トランスフォーマースタジオシリーズ SS-07 グリムロックほか レビュー

スタジオシリーズ
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過去良品を振り返るシリーズ。今回はスタジオシリーズ初期のフラグシップアイテムであるグリムロックの紹介です。

TRANSFORMERS STUDIO SERIES
TAKARATOMY / HASBRO
GRIMLOCK
2018
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SS-07 グリムロック(GRIMLOCK)(2018)

【ロボットモード】実写映画4作目「ロストエイジ」及び5作目「最後の騎士王」に登場。なぜか(都合良く?)ロックダウンの宇宙船に囚われていたところをオプティマスが解放。タイマン勝負の末に仲間になりました。「グリムロック」の名に恥じない圧倒的な強さで、劣勢だったオートボットの逆転に大いに貢献しました。
そんなグリムロックの映画公開時の商品は、大まかにシルエットを捉えているもののディテールが完全に不足しており、再現度という点では不満の残る出来でした(玩具としては良いものです)。SS版はそんな当時品の心残りを吹き飛ばすほどの圧倒的な完成度でのリリース!SS初期のフラグシップアイテム的な存在で、「これはとんでもないシリーズが始まったぞ」というインパクトを与えてくれたものです。

【アップ】まるで画面の中から飛び出してきたんじゃないかと思わせてくれるものすごい情報量!映画のCGデータを使うことができるSSならではのディテールです。色もよく見ると細かく塗り分けられており、汚し塗装もリアリティアップのために効果的に使われているのがわかります。

【可動】この見た目ですからさすがにアクションには制限があります。特に腰アーマーが干渉する下半身は動かすのが難しめ。見た目優先ということで。

ウォォォォン!!
実写版グリムロックはしゃべることができません(しゃべらないだけ?)。

右手はもともと鉄球状になっており、強烈な一撃をおみまいできます。

ハンマーパーンチ!!

左手には恐竜時の腕がくっついているので、クローっぽく見立てられます。なお残念ながらそれ以外に武器などの付属品はありません。

【ビーストモード】メカティラノサウルスに変形。ツノがついていたりして、純粋なティラノというわけではないようです。超絶再現度のロボから変形したとは思えないほどのこれまたものすごい再現度のビーストモード。

口は開閉することができます。これまた迫力が半端じゃない!!

脚部はある程度動かせます。

とんでもない完成度に見えますが、実はよく見るとロボ時のパーツがそのままになっていたりします。ゴチャゴチャしたデザインでうまくそれを隠している感じ。

これはただエフェクトを口にくわえているだけ。

ミニカーサイズがちょうどいい大きさ。

【変形】この両形態をどうやって両立しているんだろうと思ったら、拍子抜けするほど単純な構造だったりします。先述したとおり、ゴチャゴチャしたデザインでうまくカモフラージュしている感じ。

騎士王オプと。大きさはもっと差が欲しいですが、ディテールはいい感じ。SSでもそろそろこのオプが欲しいですね。

あーよしよし。

劇中の比とは異なりますが、組み合わせて遊ぶにはちょうど良いサイズ。

オレ、モ、グリムロック…

世にも珍しい同名同士の戦いだ!

ムービーザベスト(MB)グリムロックと。MB版はロストエイジ当時品をリデコして劇中に近づけた特別仕様アイテム。こうして並べて見ると、ディテールが足りないだけで、各パーツの大まかなフォルムはかなり近いことがわかります。

ビーストモードでも。オモチャとしてのまとまりはMB版も決して劣りませんよ。

MBからメイスを拝借。映画でもこの武器を使っていたのでSS版にも欲しいところ。補完アクセサリセットさえあれば他にもいろんなことを解決できるんだけどなぁ。

グリム親子。

SSグリムロックでした。アクションにクセはあるものの超絶ディテールが全てを吹っ飛ばしてくれる初期の傑作です。なにはともあれまずはこの造形美を堪能してください!

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ボーナストラック ムービーザベストMB-09 ダイノライドグリムロック&オプティマスプライム(DINORIDE GRIMLOCK & OPTIMUMS PRIME)(2017)

【ロボットモード】ムービーザベスト(MB)は「最後の騎士王」展開前に、それまでの実写アイテムを豪華塗装などの仕様変更で再録した国内独自シリーズ。グリムロックはオレンジ色だった当時品(TFwikiより)を、劇中を意識した(?)メタリックグリーン調に変更し、さらに一緒にからめて遊べるオプティマスのミニフィギュアを新規で追加。SS版を見た後だとあっさり気味で物足りないですが、よく特徴をとらえつつロボット玩具としてのカッコ良さを兼ね備えた佳作です。

【可動】シージより前の商品なので、可動域はやや狭め。またヒジは内側に曲がるタイプで、ポーズ付けにはクセがあります。

【付属品】メイスが付属。SS版には付いていないのでアドバンテージですね。ただし持つところはご覧のとおり軸から枝分かれした部分。

ズドーン!!メイスの中はスカスカですw

腕を俺変形させてクロー風にしてみました。

【ビーストモード】フォルムもカッコいい上にどことなく愛嬌もあるビーストモード。メタリックグリーンも映えますね。

口は開閉が可能。口の中もちゃんと塗装されています。

なお顔の横にスイッチがあり、ここを押すことで口の開閉ができます。こういうオモチャっぽいギミックもこの商品の魅力。

ガオーン!!…これはエフェクトを中に突っ込んでいるだけです。

メイスはシッポに付けて延長が可能…なんですが、違和感アリアリでとりあえず付けられますという感じかな。

【オプティマスプライム】MBで新規で付いたオプのミニフィギュア。小さいのに塗り分け頑張ってます。

腕・脚の付け根、ヒザ、腰が可動。さらに剣と盾まで付いていて、オマケフィギュアとは思えないしっかりとしたクオリティ。

「伝説の戦士たちよ!共に戦おう!」
サイズ感は微妙に小さすぎるかな?

グリムロックビーストモードの背中には、座らせる用(黄)と立たせる用(緑)のピンが追加されており…

こんな感じでダイノライド遊びができてしまいます。

ロストエイジダイノボット軍団と。おそらくオモチャ展開上子供達にも訴求できるようにあえてカラフルになっています。そろうと壮観ですね。

「オートボットよ!行くぞ!!」

SS&MBグリムロックでした。方向性はかなり異なりますがどちらも良いアイテム。キャラ人気もあるので高くなりがちです。中古市場を中心にじっくり探してみてください。というわけで皆様からのご感想やレビューもお待ちしておりまーす。

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