡的なカッコ良さを誇るアイテムなので、レガシーマグマトロンと並べても違和感が無い!大きさの差も理想的じゃないですか?

大宇宙の対決!!

「マンモストンファー!!」「フンッ!!」

「甘いぞビッグコンボイッ!!」

ガキィィィィン!!

「シールドクラッシャー!!」「ぐあっ!?」

「お前の力…その程度か!?」

…時間軸は変わって、こちらはレガシーユニバースに迷い込んだマグマトロン様。
「クックック…レガシー世界…己の力が全ての世界か…面白い…」

「ワシがこの世界の覇者となろうではないか!!」
「うわぁ…見るからに悪くて強そうなオジサンが出てきたよ…?」

ズゴォォォォン!!

「マズイ!!ここは退却してもっと仲間を集めるんだ!」
「そ、それ、賛成!!」
…レガシーユナイテッドの戦いは続く…?

最後は新旧アイテムでキメポーズ!!

レガシーユナイテッドマグマトロンでした。例年ハズレ無しのコマンダークラスは今年も大アタリ!!奇をてらわず、プロポーションと可動の向上に心血を注いだまさに正統派上位互換リメイクです。とにかく立たせているだけでカッコいいので、少しでも気になるなら絶対レベルでオススメ!おそらくこんなマグマトロン様には2度と出会えないですよ~!!というわけで皆様からのレビューやご感想もお待ちしております。

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