トランスフォーマースタジオシリーズ SS-28ドロップキック & SS-36ドロップキック2 レビュー

スタジオシリーズ
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 『バンブルビー』アイテムおさらいシリーズ。第2回目はドロップキックです。シャッターとバディを組んでバンブルビーを追跡するちょっとオツムの弱いディセプティコン戦士。シャッターと同じく2回商品化の機会に恵まれました。早速順番に見ていきましょう。

TRANSFORMERS STUDIO SERIES – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマー実写映画のトイライン。2018年から展開。映画『バンブルビー』公開に合わせてこれまでのラインを仕切り直しし、歴代のキャラクターをより劇中に近い形・スケール感の新規設計でリリースしていく形となった。主に映画1作目から3作目(『ダークサイドムーン』)、および『バンブルビー』の登場キャラクターからチョイスされている。

・販売2019年
・英名TRANSFORMERS STUDIO SERIES Dropkick / Dropkick2
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SS-28 ドロップキック

【フロント&リア】ドロップキックです。どこからどう見てもドロップキック。…え?何か言いたいことありますか?w
 それはさておき、シャッター以上に「誰だオマエ?」感しかないロボットモード。そもそものスタイルが全く違いますし、グレーの方が多くなってしまっているカラーリングも別人感に拍車をかけています。これも情報が少ない中で開発せざるを得なかったムービーアイテム特有の現象でしょうか。ただ、このドロップキックはシャッターとは異なり”ドロップキックじゃなければ”見た目は悪くはありません。

【アップ】頭部はかろうじてドロップキックです。数少ないブルーの部分だし。胸に来ているクリアパーツのキャノピーが綺麗。

【可動】細身なので干渉も少なく、関節も深く曲がります。腕の折り重なったパーツがあまりカッチリしていなくて広がりやすいのが難点でしょうか。

【付属品】銃が2丁付属。ガトリングぽいデザインで、手に持たせて使います。ちなみにビークル時は黒い部分をクルっと内側に収納して使います。

 赤いシャッターとは対照的な青いボディが印象的だったキャラ(これはグレーですが)。クリフジャンパーをぶった切ったり、地球に来て早々何も考えずに人間を撃っちゃったり、ちょっとアブないヤツです。シャッターにたしなめられながら一緒に行動していました。

 ところで「ドロップキック」はG1でもディセプティコンのドローンメカについていた名前で、映画でもオフスクリーンにて量産のドローンキャラとして一部メディアに登場していました。初代ムービーでは商品化もされています。今回のドロップキックがそれらとどう関係しているのかは謎です。

【ビークル】ベルAH-1スーパーコブラという米軍ヘリコプターに変形。ライセンスを得ており、スタイリングはとても良いです。というかこの細いヘリコプターから劇中のマッシブなロボに変形させるってそもそも無茶じゃね?なんか商品のコンセプトそのものに問題があるような気がしてきました。

 手持ち銃を変形させた武器が機体側面についています。クリアキャノピーやペイントがカッコいいビークルモードですね。劇中では車の後にスキャンしてトリプルチェンジャー化していました。

【変形】この細い機体をロボにするために、パタパタ各所を畳んでいく変態変形です。トランスフォーマーとして結構楽しい部類に入る触り心地だと思います。

「ドロップキ~ック!!」
…ゴメンなさい…w

 ドロップキックでした。似てないという最大の弱点はあるものの、実はトランスフォーマー商品としてはそこそこ出来が良いというなんとも評価が難しいアイテムです。ライセンスのあるビークルモードの完成度も高めなので、ヘリTF好きの方なら迷わずオススメ。

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SS-36 ドロップキック2

【フロント&リア】こ、これは!ドロップキック1とは一体何だったのかというくらい完璧に劇中イメージに近づいたドロップキック2。こちらはシャッターと違って半年くらいで出たので、もしかしたら最初からこういう計画になっていたのかもしれません。全身ブルー基調のカラーリングと、マッシブな体形がまさにドロップキック。

【アップ】頭部も1とは全く違って劇中イメージそのまま。そして大きく突き出たボンネット胸が、やっぱりカーロボはこうでなくちゃという感じですね(実は劇中と比べると大きすぎるんですけどね)。

