さて今回はトランスフォーマーレガシー第2シーズン「エヴォリューション」から、スカイクエイクが登場です。レガシーから続く『プライム』キャラのリメイクシリーズ。アニメでの出番が少なく商品化も不遇だったスカイクエイクが選ばれたのには驚きましたが、ただのリメイクでは無いようで…。早速見ていくことにしましょう。
TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。
・販売 | 2023年 |
・英名 | TRANSFORMERS LEGACY EVOLUTION PRIME UNIVERSE SKYQUAKE |
【パッケージ】『プライム』に登場したディセプティコン。数千年前の大戦中に地球に送り込まれ永い眠りについていましたが、スタースクリームの手により復活。ただし忠誠を誓うのはメガトロンのみだったため、言うことを聞かずにオートボットと交戦し戦死しました。後にダークエネルゴンによりゾンビ兵として復活しましたが、異次元空間に閉じ込められ最期となりました。
主な出番は2話のみで、商品展開も同型の兄ドレッドウィングのついでが多かった不遇のキャラ。国内では小さ目のEZコレクションのみ販売という悲しさ…。
なお名前の初出はG1で、1992年のEU展開時における航空機系ヴィラン軍団である「プレデター」のボス。「スカイクエイク」というのは、実は航空TFの中では由緒ある強キャラネームとなっております。
※リンクはいずれもTFWikiより
【ロボットモード】プライムキャラは全体として曲線デザインが基本でしたが、それをやや直線的にリメイクした今回のスカイクエイク。もしG1世界にプライムキャラが紛れ込んだら…というIFが楽しめるものとなっています。前年のバルクヘッドやノックアウトも同じコンセプトでしたね。
なお大きくケレン味のある肩アーマーや若干ディフォルメされた体型バランスなどには、G1のデザインとは一線を画したプライムの面影が残っています。
【アップ】プライムキャラのG1化に際して一番違和感を覚えるのが顔に「鼻」が付くこと。スカイクエイクはよく見るとやっぱり鼻が付いているんですが、ヘルメットデザインと一体化してあまり目立たないようになっており、比較的原作に近い雰囲気が楽しめます。
【可動】リーダークラスの巨体ですが、きちんと動くところは動きます。頭部を上に向けられるのが嬉しいですね。
腕や脚の裏の肉抜きにはちゃんとフタがついています。足の方は少し無理矢理感がありますが、リーダークラスならではの贅沢なコストの使い方ですね。
ゴツい肩アーマーは可動の邪魔になりそうですが、ご覧のように逃がせる構造になっているので大丈夫です。
【付属品】まずはこちらクリアパーツのソード。久々にエネルゴンウェポンってこと?2つに折りたたむことができるので、ライトセーバーみたいに剣が伸びる遊びができます。
ガッチリとアーマーを着込んだような体型のスカイクエイク。剣を持つと無骨な武人という雰囲気に。
「どりゃあァァァァ!!」
ちなみに持ち手は5ミリですが、ジョイント部になぜか小さな突起があり、このドレッドウィングのように少し開いた握り拳じゃないと持つことができません。
2つ目の武器はガトリングガン。プライムの時からおなじみです。このように逆手に持たせます。
砲身の中ほどにも5ミリの持ち手があり、両手で持つことが可能。これはカッコいい!
「オラオラオラオラー!!」
別売りのファイヤーエフェクトにも対応です。
説明書には特に指定はありませんが、武器を使わない時は背中の5ミリ穴にでも適当に付けときましょう。
なお折りたたんだ剣はガトリングガンの裏側にセットしておけます。プライム展開の時のクリア武器が光るギミック「パワーライザー」へのオマージュかな?
【ビークルモード】プライムのジェット機を元にG1要素をプラスしたようなハイブリッド仕様。マンガチックなゴツい爆撃機といった風体でとてもカッコいいです。また中にパーツが詰まっていて、手にとった時のズッシリ感がこれぞリーダークラス!という感じ。同じリーダーのブリッツウィングを持った時の感触に似ています。
コクピットのキャノピーを上げると座席のようなモールドが。小さすぎて載せられるようなフィギュアはありませんが、これまたリーダークラスならではの贅沢さ。
こちらも贅沢なコストの使い方。最近はオミットされがちなランディングギアが、なんと3ヶ所も!
武器は機体底面にマウントします。
後方ジェットノズルは5ミリ対応なので、アフターバーナー再現可能。
そしてこちらがスカイクエイクのワンギミック。何故かニードルノーズとビークルモードで合体できます。G1スカイクエイクがプレデターのメンバーと合体できたもののオマージュです。肝心なプレデターの面々は…出る可能性低いだろうなぁ。
【変形】リーダークラスでパーツが大きいわりには、こまごまとした動きが多い印象。ステップ数多め+クリアランス少なめ+説明書がわかりづらいのでイラッとなる方も多いみたいです。あとネット上ではロボの背面がうまくはまらない!という話をよく目にしますが、うちのは特に問題ないんだよなぁ。変形間違ってるのかな?
ちなみにこれが問題の変形方法の違い。右のようにキャノピーを外に出すのが正解のはずだと言われております。確かに若干収まりが良くなるような。
スカイクエイクフル装備!もともと強キャラだったところにボスの風格も加わって、俺ユニバースの敵にちょうどいいキャラだと思います。
『プライム』展開時に国内で唯一発売されたEZコレクション版と。より有機的なシルエットなのがおわかりでしょうか。それにしてもこの頃のEZは神がかっていて、これでも十分満足だったんですよね。
G1スカイクエイクと。頭部や胸部、腕などのデザインが流用されているのがわかります。TFの勢いが最も弱かったであろう時期で、かろうじてEUで新商品が出続けていたころです。スカイクエイクもそんなEU展開キャラですが、今見返すと独特のビビッドな色使いがたまりません。
プレデター、アターック!!
「ご先祖様にご報告申し上げます!」
…おわかりいただけただろうか!?
トランスフォーマーレガシーエヴォリューションからスカイクエイクでした。ネット上ではちょくちょく不満を目にしますが、まあ確かにやや面倒で気持ちの良い変形とは言えないかもです。それでも両モードのカッコ良さは抜群ですし、リーダークラスならではのズッシリ感、ちょっとしたお遊びギミックが楽しめる良アイテム。迷っているならとりあえず買ってみることをオススメします!というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。
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みんなのアメトイレビュー
ドレッドウイングも発売決まりましたね。
色はあっち(ドレッドウイング)が好み、武装はこっち(スカイクエイク)が好み、ビークルモードはG1玩具が好み…(あの機首というか胴体の長いところが好きなんです)
ってどれだけ無い物ねだりしてるんだ私。
それぞれ一長一短あって結局全部買う!はtfwikiあるあるですね
かく言うぼくはスカイクエイクの方が色が好みでドレッドウィングの武器が欲しいですw