トランスフォーマーレガシー TL EX-07オーバーライド レビュー

TFジェネレーションズ系
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 さてようやく2月組のVSコレクションにたどり着きました。レガシーのサブラインとして米ウォルマート限定でリリースされたヴェロシトロンスピーディア500コレクションから、オーバーライドです。日本ではタカラトミーモール限定。当時品も持っていたので、いつものごとく併せてレビューしてしまいます。というわけで早速見ていきましょう。

TRANSFORMERS LEGACY – HASBRO
 ハズブロのトランスフォーマーメインラインである「ジェネレーションズ」の、2022年のサブタイトル。前年まではある程度の一貫性のあるストーリーに沿って商品がリリースされていたが、レガシーでは「様々な世界を横断してキャラクターたちが集結する」という以前のコンセプトに回帰。ただ、例えばTFプライム世界のキャラクターがG1世界のデザインにリメイクされていたりという新たな展開も見られる。

・販売2023年/2005年
・英名TRANSFORMERS LEGACY VELOCITRON SPEEDIA 500 COLLECTION CYBERTRON UNIVERSE OVERRIDE / CYBERTRON OVERRIDE
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TL EX-07オーバーライド CYBERTRON UNIVERSE OVERRIDE

【パッケージ】米ウォルマート限定だったVS500コレクションのボックスはシンプルな長方形でさらにビークルでの封入。レースをテーマにしたシリーズらしい仕様です。イラストや全体の雰囲気もレガシー本編とは異なります。オーバーライドはWAVE1のボイジャークラスなのですが、国内ではまだWAVE1しか正式導入されておりません。

【ロボモード】後ほど比較するとわかるのですが、当時品と比べると圧倒的にスラっとスリムになったプロポーション。手足も長く、ヒロイックさや女性らしさみたいなものがアップしております。
 オーバーライド(和名:ニトロコンボイ)はユニクロン3部作の最終作「CYBERTRON(和名:ギャラクシーフォース)」に登場したTF。スピードが全てを決める星「VELOCITRON(和名:スピーディア)」のリーダーで、最高のレーサーでもあります。アニメは日本のギャラクシーフォースが先行して作成され、ニトロコンボイは男性設定でしたが、米国にローカライズされる際に女性と設定されました。そのためもともと玩具も男性として作成されておりましたが、今回は明らかに女性キャラを意識して作られています。女性型オーバーライドとして初商品化ということも言えますね。

【アップ】顔も旧アイテムより柔和なデザインとなっています。後頭部は赤いクリアパーツでできていますが、目は塗りつぶされていて集光ギミックは無し。

【可動】旧アイテムは一発変形ギミックのため可動が制限されていましたが、今回はそこから解放されました。グリグリとまではいきませんが標準的な可動を備えた「動かせるオーバーライド」です。

【付属品】ビークルのエンジン(?)部分が丸ごとはずれて武器になります。この状態だと何やら四角いカタマリですが…

 銃身を前方に展開することでツインバレルのブラスターに変形。旧アイテムではこれがサイバープラネットキー(和名:フォースチップ)によるイグニッションギミックでパシャっと自動展開したんですよね。

 ちなみに面白いことに、武器の後部にはサイバープラネットキーがぴったり収まる穴が開いています。ちょっとユルユルなんですけどね。もちろん特に何が起きるわけでもありません。

 シージ等のエフェクトパーツにももちろん対応。

 モデル体型で戦うリーダーで凛々しくて…オーバーライドはTF界の米倉涼子や〜w

【ビークルモード】流線形が美しいSFスポーツカーに変形。クリアパーツのタイヤや斜めに配置されたフロント部など、かなり前衛的なデザインでなおかつカッコいい。デザイナーさん天才w

 上記の写真はビークル後部がさびしいですが、そこにはエンジンパーツが付きます。付けた状態がデフォですね。

 ビークル時での銃身はジェットエンジン的なものに見立てられます。

【変形】オーバーライド当時品は一発変形ギミックが特徴でした。今回はもちろんそれは無いものの、当時の変形方法を概ねなぞったものとなっています。一か所だけ、ロボにするときの肩固定のときに、どう考えても「プラの弾性を利用しなければできない動き」が含まれているのが気になりました。