【可動】ヒーロー着地。可動は何気に1も優秀だったのでこっちの方が若干劣るかもしれません。それでもスタジオのカーロボとしてはこんなもんでしょうか。

【付属品】銃が付属。手首を収納してから取り付けるため、手先が変形したような感じですね。例の人間をブチュっとやっちゃう実写TFトップクラスに衝撃的な印象深い武器です。

「ニンゲンってのは吹っ飛び方は面白い。」

【ビークルモード】AMCジャベリンに変形。マッスルカーの中でも小柄な「ポニーカー」に分類されるみたいですね。イカついフォルムとツヤツヤのボディが美しく、前作はヘリなのがちょっと不満だったのもあって初めて手にした時は「ヤッター!!」という感想でした。

 クリアパーツが使われていてビークルの再現度には注力されている感じ。シャッターのプリムスもそうでしたが顔がいいですよね。

 武器は車体後部にはさみこんで装着できます。ターボエンジンみたいでカッコいいんですが、なんか塗装がはがれそうで怖いです。

【変形】腕部に全てのタイヤがついているところが特徴的で、慣れている人なら何も見なくても初見で変形できるくらいの難易度です。ビークルに変形するときの最後のガワ合わせに調整のにぎにぎが必要かもしれません。

 「ドロップキック2~!!」
 …ごめんなさい。

「追い詰めたぞB-127!!」

 ドロップキック2でした。カーロボとしては標準的な出来。シャッター姐さんと並べて劇中再現するなら断然こちらだと思います。ドロップキック2で人間ブチュ!!遊びを楽しみましょう(ダメw)。

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まとめ

 ドロップキック2体の並び。こうして見ると本当に1のドロップキック成分は頭部だけです。何度も言いますが、ヘリTFとしての出来はいいんですよ…。

 時空を超えた共闘。細身の1と、マッシブな2。

 ビークルの完成度はどちらも高めです。なおもう周知のことと思いますが、シャッターは1が車、2が飛行機なので空陸が逆になってるんですよね。

 ”2”同士の並び。なかなかアドレナリンが出てくる画です。どちらもアップデートされてホントに良かった。

 ビークルで並べるなら断然この2台。映画を通して見てみると黄色いビートルのバンブルビーと何もかも対照的で、ビギナーにもわかりやすいしすごく良いチョイスだと思いました。

 宣伝写真にも使われたので妙に印象的な通称「みんな~!」の場面(本当は全然「みんな~!」じゃありませんよ念のため)。

 一応、”1″同士でもやってみました。…君たちダレ!?

さあて、かわいがってやりますか…。

 シャッター姐さんの強烈なキックがさく裂!!

「くらえ~ドロップキ~ック!!」

 一瞬のスキをついてビーの反撃!!

 ディセプティコンが束になってかかってきても、バンブルビーは負けないぞ!

 スタジオシリーズドロップキック&ドロップキック2でした。もはや同キャラである必要はなさそうな2体ですが、せっかくなんで並べてやってください。ほんとに”1″もドロップキックじゃなければいい出来なんですよ。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしております。したっけねー。

みんなのアメトイレビュー

  1. ラララットル より:

    このドロップキック1を見てると個人的にはシャッター2みたいにヘリモードから車とヘリのガワが混在してる劇中中盤からのロボモードになるドロップキック3をだしてほしいと思ってしまいます。劇中の描写からシャッター1に関しては頭部に目を瞑れば地球にきたばかり時のデザインとしてみれますけどドロップキックは車→ヘリの順でスキャンしてるのでドロップキック1のロボモードは本当に誰?ってなっちゃってるのが残念ですね。ドロップキック2は本当にデザインも含めていい物だと思います。

    • Aoi-Ame Aoi-Ame より:

      1は映画制作と同時進行の資料が少ない中での開発ということを差し引いても違いすぎるんですよね。だから3が出たら最高ですねぇ!
      ただ救いなのが、モブのヘリTFだと思ってしまえばかなり出来がいいんですよこの型はw

      • バンブル より:

        辻森虎夏だとダサいのでバンブルで行かせてもらいます