 レースの合間にはファッションモデルもこなすスーパーカッコいいウーマン!みたいなイメージで…。

 レガシーオーバーライドでした。普通に動くオーバーライド(ニトロコンボイ)は待望の商品だったわけですが、さらに女性型オーバーライドとしても初商品化。ソツのない出来の良品なので安心して購入してOKだと思います。販路限定品なので出会いがあったら確保をおすすめしておきますよ。

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サイバトロン オーバーライド(CYBERTRON OVERRIDE)

【ビークルモード】次は当時品オーバーライド(ニトロコンボイ)をビークルモードから紹介しましょう。僕が持っているのは海外版なので、ニトロコンボイというよりはやっぱりオーバーライドです。
 レガシー版とほぼ同じパーツ構成なのですが、当時品はなんというか全体的なパーツのみっちり具合が圧倒的で、フロントの特徴的的なフェンダー部やキャノピー部、後部エンジンパーツなどボリューム感たっぷり。ビークルの美しいデザインを思う存分堪能することができます。

 個人的に一番気になった違いがこのロボ時のつま先になるフロントライト部分。当時品はここが大きなパーツになっていてケレン味たっぷり。逆に言うとレガシー版は小さくなってしまって残念ポイントなんですよね。
 ちなみにこのゴールド塗装の下はクリアパーツになっていて、わざと塗装を剥がすとさらにカッコ良くなるのは有名な話。

【変形】サイバトロンオーバーライドといえば一発変形。ビークル前方真ん中の黒いパーツがトリガーになっていて、押し込むことでここまで自動展開します。スピードプラネットリーダーとして変形でもスピード感を表したんでしょうかね。可動やプロポーションは犠牲になっていますがキャラ立ちには有効だったんではないでしょうか。

【ロボットモード】ギミックによる弊害でもあるんですが、上半身がマッシブで下半身が若干貧弱なゴリラ体型。当時としてもギリギリ女性に見えなくもないでしょうか。

【アップ】他のキャラに比べれば優男ですが、レガシー版から見ればやっぱりイカツい男性顔ですね。造形に関しては既に完成度が高いです。

【可動】サイバトロン(ギャラクシーフォース)期は既に可動も一定の領域に達していましたが、オーバーライドに関しては何度も述べているとおり若干弱め。一発変形ギミックを優先させるため胴体が厚かったり手が短ったりでヒーロー着地は全くできませんでした。

【付属品】レガシー版にも受け継がれているエンジンブラスター。軟質ウィングが曲がっちゃってます。レガシーと比べて塗装も多くて豪華ですね。

 そしてこちらサイバトロン商品についていたサイバープラネットキー(和名:フォースチップ)。オーバーライドのはゴールドのスピードプラネットキーです。

 エンジンブラスター後部にサイバープラネットキーを差し込むとギミックが発動し、ガシャン!と銃身が前に飛び出します。「キーを挿す」という大きな動作をするわりにはこじんまりとしたギミックなんですが、シリーズ通して全体的にこんな感じのが多いんですよね。

 ちなみにビークル時もギミック発動可能。レガシー版はなぜかこれができなくなってしまっています。

 サイバトロンオーバーライドでした。可動やプロポーションは劣るのですが、当時品には当時品としての魅力がやっぱりあります。ギミックしかり、ボリュームしかり、ビークルのフォルムしかり。新旧を比べてみてキャラクターの進化を体感するのもいいかもですね。

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まとめ&おまけ

 2体並べて。パーツ構成やデザインは完全と言っていいほど同じでも、全体的なバランスが再構築されていることがよくわかると思います。ここまでくると男女の別TFとして扱うこともできますね。

男女モデル風に。

 ビークルモードに関しては当時品が圧勝かなぁ。フロントライト部やキャノピーのボリューム感がいいんですよね。流線型の美しさも当時品の方が優っているかも。

 そしてヴェロシトロンTFの特徴であるクリアパーツタイヤ。当時品の方がボリューム満点で、かけられるコストの差をひしひしと感じます。

 オーバーライド(レガシー&サイバトロン)でした。「ヴェロシトロンスピーディアコレクション」と銘打ったわりには純粋なヴェロシトロンキャラはこれだけなんですが、そういう意味では当シリーズの目玉商品ということになるんでしょうね。ギャラクシーフォースキャラはこれからどんな風にリメイクが進んでいくか楽しみです。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす(設定ミスで名前とアドレスが必須になっていましたが、解除いたしました)。

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